
下記の2/25のWWWA世界タッグ王座については、様々な雑誌やムックで記事になりましたので、見ていこうかと思います。
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★雑誌「女子プロレススペシャル 好きだぜコノヤロー!!」より
1985年2月25日、大田区体育館ではWWWA世界タッグ・マッチが行なわれた。この日の挑戦者はダンプ松本、クレーン・ユウの極悪コンビ。迎え撃つはチャンピオンチームのクラッシュギャルズ。
試合開始のゴングも待たずにダンプのハサミを使った凶器攻撃が、千種を襲った。
リングは千種の鮮血に染まる。チグサ・コールの嵐の中を、なおも極悪の反則プレーが続く。場外戦でのラフ・プレーに、クラッシュは一本目を落としてしまう。飛鳥の額からも血が流れ出していた。
血みどろになりながらも空手殺法をくり出すクラッシュは、二本目をモノにした。しかし阿部四郎のカウントで、クラッシュはWWAの王座を奪われてしまった。
極悪の凶器攻撃に対しても、最後までクリーンなファイトで戦い抜いたクラッシュの姿が、日に焼きついて離れない。クラッシュは私たちを完全にKOしたのだ。
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あくまでクリーンに戦ったクラッシュを賞賛する記事となっています。
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★雑誌「デラックスプロレス 1985/5月号」より
デラックスプロレスは写真のみが記事となっていました。
(試合終了後、ダンプとユウのハサミ攻撃で、鮮血に染まったクラッシュ)
(1本目でしょうか。クレーンvs長与)
(3本目。ダンプが長与に髪切りを仕掛ける。飛鳥は救出に向かいますが、クレーンとブルに邪魔をされています)
実は2/25の前日にクラッシュはサイン会を実施しています。
「2/24、後楽園アイスパレス。大田決戦の前日に歌とサイン会をやったんだけど、レコーディングとドラマの撮影が続いたせいで、千種の声が出なくなっちゃって参った。でも飛鳥選手が"熱い友情"でカバーしたのです。」
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★「ザ・ヒール」より
平塚雅弘著の「ザ・ヒール」に一番良い写真があります。この写真はダンプさんご自身が提供されたものではないでしょうか。すみませんが、引用させてもらいます。(ダメなら消します)
ダンプの髪の毛は志生野さんはピンク色と話していましたが、写真では紫色に見えます。
また、顔と太ももにペイントがされています。妖怪の絵のように見えます(だからコンドルは"ヨーカイ"と呼ばれているのか?) 以前にもダンプがペイントをしていたか分からないのですが、この大会が初めてかもしれません。詳しくは分かりませんが、極悪入り前の斉藤真知子(コンドル)に書いてもらったのかもしれません。
★試合後の記念写真
色々なバリエーションがあります。色々な会社の記者が撮影したので、多少違うのでしょうかね。
極悪設立メンバーの4人、ダンプ、ユウ、阿部四郎、ザ・ベートーベンのそろい踏みの写真は、このときを除くと、あまり存在しない感じがします。
(女子プロレス40年史より)
(ザ・ヒールより)
(週刊プロレス1985/3月号より)
新王者の極悪同盟に"喜びの声"はない。写真だけ撮らせると、取材陣を控室から追い出した。
ザ・ベートーベンが、認定証を破ろうとしているのですが・・(^^;
ダンプのメイクをよく見ると、顔もBATMANのように、コウモリのようなペイントがしてあります。Youtubeの試合映像が綺麗でないので分かりませんでしたが、この試合のためにいつものメイクよりも凝ったものにしていたようです。
ユウも入場のときはベレー帽のようなものを被っていたので新調したんでしょう。このときはもうフェイスペイントが落ちています。