1984/7月~1985年初頭はさまざまな雑誌でクラッシュが特集されました。
そのひとつです。ちなみに私はクラッシュの雑誌はたくさんもっていますが、
極悪ファンです。クラッシュと極悪は表裏一体なのです。
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その夜、後楽園ホールは息が詰まりそうな熱気に包まれていた。そして、WWWAチャンピオン決定戦の時となり、クラッシュギャルズが登場すると、会場の興奮状態はピークに達した。中・高校生の女の子たち を中心とした観客は総立ち、“ASUKA" コール "CHIGUSA"コー ルがかかり、テープが乱れ飛ぶ。格闘技というよりも、アイドルのコン サートみたいな光景だ。しかし、まぎれもなく血なまぐさい凄絶さが、 リング上にあった・・・。
ライオネス飛鳥(21才)と長与千種 (19才)のふたりがコンビを組み "ク ラッシュギャルズ"としてデビューし たのは58年8月のこと。あの"ビュー ティーペア"以来、久しぶりに女子プロレス界に新星が誕生したのだ。 少女ファンに熱狂的に支持された"女子プロレスの星"は、『炎の聖書で』 レコード界にも殴り込みをかけると、 その人気はまさにアイドル的になって爆発した。
ほとんど芸能人みたいだね?
「そんなァ~。アイドルよりもプロレスのほうが絶対いいもん!」
どうしてプロレスがいいの?
「自分がやった分だけ確実にはね返ってくる、そのおもしろさがたまらない」(飛鳥)、「そう。自分の努力しだいて、うんと輝ける」 (千種)
こんな彼女たちの当面の目標は、 ニューヨークのマジソン・スクェア・ ガーデンでの大勝負。わき目もふらず、プロレス道をひたすら駆ける!!
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ふたりの生活はプロレスに明けプロレスに暮れる。午後3時事務所に集合、全員がバスに乗リこんで試合会場へ。試合終了は夜の10時、11時。寄り道なして帰宅、ただただ眠る。午前中もたいてい寝てる。遠征興行も多い。要するに、遊んているヒマはない。楽しみといえば食事ぐらい。ふたりで焼き肉15人前ペロリなんて朝めし前。食費に一番お金がかかる。なにしろ、丈夫な体が資本です。
●千種から見た飛島・・トロイです、ははは。冗談はさておき、ものごとを真剣に考えるタイプ。あんまり感情が表に出ないタチ。
●飛鳥から見た千種・・熱血少女。正義感が強い。喜怒哀楽がはっきり出ますね。
ヒマさえあればプロレスの技を研究、異奮するともろ本気の千種をニューミューシツクが大好きでもの静かな飛島。「お互いにないものを持っている最高のコンビ!」と断言する。
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