1985/3/29 雑誌「週プロ」で見る東村山大会 大森と引き分けたブルを賞賛

4/16の週プロに3/29の東村山市民スポーツセンターの試合が掲載されていたので引用します。

 

下記の試合です。

 

『1985/3/29 東村山体育館 大森ゆかりvsブル中野 フォークの落とし前をつけてやる!!』Evito-X-PuroさんのYoutubeよりAJW 1985 03 29 東村山体育館 ブル中野vs大森ゆかり13:00くらいより(↓AIでフルハイビジョ…リンクameblo.jp

 

『1985/3/29 東村山市民体育館 クラッシュ・立野vs極悪 相変らず浮くジュディマーチンさん』Evito-X-PuroさんのYoutubeより1985/3/29 東村山市民体育館 クラッシュ・ギャルズ、立野記代 vs ダンプ、クレーン、ジュディマーチン…リンクameblo.jp

 

 

 

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これじゃ大森は敗者同然だ・・


大森ゆかりと相対したブル中野 の緊張ぶりが手にとるようにわかる。

「そうですかァ。自分では努めて堂々としているんですけど......。だとしたら、無意識のうちに、そうなっているんですね」(中野) 

大森とのシングルマッチは、こ れがまだ2度目。自分の持ち味で あるパワーが通用しないとあって苦手意識を隠せないようだ。
中野のセコンドにはダンプ松本 とクレーン・ユウがついた。このことも、中野にはプレッシャーとなって、緊張の度合を高めていた。 先週号既報の通り、3月1日・ 勝田大会でダンプは左腕にフォー クを突き立てられた。その相手、大森に報復すべく、ダンプは中野に大森の肩を狙うことを命じたのである。
 

その作戦は、まんまと当たり、 とうとう大森は中野にとどめを刺せないまま、タイムアップのゴン グを聞いた。大森にとっては計算 外の"痛い"引き分けであろう。 セコンドの加勢があったものの、 中野がドローに持ち込み、初めて30分を闘い抜いたという事実は賞賛に値する。
 

「長かった・・・。 でも、大森さんの足を引っ張ることが出来て満足」 と言う中野が今、悩んでいるの は、このリーグ戦でダンプ松本と 当たること。
「その日が来るのが怖い・・・。どう攻めていいかわからないし、早く終わってくれないかなァ」
このカードは5月の次期シリー ズで実現する。
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ダンプとユウのセコンドの助けがあったとはいえ、大森と引き分けに持ち込んだブルのファイトを賞賛しています。

特にラストの10分はダンプの乱入はなしで、ガチの勝負でのドローでした。

大方の予想では大森の圧勝かと思われた試合ですから、引き分けでも金星だったと思います。

記事では「ダンプとユウがセコンドについたため、緊張の度合いを高めた」とありますが、頼もしいのではなく、余計プレッシャーだったんですかね(^^;

 

この頃になると大森の存在感が薄くなっています。プロテスト合格からミミ萩原のパートナに抜擢され、エリートコースまっしぐらの大森でしたが、ヒザなどの調子が悪くなっていたのか、この頃は強さが消えて、極悪同盟にもかなり手こずっていた印象です。

 

またブルが恐れていたのは次のダンプ戦と書かれています。

極悪入りたてのブルにとって、ボスのダンプほど怖い人はいなかったでしょう。ダンプの凶器攻撃をセコンドで間近で見ているだけに、余計に怖いでしょうね。

 

続いてはダンプ、クレーン、ジュディさんvsクラッシュ、立野の試合、と思ったら、ここは写真だけで触れられていませんでした。

 

 

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この日は、大森のパートナーで あるジャンボ堀がリーグ戦に初登場。出身地(武蔵村山市)に近いこともあって、幸先いいスタート を飾りたいところだったが、相手が悪かった。いきなりデビルだ。 このカードは同期生対決であり、 いつ見ても重量級の迫力を感じさ せる。それは100キロの極悪同盟とはまた異なる"重さ"だ。 残念ながら、クラッシュ・ギャ ルズにはこの"重さ"が欠けている。クラッシュが、先輩である2 人から学ぶべき点だ。

 

試合は、堀の痛めている腰を集中攻撃したデビルが、ダブルアー ムの体勢から叩きつける独特の風車式バックブリーカーでフィニッ シュ。堀、 大森のダイナマイト・ コンビにとっては悪い日となった。 さて、この日から関東サーキッ トに戻った女子プロの会場で目についたのは、揃いの赤いジャージを着た14人の少女の集団である。 これは1月15日の新人オーディ ションに合格した"新1年生"がその正体。14、15歳の少女たちは 来たるべきプロテストに備えて本格的に始動した。
連日、会場は超満員・・・ますます 憧れの念は強まるだろうが、問題はそのあと。

最近になって、2年目の加藤悦子が選手生活を断念した。現代っ 娘にとって、この世界はあまりにも耐え難いのか...。

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加藤悦子は、コンドルの代(1984年組)では雑誌で一番プッシュされていた感じでしたが、ここでリタイアなんですね。