1980年8月号 雑誌「月刊平凡」A班、B班に分かれての興行が始まる 松本はB班へ

1980年、まだビューティペア時代が終わりつつある頃の記事です。

 

 

松本は「若さが売りもののナンシーチーム」の左から2番目だと思います。

その右はユウな感じがしますが、写真が悪いので分かりません(^^;

 

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夏を前にした女子プロレス界にも、あの梨本さんが取材にくようなショッキングなニュースが流れ、タイガーのアニキのデスクまで跳んできたよ。

6月の末から開かれる第二次ビックサマーシリーズの途中から、ジャッキーやトミー、ナンシーのビューティ軍団が2つに分裂、それぞれA班、B班と分かれ、2つの場所で試合が行われるいうんだ。

 

A班のジャッキーチームには、御大のジャッキー佐藤をはじめ、横田利美、堀あゆみ、ミミ萩原の中堅選手、北村智子、伊藤浩江、長与千種、新国純子の4人の新人選手が所属。

 

B班のナンシーチームには、ナンシー久美、ルーシー加山のタッグ選手権チームを筆頭に、トミー青山、佐藤ちの、奥村ひとみ、師玉美代子、大森ゆかり、坂本和代、松本香らが所属、チームを形成する。

さらにそれぞれの班に、ブラック軍団や外人レスラーが分かれて行動、対戦し、毎日の試合が続くという。

 

7/6、白石市で行われる試合を手始めに、北海道地方を回るA班には、ブラックのマミ熊野、川上法子、モンスター・リッパー、シャベラ・ロメロが参加、ジャッキーとのパワーあふれる試合が期待されるだろうし、また山陰・山陽地方を回るB班には、ブラックの池下ユミ、天神マサミ、外人のシェラ・サラザーが参加、トミーやルーシー、ナンシーとの技と技、力と力の試合が数多く見られそうだ。

 

「今までジャッキーさんにたよってきたところもあるので、新しいものを探しだす、いいチャンスだと思っています」とトミー。

「あまり関係ないね。むしろ、ビューティ軍団が2つに分かれたから、余計に戦いやすくなるね」という池下。

「ちよっとキツイけど、新人を育てることもふくめて頑張らなくっちゃね」というジャッキー。

 

もちろん、主なる会場などでは、A班とB班が合同で試合をし、A班とB班、それにブラック軍団のチーム対抗、リーグ戦も開かれる予定だというから、このショッキングなニュース、本当は楽しみ倍増のうれしい話かもね。選手は息ひとつぬけない大変な試合の連続だろうけど・・・。

さて、キミはどのチームを応援する? しっかりたのみますヨ!!

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GoGo!に掲載されていた陣容では、大森ゆかりがA班だったが、最初はB班だったのか?

(この本は8月号なので、7月以前に書かれたものだと思われるため)

長与はA班だったのに、B班になってしまったということでしょうか。

見た目売れそうな大森と、長与をチェンジ!! と言うことになった可能性が高い感じがします。(^^;

 

B班は山陰地方ということで、おそらく閑散としているでしょうね。

北海道も場所によっては相当に人が少なさそうですが・・・。

 

ナンシーチームには多くの新人が入りますが、ここからサバイバルが開始されます。イジメシゴキについていけない選手がどんどん辞めていったんでしょうね。

 

ちなみにインフォメーションのところに「8月8日の田園コロシアムで夏の祭典が開催」と書かれていますが、松本の正式なデビュー戦は、この田園コロシアムとなります。

その前にB班で試合はやっていたようですが、正式なデビューとなると少し後になるんですね。

ちなみに田園コロシアムでの試合は、A班対B班の新人通しの潰しあいとなったようで、B班で勝利したのは、松本とユウだけだったようです。