
雑誌「週刊ゴング」の1984/12/13の記事から抜粋します。
(上記は11/17 秩父体育館で行われた試合の模様の写真)
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去る11月9日、茨城県日立市池の川中央体育館で行われたタッグマッチ、ライオネス飛鳥、長与千種組 vs 大森ゆかり、山崎五紀組の一戦は、とんだハプニングを招いた。
長与が大森にサソリ固めを決められ、ピンチと見たパートナーの飛鳥が大森にラリアット。その時
大森のダウンと同時にロックされた長与の足首が、音をたてて折れてしまった。
このため、長与はしばらくの間、試合を欠場することとなり、クラッシュギャルズとしてのパートナーの飛鳥はシングルマッチか、あるいは別の者とタッグを組むことを強いられるようになった。
そんなクラッシュを見て、ライバルである極悪同盟は黙っていなかった。長与との連携技を失った飛鳥は大きく戦力ダウンだ。そこを狙い、極悪同盟は猛攻をかけてきたのだ。
殴る蹴るは当たり前のダンプ松本とクレーン・ユウの極悪同盟。さらに中野恵子、ペギー・リー、リトル・ハートが加わり強大なパワーに成長だ。
それを迎える飛鳥は「負けてはチコにあわせる顔がない」とばかりに大ハッスルだ。無法地帯と化したリングで暴れる極悪同盟に敢然と立ち向かう。思いもよらぬ好ファイトを見せてくれた。シングルでもいけそうなライオネス飛鳥がうかがえた。
でもいざピンチとなると飛鳥の後にはピッタリ長与が・・・。
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ということで、11/9以降の試合は、長与は主に解説席に座ることになります。
とはいえ、12/7の熊谷の試合では復帰しているので、一か月ほどのリタイアですかね。
骨折なのか分かりませんが、一か月で復帰というのが、当時のレスラーの凄さですね。
この試合の模様は以下となります。