1983/9/1 リングスター Vol.18 「目方でドーン」の松本&ユウ

 

1983/9/1に発売されたリングスターのVol.18です。

例によって極悪部分のみ見ていきます。

 

 

 

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目方でドーン

全日本のベルトこそライオネスに奪われたが貫録は十分。巨体を利用してのボディアタック、短かい腕を振り回すようなラリアート、 ブレンバスター・・。 90キロの体重を全部かけたヒップドロップ...。 豆タンクのような身体の わりに動きは歓ショウ。 童顔のせいか反則を しても、どこか可愛気 があるのか、お客さん からもブーイングはあまり出ない。その点は 得な選手だ。体重では 女子プロレスNo.1。
本名同じ。昭和35年 11月11日生まれ。 埼玉 県熊谷市出身。55年女子プロレス入り。
得意技 ボディアタ ック、ヒップドロップ

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83年1月に熊谷で全日本王座を奪取し、リングスターVol.17では堂々の「全日本チャンピオン」と書かれてプッシュされた松本ですが、Vol.18ではベルトも奪われて、デビル軍団のNo.4にまたまた逆戻りしてしまいました。

「童顔だから、ヒールとして得な選手だ」と書かれていますが、松本としては全く逆。いかにヒールとして憎まれ役になるのか悩んでいるのに、広報はそんな気持ちも分からなかったようです。

「目方でドーン」と書かれていますが、昔「目方でドン」という番組がありました。奥様の体重の分だけ、自分たちで目方を目算しながら買い物ができるという、今考えるとトンデモないセクハラ番組でした。デブの女ほど冷蔵庫やストーブが買えるという有利さがウケていました。松本も出場すれば冷蔵庫は余裕だったでしょう。

 

 

写真部分を拡大してみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いてはユウ。

 

 

 

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ボリュームたっぷり


でっかい身体をものともせず三段ロープ をかけ上がって急降下してぶちかますメガトン爆撃は相手を一発でKOする威力を秘 めている。
彼女もタイトルには縁が薄いが、全日本のベルトをめぐってライオネス飛鳥と30分フルに闘った実績はいまも生きている。
今年六月お父さんが亡くなった。 「ユウがチャンピオンになる日まで死ねない」 といいながら息を引きとったそうだ。このお父さんのためにも、これまでとは違った意味で勝負に徹しタイトルに執念を燃や してくるだろう。
恵まれた身体をフルに使って暴れ回ると なると、ライオネス飛鳥もうかうか出来なくなる。後半からのユウのやる気が見もの。 

本名 本庄ゆかり。昭和37年10月31日生まれ。東京都北区出身。55年女子プロレス入り。
得意技 ボディアタック、ヒップドロッ プ、ニードロップ。

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ユウは「ボリュームたっぷり」と書かれています。なにかもう食べ物みたいになってきました。

お父さんは1983年の6月に亡くなられたようです。

 

写真部分を拡大してみます。

 

 

 

 

 

 

 

最後は中野。

 

 

 

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中野恵子

六人の中では身長、体重とも一番恵まれている。ジムで柔道練習中に腰を痛め少し出遅れたが、身体があるだけに出てくると早い。

ランニング、うさぎ跳びなどは苦手のようだが、ベソをかきながらも完走する根性はなかなか立派。愛称はパンダ。

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ジムの練習中のケガというは謹慎のことを言っている可能性もあります。

「うさぎ跳びが苦手でベソをかきながらも完走する姿」というのは過去の松本と一緒。このあたり、すでに極悪同盟に入る予兆が見えてしまいます。