その①の続きです。
今回はダンプ編です。
飛鳥に必殺のラリアートを食らわした瞬間をスクープ。これぞ、ダンプ松本、いい表情ですね。
その①の続き
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しかし、そんな二人もリングを離れる と普通の女性です。本条ゆかり23歳と松本かおり25歳、ショッピングをしたり映画を見たり、どこにでもいる20代の女性にもどります。リングの上では凶器になっているチェーンも、素顔の時は犬とじゃれあうおもちゃに早変わり。このやさしい目が彼女たちの本当の姿なのです。
試合の当日は、二時間~一時間前に控・室に入り、やさしい目を悪役の目に変えていきます。ひとつひとつメイクをしな がら、少しずつ気持ちを切り換え、リン グへと闘争心を燃やしていきます。
今日の女子プロレスが、私たちの目を ここまで楽しませてくれるのも彼女たち悪役の力です。チェーンに椅子、そして 場外乱闘、昔の女子プロレスでは考えら れなかった殺人的な反則技の数々。ひと つひとつの技に男子並の迫力をもち、リングの上で悪役を演じている彼女たちに、観客からの"帰れ"コールが沸きあがる。
彼女たちは、あの"帰れ"コールに何を思い何を考えているのか?
女子プロレス界に入団したその日から、 彼女たちに与えられた役目は、プロとし悪役を演ずることだけでした。 女子プロレスがスポーツとしてより、ショウとして楽しまれている以上、彼女たちはリングの上で悪役を演ずるしかないのです。 試合前と試合後、彼女たちが一瞬見せる素顔に、プロとしての辛さを見ること があります。20代の女性が演ずるにはむずかしすぎる、女子プロレスの世界。
ここに私たちは、青春ドラマを過激に リングの上で送る、美しい女性たちの姿 を見ました。そしてこれからも、リング の上で数々の青春ドラマを演じてくれる ことと思います。
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平易な文章ですが、内容は意外と深くつっこんでいます。
「"帰れ"コールに何を思い、何を考えているのか?」
この記者はおそらく「ダンプやユウは無理やり嫌な思いをしてやっている」と思っていたのでしょうが、いまとなって「ザ・ヒール」や「ぶるちゃんねる」のダンプの話を聞くと、"帰れ"と言われることを追求していた、むしろ歓迎していたというのだから、少々記者の意図とは違っていたようです。彼女らは本当にプロでした。(ユウの場合は、ファンも欲しいと話していたので、若干違ったかもしれませんが、ダンプは徹していたと思います)
ダンプ時代になってもまだ、「松本かおり」と名前を間違えられています。(^^;
「本条ゆかり」というのも字が間違えてますが・・。いい加減ですね。
さて写真を拡大してみます。
ダンプのメイク風景。メイク途中の写真は多く見ないのですが、細心の注意を払いながらメイクしている感じが伝わってきます。
マンガ「ダンプ・ザ・ヒール」ではまつ毛を器具で釣り上げていましたが、そのようなことはしていないように見えます。
四角くて長方形の手鏡を使ってますね。クレーンは丸い手鏡でした。(^^;
メイクしたあとにクルミ(大きいので)と一緒に一枚撮影されています。少し笑顔ですね。珍しい写真です。バックにはミルキーの紙袋が。
ダンプ、ロッシーモレノ、中野の3人でのタッグ戦だったんでしょうかね。
近影でのド迫力です。