1984/9/4 千葉公園体育館 極悪vs山崎&立野 後輩チームに容赦ないダンプさん

Evito-X-PuroさんのYoutubeより

1984/9/4 千葉公園体育館 タッグリーグ戦 ダンプ、クレーンvs山崎、立野 

(1:00:00~くらいから)

 

(↓AIでフルハイビジョンに変換した動画です。試合のみ抜粋)

[AI FHD 60fps] AJW 1984 09 04 ダンプ・クレーンvs立野・山崎リンクyoutu.be

 

今回は、1984/9/4に行われた84年フジテレビ杯争奪のタッグリーグ戦を見ていこうかと思います。

相手は後のJBエンジェルス、立野記代と山崎五紀の後輩コンビです。

 

 

 

立野、山崎が入場したあとに、極悪同盟の入場です。

 

 

まずはクレーン・ユウの入場。細めのサングラスが似合います。

ちなみにクレーンは、今回のゲスト、畑中葉子さんのファンだそうです。

 

 

ダンプは顔が丸いので、サングラスも大きめです(^^;

 

 

今回は格下の立野、山崎が相手です。

 

 

 

志生野アナ「クレーン・ユウ、そしてダンプ松本であります。悪は悪なりにやはりファンの声援を受けているようであります」

志生野アナ「しかし極悪同盟、非難轟々の声が満員のお客様から飛んであります」

志生野アナ「これは阿部四郎レフェリーに対してであります」

志生野アナ「今日はレフェリングをやるみたいですね」

志生野アナ「カエレコールが飛んでおります」

志生野アナ「おっと、今日はコミッショナーに鎖を戻したようであります」

 

今回の試合は後輩の山崎と立野。後輩相手にはチェーンは使わずに優しく戦ってあげようということでしょうか。ダンプが山崎の前にチェーンをポイッと投げ捨てます。

 

宮本「どう解釈したらよいのか迷うんですが、山崎、立野が相手だと鎖なんか要らないということですかね」

志生野アナ「バカにしているわけですね」

志生野アナ「お前たち2人じゃ鎖なんかもったいないと。これを使うまでもないと」

志生野アナ「そういった感じで鎖をポーンと投げました」

志生野アナ「さすがですね、ダンプ松本、クレーン・ユウ」

 

正々堂々とした極悪チームに対し、珍しく志生野さんに褒めています。

先輩の格をみせようというのか。

 

 

 

さらにゴング前にダンプとクレーンがそれぞれ握手するように山崎と立野に手を差し出します。

極悪なのに今回は凶器ナシの試合をするのか!? 

 

さて、ゴングが鳴って試合が開始。

まともにやり合うのかと思いきや、そんなわけねーだろ!!(笑)

 

 

 

すぐにチェーンを取りに行くダンプとクレーン。

立野、山崎があっさりとだまされて袋叩きです。

 

志生野アナ「すぐに鎖をとった!!」

志生野アナ「鎖を脳天にいっぱーつ!!」

志生野アナ「なんですか、もう鎖を使うんですか!!」

宮本「カモフラージュですかね」

志生野アナ「だから憎らしい。なんのことはない、結局鎖を使います。凶器が無ければ戦えません、極悪同盟!!!」

 

さらに場外へ落として、山崎を放送席に放り込み、さらに机をひっくり返して攻撃。

 

 

 

志生野アナ「早くも場外だ!」

志生野アナ「あーとっとっと、(ダンプが)怒った!!」

 

 

(机の下敷きになる山崎)

 

ファン「キャーーーーー!!! ヴギャアアアアアアーーーーーーー!!」

志生野アナ「いやいやいや」

ゲスト「なんて恐ろしいことをするのだ、おまえたちは!!」

 

後輩に優しいダンプさんかと思えば、何一つ抵抗させずにやっつける気満々です。

さすがは後輩に容赦ないダンプ!!

 

その後ようやくリングに戻り試合再開。

 

 

 

これは「タッチ出来そうで出来ない」というパフォーマンスですね。

ダンプと阿部四郎がグルになってよくやります。

男子プロレスでもよくありますが、極悪の場合は、仮に相手にタッチされても、阿部四郎が後ろを向いていて、タッチが無効になるというおまけつきです。

ちなみに極悪側はタッチしなくても、タッチしたことになります。(^^;

ダンプと阿部四郎がうまく連携している素晴らしい芸当です。

 

 

 

山崎にだけは絶対にタッチさせない阿部四郎。それどころか山崎と戦いますww

 

志生野アナ「阿部四郎、レフェリングの技術もあまりありませんし、悪いことはするし」

志生野アナ「本当に困ったレフリーで、お客様から阿部四郎レフリーに対しましてカエレコールが飛んでおります」

志生野アナ「いまもですね、放送席に山崎五紀選手がきましたでしょ」

志生野アナ「阿部四郎レフリーも降りてきて、なにやってんだって逆に山崎五紀選手をやっつけているんですよね」

志生野アナ「ですから不思議な人なんです」

志生野アナ「なにをやっているんでしょうか」

志生野アナ「山崎の怒りは当然だ!!」

 

志生野さんの解説が相変わらず絶好調です。

 

 

 

その後、山崎がようやく反撃を開始したと思ったら、すぐにダンプがバケツ攻撃。

 

 

(ガボッとバケツの凹む鈍い音が痛々しい)

 

 

(マミ熊野直伝(?)のダブルでの人間絞首刑)

 

全く何もできない山崎、立野!! 可哀そうすぎる!!

 

 

 

さらに場外でマイクのコードを山崎の首に巻いて荒れ狂います。

 

志生野アナ「これはダメ!! 両者場外カウントアウト!!!」

志生野アナ「場外戦が過ぎました」

 

 

 

山崎「ざけんじゃねーぞ、コラァァ!!」←阿部四郎にブチギレ

 

阿部四郎に詰め寄る山崎に対し、ダンプとユウが阿部四郎をかくまいます。

 

ということで、今回はダンプとユウが圧倒しました。

元々実力的にもダンプとユウならば、山崎と立野が相手ならば、余裕で勝てたでしょう。

しかし、さらに凶器攻撃+阿部四郎でダメ押しをしてまで、勝ちに行く極悪同盟。山崎と立野はほとんど何もできずに終わってしまいました。「己の無力さを知るがいい!!」という極悪チーム、さすが、後輩チームにも容赦ありません!!

 

ところがこの試合は極悪ペースで進んでいたにもかかわらず、引き分けとなりました。

この時点では、ダンプもユウも、「暴れたからいいか」程度だったのかもしれませんが、この引き分けがリーグ戦の成績では非常に大きく響くことになります。

 

こちらが最終結果なのですが・・

 

 

この試合で勝っていれば、極悪チームは得点4.5となり、単独トップでした。

まぁ、単独トップはヒールとしてはやりすぎ、ということで、ちょうど良い帳尻合わせの試合だったのかもしれませんが(^^;

 

ワールド・タッグリーグ戦の結果はこちら記載しています。

『1984年のワールド・タッグリーグ戦 雑誌「週刊プロレス」で振り返る』1984年のタッグリーグ戦を簡単に振り返ってみます。ダンプ&ユウの極悪同盟は勝ち点4で、上位4チームに入り、最終日の決勝トーナメントまで進んでいます。準決勝で…リンクameblo.jp

 

 

 

今日の凶器 チェーン、バケツ