1984/10/25号 週刊ゴングでついに極悪同盟が特集されました。
私の手持ちの資料では最初に極悪同盟のみを取り上げた記事なんじゃないかと思います。
→と思ったらエキサイティングプロレスのほうが先でした。
(ダンプの髪の毛がピンク色なのだが、この時期の試合でピンク色に染めているものがない。この撮影のためにわざわざピンク色に染めたのでしょうか→コメントで9月くらいの横浜でのタッグリーグでピンク色に染めているとの情報をいただきました(^^))
(クレーンのナイフ姿がバッチリ決まっています。「こんな雑誌は2度と作らせないよ!とばかりに「週刊ゴング」を串刺しの刑にするユウ」。どさくさに紛れて阿部四郎まで傘でクラッシュを突き刺す始末)
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いま、日本全国で女子プロレス・ブームが続いている。火を吹くような大ブームだ。地方の小さな会場でも、大都会の大会場でも、どこへ行ってもフルハウスの連続。観客のほとんどは女子中学・高校生で、人気の的となっているのは、長与千種とライオネス飛鳥のクラッシュ・ギャルズだ。小さな体で男勝りの暴れっぷりを見せるのが女の子の憧れの的というわけ。
ところが、それをそのままでは済まさないと"クラッシュ潰し"に乗り出したチームがある。
ルール無用。クサリをぶん回し、鉄パイプ、セン抜きなどと、近くにあるものは何でも凶器にしてしまう恐ろしい集団、ダンプ松本とクレーン・ユウの"極悪同盟"だ。女子プロレスの華麗なリングに地響きを起こし、相手を悪の血に染めてしまう。100キロという巨体から繰り出すパワーも女子プロレス界ではけた違いだ。
現在、WWWA世界タッグ選手権を狙っている。王者チームはレコード「炎の聖書」が大ヒットしているクラッシュ・ギャルズだ。この2人を倒さなくては・・。
得意の反則攻撃で人気チームを痛めつけ観客の憎悪を浴びる。さらにレフェリーを務める阿部四郎を仲間に引き込み、さらに憎悪を買っている。
それでも極悪同盟は悪の限りをつくしてWWWA王座を狙うという。クラッシュ危うし!
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1984年11月くらいから、クラッシュギャルズ同様に極悪同盟も各雑誌で取材が殺到します。
今まで一度も単独でインタビューを受けたことが無かった、松本とユウ。この頃はまだ珍獣扱いな感じもするが、いよいよ熱狂の波が極悪へと押し寄せてきます。