エキサイティングプロレス1984年7月号に掲載されていましたので、引用します。
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WWWAタッグ・チャンピオンとして君臨しているジャンボが、このところダンプ松本とコンビを組み、女子プロマ ットに超極悪旋風を吹かし続けているク レーン・ユウと対決した。
この2人の闘いは、タッグ戦争の行くえを占うものとして非常に興味深いものがある。
ジャンボは、マット以外でも写真集を出したりで、このところ乗りに乗っており、またクレーン・ユウは、怪覆面マ ネージャーとダンプ松本を得てからは、 水を得た魚の様な爆れっぷりなのだ。 そんな中で試合開始のゴングが鳴った。 レフェリーは女子プロドラマ 「輝きたい の」でレフェリー役を演じている菅原文太。――緊張のスタートだった。
クレーン・ユウのセコンドには、いつ もの通り、怪覆面マネージャーとダンプ松本がつき、それをジャンボが抗議。 だが、そんなことでは、引きさがる極悪トリオではなかった。
クレーンの手に、セン抜きを持たせ、 凶器攻撃のラッシュ。レフェリーの不馴れさを巧みについたブラインド攻撃と、 反則のやり放題だ。
しかし、さすがは現チャンプ。一瞬のスキを見つけて反撃に転じた。ジャンボ ・スープレックス、レッグロックと得意技を叩き込み、最後はジャーマン・スー プレックスホールドでクレーン・ユウをマットに葬った。
やったぜ! ジャンボ。超極悪トリオ の反則攻撃にヘキエキしていたファンは そう叫んだろう。
ジャンボの勝利は、ただ単にこの試合の勝利だけではなかったのだ。セコンド の大森が喜び、クラッシュが顔をホコラバせ・・・。 久々に見せた女子プロ正規軍 の勝利だった。
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菅原文太がレフェリーをやっていた本当の試合なんてあるんですね。
ドラマ「輝きたいの」のシーン撮りを兼ねてか、レフェリー役としての役作りをするためだったのかもしれませんね。
ザ・ベートーベンは白い一張羅のスーツを着ていたと思いましたが、このときは少し違う格好をしています。相変わらず、うさん臭さ爆発のベートーベンさんです。