1984/12/28 雑誌「週刊平凡」極悪トリオ、クレーンの普段の写真

週刊平凡の年末の女子プロレス特集になります。

 

 

 

極悪トリオをピックアップしてみます。

 

 

全体の集合写真があります。その中の極悪3人衆です。

他の選手は笑顔ですが、ダンプ、ユウ、中野、ともにふて腐れ態度です(^^)

 

 

 

 

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いま、女子プロレスは熱い嵐に包まれている。それは試合の行なわれる会場に一歩足を踏み込んでみるとよくわかる。

超満員の会場は人いきれでムンムン、騒然としているが、リングアナウンサーの登場で一瞬水を打ったように静かになる。だがその静けさも束の間、花道からリングに向かう選手の姿をとらえたファンの目がキラリと輝く。輝きは喚声となつてふたたび会場を興奮のるつぼとしてしまう。

両手を高々と上げながら選手がリング上に立つと喚声はひときわ高くなる。四方八方からテープが投げられる。まるでおとぎ話から抜け出てきたようなコスチュームを着た選手に、色とりどりのテープがデコレーションのように映える。
こうなると、格闘技が繰り広げられるリングというより躍動美の華麗なドラマが見られるステージと表現したほうがふさわしいかもしれない。

 

ステージを飾る選手たちは100名を超すオーデイシヨンを勝ち抜き、難間のプロテストに合格したギャルばかり。チャーミングなのも当然。そんな彼女たちが過激で強烈なプロレスをする――美しくて強い姿は、ヒロインになる条件にビツタリだ。
 

女子プロレス始まって30年。リングには、いつもスーパースターが存在していた。幾多の低迷期を乗り越え第1期黄金時代が生んだスーバースターは、のちにタレントに転向じたマッハ文朱。日本中に女子プロレスプームを巻き起こしたビューティベアは第2期黄金時代を築いた。
そしていま、リングに待望のスーパースターが表れた。ライオネス飛鳥、長与千種コンビのクラッシュギャルズだ。
念願だったWWWA世界タッグチャンピオンのベルトを手中にし、押しも押されもせぬ地位を獲得した。人気が高まつた中で出された初のレコード「炎の聖書」もヒツト。爆発的に加速度のついた人気は実力も伴つて本物になつた。

 

もちろん、リングを彩るヒロインはクラッシュギャルズだけではない。女王と呼ばれるジャガー横田をはじめとしてデビル雅美、ジヤンポ堀、大森ゆかり、山崎五紀、立野記代、極悪同盟のダンプ松本、クレーン・ユウたちも忘れてはならない存在だ。
スーパースターに必要なのは強さだけではない。うたえて踊れてアイドルになれることを時代は求めている。

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かわいいギャルたち

女子プロレスの選手達は年間にナント300試合以上を消化している。

会場までの移動は特製の大型バス。毎日、正午過ぎに東京を出発、帰りが深夜になることもしばしば。

当然のように移動バスは貴重な睡眠時間となる。ペチャペチャとムダ話なんかしているヒマはない。

でも、休日はフツーのギャルに変身。寝不足も忘れて、ルンルン気分でショッピングに出かける。洋服、アクセサリーを買う時、リングでは絶対に見せない笑顔が浮かぶ。

街を歩く一般のギャルと決定的に違うのは、酒、タバコ、男が厳しく禁じられていることだ。誘惑は多いが、彼女たちは負けない。自制心が自らを栄光に導いてくれることを知っているからだ。

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クレーンの珍しい素顔の写真。『22歳で子供が大好き』