1984/5 雑誌「エキプロ」5月号 狂暴化するダンプ、ユウコンビ

1984/5月号のエキサイティングプロレスに極悪同盟の記事がありましたので引用してみます。

 

 

 

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デビル軍団解散で松本とユウが極悪化

 

極悪200キロペアが、ついにデビルと 訣別・・・ 「今日限りで、デビル軍団を解散する!」デビル雅美の怒声が、場内に鳴り響 いた。
それは、新春チャンピオン・シリーズ最 終戦(2月28日、相模原市総合体育館)で起こるべくして起きた新しい闘いの序 曲 だった。

クラッシュギャルズ(ライオネス飛鳥、長与千種) 対デビル雅美、ダンプ松本のタッグ戦は混乱のうちにスタート。
日を追うごとに、エスカレートする松本 の狂乱ぶりに呆れたデビルは、軍団のドン の名に賭け凶器攻撃を阻止しようとした。 というのは、
ストロング・スタイルのプ ロレスを確立しようとするデビルにとっ て、松本とュウの存在はすでに不用となっ ていたのである。
 

しかし、我れこそは"新・悪の女王"と 狂いまくる松本は、デビルを無視しての暴 走ぶり。更に、ユウが乱入してデビルに襲 いかかる強行手段を取る始末。業を煮やし たデビルは、ついにトレードマークの木刀 で応戦となったのである。
「身勝手なデビルの元で、闘うつもりはない!」

金髪、そして不気味なメイクアップ に変身した松本は、ユウと共に、"デビル殺し"を宣言した。
一方、デビル軍団を解散-我が道を行くというデビルは「確かに、あの二人は生きのびるために手段を選んだのだろう。でも、 今の女子プロレスの流れには必要悪でしか ない」と二人の造反を歓迎の構えだ。
デビルの意向としては、今後子飼いであ り全日本王者と成長した山崎五紀を帯同 各派に対決を臨みたいというのだ。

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デビルに「必要悪」と言われてしまった松本とユウです(^^;

その「必要悪」な人たちが翌年には大ブレイクしてしまう皮肉さです(^^;

 

1984/4月~5月はTV放送がなく、どのような経緯で極悪スタイルに行きついたのかよくわからない、謎な部分が多いです。

 

下の日程を見ると、4/4の綾瀬市立体育館から、6月の久米島まで中継が一度もありません。

(ただし、4/4もTV放送なしと書かれているのに放送されたので、どこかで放送されたのかも?)

6月になると「極悪」という旗をザ・ベートーベンが振りながら、放送席を襲撃するスタイルになっています。2か月の間になにがあったのかは、謎の部分です。