1984/1/4 リングスター Vol.19 ダンプ改名直後のパンフレット

1984/1/4に発売されたリングスターのVol.19です。

例によって極悪部分のみ見ていきます。

 

 

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身長は低いが体重は90キロをオーバ しており、 女子プロレスでは珍しいアンコ型。とにかくモモの太さが普通の人のウエストというからすごい。
得意のボディアタックも重心が低く、下から押し上げる形になるので相手に与えるダメージも大きく、 長身のジャンボなど「身体とともに頭でアゴをつきあげられるので大変です」といっている。
リングネームのダンプはファンがつけた名前。 今年はマスクド・ユウと"メガトン・コンビ"を結成、 大いに暴れまわるという。
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ダンプに改名した直後、改名理由はファンの方がつけた名前と書かれています。

 

深谷でワンカップ飲んでいたオッサンって松本のファンだったのか!?

 

名前は「ダンプ」になっていますが、写真はあまり変わり映えしませんね。ほぼ使いまわしです(^^;

 

「"このヤロウ・・"とパンチ攻撃」とありますが、アルミ缶攻撃ですね。

 

続いてユウです。

 

 

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ジャンボ堀より身長で5センチ低いが、体重は18kg重い。 それだけにスピードを乗せたボティアタックでまず機先を制 し、あとはトップロープから 加速度をつけたヒップドロッ プで仕上げるという、いかにも大型選手らしい攻撃。
これまでタイトルにはあまり縁がなかったが、昨年亡くなったお父さんの遺言が「一度ベルトをしめるのを見たかった」 それに応えて今年はぜひともタイトルを ー と全日本に焦点を絞っている。
ダンプ松本との"メガトン・ コンビ"は、二人あわせて200キロ。リングがへこむのではないかと心配されている女子プロレス界随一の重量ペア。 

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ユウのお父さんが亡くなった記事はみますが、遺言が「ベルトをしめるのを見たかった」というのは知りませんでした。最終的にWWWAタッグチャンピオンのベルトを巻いたときに、尋常ではなくユウは喜んでいましたから、お父さんのこともあるのでしょうね。

 

松本vsユウの試合ですかね。ユウのマスクがちょっと変わった感じですね。

 

 

 

元旦号ということもより、サインと目標が色紙で掲載されています。

松本は「勝つためには手段を選ばず」。

ユウは「悪の限りをつくしてマイペースでがんばります」。

2人の性格の違いが良く出ています。松本はここからプロ意識むき出しで変貌していきますが、ユウはマイペースだったので、そのあたりの食い違いが後々大きくなっていくのでしょう。

 

ダンプになる前の「松本香」の直筆サインが欲しいのですが、いままで一度もオークション等で10年以上チェックし続けてもみたことがありません。どなたかお持ちの方がいましたら、ぜひ譲ってください。デビル軍団の5名分の連名サインならばあるんですが。

 

 

 

続いて中野。

 

 

 

 

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83年度新人王決定戦 は十一月二十八日、東京・大田区体育館で勝ち残った中野恵子と小倉由美の間で30分1本勝負で行われた。
身体は小さいがパワ のある小倉と、体力は抜群の中野が、それぞれの持ち味を生かして激しい試合を繰り広げたが、体力にまさる中野が11分21秒体固め 小倉を破り第8代新人王を獲得した。
新人王になった中野は「うれしいです。 次はジュニアを」 と語れば、二位の小倉も「ジュニアに挑戦」といっており、二人は早く も宿命のライバル になりそうな気配。

中野恵子

中学時代から格闘技が好きで三年生の時、川口市内の女子柔道大会で2位の成績。 水泳も得意で海へ行けば一日中泳ぎま わっている。
大きな身体に似合わず柔軟性があり、 苦手のラ ンニングも歯を食いしばって完走するガッツの持ち主。83年新人王で将来を期待されている。

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新人王に輝いた中野と小倉のコメントが掲載されています。

ところで極悪メンバーは全員水泳が得意なんですね。(^^;

 

 

松本とユウに担がれたデビル。デビルの悪役姿は、本号で最後です。そして素顔で可愛い感じの松本も、これで最後となります。

 

 

関連情報

『1984/4/1 リングスター Vol.20号 ハンパじゃ勝てぬ!!』リングスターの1984年4/1の松本、ユウ、中野です。このときは極悪結成して数か月、まだ「ザ・ジョーズ」の名前もなく、「メガトンコンビ」と公式では呼ばれていた…リンクameblo.jp