1985/2/21の週刊明星にテレビ情報がありましたので引用します。
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突撃レポーター大苦戦! 女猛者あり幽霊あり海蛇恐怖あり
金曜おもしろバラエティ「第1回おもしろレポート大賞」
梨元勝、稲川淳二ら名だたる レポーターたちが、困難な取材に挑戦! 極限状態からのレポートで"大賞"を競う。
突撃レポーターたちの苦戦ぶりが見もの。
●レポート
梨元勝=女子プロ レス1日入門
稲川淳二=犬の レポート。
夏木 ゆたか=地蔵様 年始レポート。
泉アキ=決死の 自衛隊レポー
桑田靖子=動物 の恐怖足型とり。
荒勢=幽霊屋敷 探訪レポート。
青空球一=吊り 橋かけ替え工事レポート。
土井尚子=海蛇のレポート。
●減量レポ!!!!
梨元サンは全日本女子プロレス に入門。リング用資材の積み込 み、リング組み立て、食事給仕とこき使われ、加藤悦子のセコ ンド役では場外乱闘に巻き込ま れサンザン。「グッと減量になっ た」とは強がり?
また荒勢の幽霊屋敷でのビビ リ方も面白い。レポーターのみなさん大変だねぇの番組。
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当時人気の梨本勝が女子プロレスに入門レポートしたようです。
当然のように極悪同盟に絡まれて大変なことになっているようです。
自分は当時、この番組は記憶にないのですが、ダンプ、ユウ、中野、阿部四郎と極悪総出で歓迎されています(^^; ダンプのヘアが若干カツラっぽくみえるのは気のせい!?(^^;
このレポートで幽霊のレポートがありますが、ダンプといえば、幽霊が大の苦手だったようです。長与千種の本に、当時のダンプの幽霊話が書いているので、引用してみます。
長与千種「ここまで喋っていいかしら」より
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泊まってみたら幽霊部屋 足のない方には勝てません
わたしたち女子プロレスラーは、格闘技ウーマン。だから、度胸はすわっていて当然です。 戦うことが仕事ですからなんてカッコいいことをいっても、やっぱり、怖いものはあります。幽霊はみんなダメ。だって、わたしたちの戦う相手はつねに人間。人間同士の戦いな ら、度胸はすわっていても、それ以外となると......。じつは、意外なほど臆病な人間が多いですよ。あのダンプを筆頭に、みんなヒーヒーいって逃げまわります。
とくにダンプのお化け嫌いは有名ですね。お化けの話になると、リングの上とはまるで別人のよう。みる影もないですよ。
以前、彼女がバスのなかに忘れ物をしたときのことです。そのバスが入った駐車場というのが、暗くて汚い場所で、しかも、お化けが出るなんていう噂もある所だったんです。 ダンプの 奴、半ベソかいて、ひとりじゃいけないから、ついてきてよって、もう哀願の世界ですよ。さすがに、試合で負けてあげるからとか、もう反則行為はしないからとはいわなかったけれどね。
それで、かわいそうになって、わたしもふくめて何人かついていったんです。そうしたら、 たしかに、暗くて気味の悪い場所でね。みんな足がガタついていました。
そのとき、誰かがすべったかなにかして、「アーッ」て声を立てたんです。みんな、パッと身をひるがえすと、一目散に逃げたんですね。そのときのダンプの足の速かったこと。
あの体ですから、ふだんはノロマなカメですよ。 ランニングなんか、短いのも長いのもぜんぜんダメ。いちばんの鈍足です。
ところが、脚力自慢のほかの選手たちがぜんぜん追いつかないんです。ダントツの1位ですよ。ダンプが。そして、それだけならまだしも、宿舎に帰ってもガタガタ震えっぱなし。あの姿は全国に公開してやりたかったな。
でも、そのときは本物が出なかったから、まだよかったほうなんです。じつは、出たことがあるんですよ・・・・・・本物が。
場所は沖縄のホテル。そこは以前、首つり自殺があったとかで、地元ではけっこう知られた 幽霊の名所らしいんです。それで、わたしたちのときにも、やっぱり出たんです。
その夜、部屋には3人くらいいたんだけど、外で、やたらと犬が吠えてるので、窓のほうを なにげなくみたんです。そしたら、そこに女の人の顔が浮かんでいたんです。わたしたちの部屋は2階で、誰かが覗くなんてできるわけありません。「ギャー!」――。 わたしたちは、ころがるようにして階段を降りました。
ところが、宿の人はすました顔で「やっぱり出ましたか」なんていうんです。幸いというか、残念というか、このときダンプ松本は別の部屋で寝ていました。
沖縄のそのホテルは、みただけですんだんですが、名古屋の某ホテルでは、大森ゆかりが足を引っぱられたんです。そのホテルも、飛び降り自殺があったというところなんですけれど、 しっかりと、幽霊の形は何人かがみています。わたしもみましたからね。
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