1984/12/18 雑誌「週刊プロレス」極悪同盟の貢献度を大評価

1984年12月の週刊プロレスで極悪同盟が取り上げられました。

週刊ゴングに次いでの登場です。

 

 

 

「しぶとい生命力を持つ極悪同盟は新人の中野恵子(中央)を加えた。もうどうにも止まらない」

 

しぶとい生命力って一体・・・!!

 

 

 

 

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ダンプ松本とクレーン・ユウの極悪同盟は新人の中野恵子を加えて、ますますヒートアップ、その暴風を思わせる猛威による被害は新人にまで及んでいる かわいそうに"ゴンゴン"こと小倉由美など、11月27日・前橋大会の6人タックで極悪と対戦した際、缶で殴られ頭の中を3針縫っている。いまやケガ人続出なのだ
ところが、極悪が暴れると、喜んでいる人がいる。フジテレビのスタッフだ。極悪が出たときの女子プロ中継の視聴率は不思議にアップしているというから、面白い現象である。こわいもの見たさ、というか、これも"悪党人気"の確かな証明・・・。

極悪同盟は今や、全選手を敵に回し、我が物顔にのし歩いているが、やはリターゲットはクラッシュ・キャルズ。これは知る人ぞ知る因縁がある かつて、長与千種は連日、前座で松本とやらされていた。一方の飛鳥もまた、全日本選手権をめぐってユウ(当時は覆面のマスクト・ユウ)と果てることのない苦闘を続け、4人ともウンザリしていた。

そのなかから飛鳥と長与がペアを結成し、ジャンホ堀、大森ゆかり組への挑戦でスターダムに躍り出た。とり残された形の松本とユウは軍団の首領、テビル雅美にも見離されてしまった いわば落ちこぼれ・・・だからこそ手段を選ばない。やるからには徹底的にやるべし。それ以上は何も言うまい。

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長与vs松本、飛鳥vsユウの試合は何度か1982年~1983年の項目で取り上げているのだが、週刊プロレスの記事のような因縁の見方もありますね。確かに長与が新人時代に最も嫌な相手は松本香。ユウも飛鳥に3度(2度?)全日本王座に挑戦して、すべて接戦の末ドローや敗退。実力的にはこの4人、かなり拮抗しているのだと思います。松本とユウは落ちこぼれと言われていますが、エリートの飛鳥とも遜色ない戦いをしている時点で、極悪チームは凶器に頼らずとも十分にレスラーとして強いのではないかと思います。

55年組は、大森ゆかりも含めて、精神的にも肉体的にもタフな人材が残っていた思います。

 

 

 

クラッシュギャルズは1985年から「毎度おさわがせします」(TBS系)に実名で登場して、さらに国民的なスターと成長していきます。

極悪も1985年は、クラッシュ以上にブレイクしていきます。まだ成りを潜めている極悪は、1985年から誰もが知る全国区になっていきます。