1984/12 雑誌「婦人公論」女子プロレス特集 ダンプ写真あり

 

 

 

 

 

 

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プロレスのテントの中には″祭りの匂い″がある。
焼きソバ。かき氷。孫に手をひかれたおばあちゃん。
ビール片手にホロ酔い加減のおっちゃん。選手用バスの運転手を兼ねるリングアナウンサーが叫ぶ。「さがってください。危険ですからさがってください」場外乱闘だ。酔ったオッチャンがこれに加わる・・・。
「プロレス関係者はおるんか、クーラー効いとらんやんか」ここは青空リング。
歌謡ショーあり、笑いあり、それにちょっとセクシーも。
「まあ、いい時もあればわるい時もあるね。当り前のようなことだけど、いつも手を抜かないで、お客さんに喜んでもらえるゲームを続けるしかないやね」と、関係者。
試合が終われば、またつぎの地へ。今日もまた、どこかの広場で、テントを張っているはずである。秋も終り。リング下のコオロギはどこへ行ったのか。都会近くでは、めっきり空地もへったという。

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