1984年8月号のエキサイティングプロレスに極悪同盟に関する情報がありましたので引用します。
クラッシュを紹介する記事に、頻繁にユウがやられている写真が掲載されています。
ユウはやられ役だったが故に、クラッシュが活躍する場面の写真では多用されますね。
続いてゴシップ情報コーナー。
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通信販売でペアのTシャツはいかが
全日本女子プロレスの試合場に設置さ れている売店には、さまざまな選手のキャラクター商品が並んでいる。
代表的なものとして、パンフレットを始めTシャツ(2000円)、トレーナー(3500円)、シール(300円)、下敷き (300円)。クラッシュ・ギャルズのシヨッピング・バッグ(300円)、カラー 写真付サイン色紙(500円)とバラエテ ィな商品が揃っているのだ。
夏といえば、Tシャツの季節。このほど新たに、4種類のオリジナルTシャツが 発売された。
タッグ戦争を象徴するように、ジャガー &デビル。堀&大森、クラッシュ・ギャル ズ、山崎&立野と4組のペアのTシャツは 大好評だ。残念ながら? ダンプ&ユウの Tシャツは作られていないとか。
Tシャツには、各ペアがカッコいいアニ メ調で描かれており、他の団体のTシャツ と比較しても群を抜いているのだ。
それもそのはず、漫画家のわたべ淳さん の力作だからだ。わたべさんは、女子プロレスの大ファンであり、集英社のヤング・ジャンプから、 「スーパー・エンジェルス」という女子プ ロレスの作品を発表しているほど。
ちなみに、ジャンプ・コミックスから 「スーパー・エンジェルス」の単行本が先 月発売され、立野記代が推薦文を寄せてい るから、ぜひ一読を。
Tシャツは、女子プロレス事務所でも通 信販売しています。M・L両サイズがあり 送料共2240円です。この夏は、君の応援するペアのシャツを 着て、大フィーバーだ。
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わたべさん、ダンプ&ユウのTシャツも作ってあげてください(笑)
1984/8月だから、この頃から徐々に極悪の知名度があがり始める頃です。会社としては作っておけばよかった・・と後悔したかもしれませんね。
続いてお便りコーナー。
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テレビで女子プロを・・
女子プロレスの放送日、なんとかならないのでしょうか。以前は 毎週日曜日に放映していたのに、 今は月に1回。それに、5月は、 なんと1回も放映してくれなかっ たじゃないですか。
女子プロ大好き!の私は、日 曜日になると、「今日こそは、女子プロを見ることができる。いや今日こそは見たい。」と胸をドキ ドキさせながら新聞に目を通すの です。でも...でも、いつも新聞に は"女子プロレス"という言葉すらのっていないではないですか。 5月27日。今日は、絶対にテレ ビでやるハズ!!と信じて新聞を みると、また、何も書いていませ ん。それに、6月3日、10日もやらないー。もう2ヶ月近く、テレビで、女子プロレスを見ていない。 この気持ち、誰にぶつけていい のかわからない。でも、とりあえ ず、「以前のように、毎週日曜、 テレビで女子プロをやって下さ~い。それがだめなら、せめて、確 実に、月1回でもいいから。お願~い!!」
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やはり5月は一度も女子プロレスを放送していなかったようです。
読者投稿から判明しました。1984/4/4の綾瀬から1984/6/8の久米島の試合まで、テレビ放送はなかったということだと思います。
ちなみにエキプロ6月号に「D・松本、K・ユウの凶悪コンビの暴れっぷりは日増しにエスカレート。横田、デビル、長与、堀らが、おもしろいようにじゅうりんされ、痛めつけられた。後半戦はベビーフェイス軍団がいかに巻き返しを計るか、松本らは勢いにのっているだけに、よほどふんどしの紐を締めてかからないと、返り討ちにあうのは明らかだ。」
と書かれています。女性なのに「ふんどしの紐」と書いているのがプロレス誌らしいですが、テレビ放送のない空白の間は、ダンプとユウがモンスターのように変貌していったようです。