1983/8/1のサンデー毎日に女子プロレス特集がありました。またまた引用します。
この時期、珍しくトップページに松本が写っています。
写っているじゃないですか、足が!!(笑)
この「AU」と書かれたシューズ、顔は写っていなくても、ハッキリと松本と分かるという点で偉大ですね。こういうシーンでの雑誌掲載でも、自分だと分かるようにするために、シューズに「AU」と書いた・・なんてことはないでしょうが・・。しかし、結果として後世になって、足だけで松本だと判別できるという点で大いに役に立った偉大なシューズです。ダンプに改名してからは、「DUMP」というシューズになったと思います。
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いま、第4期黄金時代。
ビューティー・ペア、マッハ文朱引退の後、低迷していた女子プロレス界が、にわかに活気をとりもどした。会場はどこへ行っても超満員。加えて、テレビ中継(フジテレビ系) の再開。
猪木、馬場がつくりあげた男子プロレスブ ームの余波?
いや、いや、こちらにもスターがいる。そ のスターを中心に、独自に、別個に、復活し、 過熱しつつあるブームなのだ。
スターは、二人。横顔を紹介しよう。
まず、WWWA世界チャンピオン、ジャガー横田。女子プロレスではナンバーワンのスピードとテクニックの持ち主だ。56年2月、ジャッキー佐藤を破って王座についた。本名、横田利美。昭和36年7月25日生まれ。東京都荒 川区出身。160センチ、58キロと小柄だが、その 名の通り猛獣のような素早く正確な身のこな して敵を翻弄する。得意技、スープレックス、 ジャンピング・ボディー・アタック、ミサイ ル・キック。
もう一人は、オールパシフィックチャンピ オン、ミミ萩原。芸能界から転身してきた異色選手だ。57年11月、ジュディ・マーチンを 破り王座に返り咲いた。ビューティー・ペア、 マッハ文朱について歌うレスラーとしても活躍中。本名、萩原妙美。31年2月6日生まれ。 165cm、58キロ。少女時代、スイスに留学し、 英・仏・スペイン語を話す。得意技は、フライング・クロス・チョップ、回転えび固め、 そして相手を後ろ向きにローブにふり、その 反動で肩にかつぎあげ、バック・ドロップふうに後方に投げつける、彼女強得の必殺技。
ああ、オレたちもあんなふうに投げられてみたい!・・・・・・男たちの潜在的なマゾヒズム願望を刺激して、女子プロレスは、妖しく、なまめかしく、いま、めらめらと燃えている。(西)
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第一期がマッハ文朱、第二期がビューティペア、第三期がクラッシュブームかなぁと思うんですが、「第四期黄金時代」と書かれています。当時の解釈だとそうだったのか、私が間違っているのか。結局今になって振り返ってみると、大きな波は上の3つだと思うんですよね。ミミとジャガーの時代は後のクラッシュ大ブームによって谷間の時代となっている感じがします。小さな山は大きすぎる山には埋もれてしまいます。もちろん、この間にクラッシュを育てる土壌を作ったのはミミやジャガーなんでしょうけど。