1985/2/15 雑誌「週刊ポスト」 ダンプ松本特集記事 愛犬とのオフショット

一般大衆紙、週刊ポストで、ダンプ松本が"単独"で取り上げられます。

いままでは「極悪同盟」でクレーン・ユウと一緒の記事であったり、全日本女子プロレスのメンバーの一人として取り上げられる記事はありましたが、この時期からダンプ松本"個人"を特集し始めます。

私が調べたところでは、週刊ポストがその第一号ではないかと思います。

 

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知っとるけ? 当世ブラウン管の怪女たち②

 

女子プロレスで空前の人気!!

極悪非道のダンプ松本(24)

仔犬ちゃんと一緒にネンネする意外な素顔と「カミソリ入りの手紙がくると快感でまた反則しちゃう」という"悪の論理"

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極悪同盟ド迫力の入場。きそって選手の体にふれようとする観客たちもさっと道をあける。

165cm、100キロ。サイズは110・98・115。埼玉県出身。

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「ダンプ死ねッ!」。体重100キロのダンプ松本が同じく100キロの相棒クレーン・ユウを従えてリングにあがる。憎悪のボルテージを試合前から一身に引き受ける。チェーンや鉄パイプを振りかざして、ヤジを挑発する。女子プロレス史上、これだけ客を沸かす悪玉がいたかと思わせる大迫力。 200キロコンピも日本の女子プロレス史上初の登場だ。

 


別名"極悪同盟"。スパナ、バケツ、鉄棒、鎖などの″凶器″は常套手段。「全国民を敵に回すつもりで反則なンて目じゃないです!」。ここまでエスカレートすれば善玉の看板娘クラッシュギャルズにいやでも同情と応援がふりそそがれる構図。マッハ文朱(第1次ブーム)、ビューティ・ペア(第2次ブーム)、ミミ萩原(第3次ブーム)に続いて、第4次ブームを爆発させたのは、怪女が陰て支えるセクシーな大乱闘シーンだ。

 

中学時代はマッハに憧れ、高校時代はシャッキー佐藤に熱中。高校卒業後、親の反対を押切ってこの道に。「ヒールは自分で選んだ。本当は悪玉の外人レスラーが怖かったから彼女等と闘わずにすむ役にしようと思って・・」。親戚の人が仰天。「昔はイイ子だった」と嘆くそうだが、今でも私生活では「めちやイイ子」と評判。「こら、ジロジロ覗くな! バカ野郎」とファンを叱り飛ばすのは″仕事″なのだ。

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愛犬のポロンとクルミ(一番大きい犬だと思います)、右端の黒い犬はレモン)。

 

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彼女たちの数少ない楽しみのひとつは仔犬を飼うこと。入門3年目から許される。移動バス内には11匹もの犬がいる。(写真は広島のファンにもらったダンプの2匹目の愛犬"レモン")

1年の2/3以上が巡業で、「毎日が修学旅行みたい」。よくしつけられた犬たちは文字通り寝食を共にして日本中を旅する。(広島県竹原市のホテルで)

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さて、少し細かく見ていきましょう。

仔犬と一緒に撮影されています。広島のファンからいただいたそうです。広島にはダンプの熱烈なファンの方がいらっしゃったようですね。確かこのあとにアフガン犬ももらうのですが、そのときも広島のファンの方だったと思うので、同じ人でしょうかね。是非その広島の方に当時の話を聞いてみたいですね。

 

コインランドリーで深夜に立ち話をしている素顔のダンプ。

 

 

"巨体はびっくりするほどしなやか。「最近の子はちょと厳しい練習をすると、すぐやめちゃうんです」"

 

凶器ばかりが目に行くダンプですが、プロレスラーとしての体もしっかりとしています。

ダンプが凶器しか使えないパフォーマンスレスラーだと考えるのは早計です。

 

この週刊ポストの記事、当時の反響ばどうだったんでしょうかね。

全国紙ではありますが、ビジネス系の総合週刊誌なのでミーハーファンが見るような雑誌ではありません。"理解している大人"向けの記事だったのかもしれません。

 

クラッシュミーハーファンが、2枚目の仔犬を抱くダンプの可愛い素顔写真を当時見たら、どう思ったのか興味がありますね。