1984/9/11 雑誌「MyBirthday」クラッシュ特集 凶器攻撃について話す

クラッシュファンではないのですが、極悪を追っているとクラッシュは避けることはできないので、追加しておきます。(^^;

 

 

 

本文から抜粋-------------------------

目標のなかった中学時代。だけど見つかったのか女子プロレスの道。

千種「私、"女だから、女のクセに・・"って言われるの、昔から大嫌いだったんです。だから中学時代、進路を考える時も、高校いってOLやって、結婚して・・っていう人生イヤだな、と思ってたんですけど、でも、他にやりたいことなくて、ものずこいコンプレックスもっていたんですよ。そんなときかな。女子プロのビューティ・ヘア見たの。あ、これだ!って思いましたね。プロレスなら、"女だから・・"なんて言われないで済む。自分の進む道が見つかったんです。」
 

飛鳥 私もやっばり中3のときピューティ・ペアを見て将来が決まりました。女だけど強くてカッコよくて…。それまでの私、勉強も就職もしたくない無気力人間だったんですけど、ビューティ・ヘアが私にショックを与えてくれたんですよね。もう、絶対、女子フロに入る… って、そのとき決意したんです。母に話したら″将来、子供が産めなくなるかもしれない″って最初は全然とりあってくれなかったけど、とうとう最後にはあきらめて応援してくれるようになりました。」

飛鳥「1~2年前は年間の試合数310。今はちょっと減って280ぐらい。だけど、これだけの数をこなすには、やっぱり規則があって、お酒とタバコと男の人と付き合うことが禁止です。お酒とタバコは16歳からこの世界入ってて、最初から経験ないから苦にならないけど、でも、男の人はね・・・ただもし今、男の人とつあったら、きっとプロレスを続けていくことは変わらないけど、それでプロレスをやりながら男の人に関心もったら、私のタイブだとダメになっちゃうの、自分でわかるんです。」


千種「私も街で、男の人と女の人が歩いてる姿見ると、あ―、いいなァ、なんて思いますよ。気にならないって言ったらウソになる。だけど、今、やっとここまできて、プロレスのたいへんさとか難しさがわかってきて…。今、私がやんなきゃいけないのは、いかにお客さんに喜んでもらえるか、どうしたら、もっと強くなれるか、ってことだから……いいですよ。男の人とつき合えなくても。うん、いいです」

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千種「きのうここ(額をさして)、ハサミの先でつつかれたんです。やっぱり痛いです。反則って、バケツなんかで叩かれると、バケツへこんじゃいますからね。血を見ることなんかしょっちゅうです。でも、デビル(雅美)さんに言わせると、反則もやっぱりテクニックのうちなんですって。5カウント以内なら、やってもいいわけだから、確かに勝つための1つのテクニックですよね。私たちだって、いくら善玉とはいえ、あんまり反則ひどかったら、同じようにやって返しますよ。目には目、です。」

飛鳥「そうだね。チェーンなんかで首を絞められたら、ほんとに苦しいもんね。息できなくて、手でゆるめようとすると、首と手を一緒にしめられちゃうから、もっと苦しくなって、ひどいですよ。あれ他にもスパナで叩かれたり、とかね。だから悪役とは、ふだんもあんまり、しゃべんない。まあ、敵と味方ってことでもないんだけど、善玉同士、悪役同士で技が違うから、話題が共通しないしね・・。

スケベな酔っ払いのオッサンには、ホント、頭にくる!!

千種「プロレスやってて、イヤなことっていうと、酔っ払いのお客。ケンカふっかけてきて、体にふれたり、水着の中に手を突っ込んだりするんですよ。コノヤロー、と思うけど本気で殴れないし。新人がお客をおさえてくれるんですけど、本当に頭きますよ。たまんないです。」

飛鳥「私もそういうことイヤだけど、この仕事やっててもっとダメだな、と思うのは、世間知らずになっちゃうこと。毎日、毎日試合があったり、移動したり・・で、家に帰っても、洗濯と掃除したら、あとはもう寝るだけ。テレビも見られないし、新聞に目を通す時間もないんです。だから、世の中で今何が起こってるかってことが、わかんないです。情報が入っても世の中よりも3日くらいたってからとか、ね。自分が怠慢なせいもあるけど、ほんにダメですよね。」

千種「でも、もちろんいいことはいっぱいあります。自分の好きな道でお金もらえて、それで夢を追って行けるってこと。これからは、世界でも通用するレスリング、したいですね。」
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