エキサイティングプロレスの1984/7月号に掲載されていたので、引用します。
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元デビル軍団の"首領"と"部下"の対決がきた。 松本の反則攻撃に耐えかねデビル軍団を解散していらい初のシングル対決だ。
試合は、またも怪覆面マネージャーと クレーン・ユウを引き連れたダンプ松本が反則のやり放題。
チェーンを持ち出しデビルをロープ宙 吊りにしたところで、松本の反則負けと なった。
それにしても、最近のダンプ・クレー ン組はヒドイ。この試合は阿部四郎レフェリーがいなかったから反則負けになったものの、怪覆面マネージャーを引きつ れた超極悪コンビは増々老カイな反則をするようになったのだ。
いづれにしても元"首領"デビルはそれを許していない。これからもこの抗争が続くであろう。果して軍配はどちらに上がるのであろうか。
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デビル軍団解散後の初のデビルとのシングルマッチだったようです。
反逆児・ダンプvs 元女首領デビルの闘いです。
このときはレフェリーが阿部四郎ではなかったようで、ダンプの凶器攻撃が最終的には反則負けになったようです。この頃の極悪は、やはりダンプ、ユウ、阿部四郎のチームワークで勝っていく感じだったので、一枚でも欠けてしまうと極悪の本領が発揮できなかったのかもしれません。
もっとも反則負けでも、ダンプとしては暴れまくってデビルを痛めつけ、ファンからブーイングさえされれば、勝ちに等しい結果なのかもしれませんが。(^^;
デビルは心機一転、1984/2月にベビーフェイスへと転身しました。この頃から中国茶で痩せようと努力していたようです。そのためか、以前よりも優しい感じの顔つきにはなりますが、ヒールのときの迫力が徐々に失われていきます。これは本人がそう望んだのであれば良いのかと思いますが、1985年以降はレスラーの大型化が進んでいました。デビルは痩せたことで、存在感が徐々に薄くなっていった感じがします。
デビルはお腹に般若のマークの水着。ダンプはこの頃はまだ「AU」と書かれたシューズを履いていたんですね。
ザ・ベートーベンもいる頃なので、まだダンプはヒールの方向性を試行しているときですね。