解説「(ダンプは)『私は今まで相手にやられたことは初めてだ』と。だからこの恨みは怖いと」

(セコンドで虎視眈々と大森を執拗に狙うダンプ)

大森が足四の字に決めても、セコンドのダンプとクレーンが、ブルをロープまで引っ張って援護してます。

大森がロープ2段目から雪崩式にもっていきます。ベビー側は立野と山崎がサポートについていますね。
しかし、大森はどんな技をかけても、右肩を打ち付けてしまうので、自爆になってしまいます。かなり苦しい展開です。

ようやくフォールまで持っていきますが、クレーンの素早いリングインに妨げられてしまいます。
クレーンは手慣れた感じで、大森を軽く痛めつけています。
ダンプとクレーンがセコンドにつくと、ベビーフェイス側は決めるに決められず、どうしようもないんじゃないでしょうか。

少し苦しくなったところでクレーンが乱入。クレーンはブルの背中を叩いて、気合を入れなおしています。
先輩として優しいですね。「ホラ、しっかりしろ!!」って感じでしょうか。ちゃんと中野の面倒を見ているクレーンです。

(ダンプの鉄パイプ攻撃。これでもか!! と何度も連続して振り回すところがいいです)

この試合、とにかく極悪同盟の連携が素晴らしく、ダンプ、ユウ、ブルの3人がうまく噛み合っています。ダンプがセコンドで大森を攻撃しているときは、ユウがレフェリーを誘導しています。ダンプがカウントを取られそうになるとユウとダンプが交互に乱入したりと、息が合っています。
ダンプとユウは、長年コンビを組んでいるので、何も言わなくても分かっているのでしょうが、そこにブルという新戦力が加わり、さらに勢いを増している感があります。
さらにレフェリーのトニー松崎も翻弄されています。
極悪チームの反則に対して、反則を取ることもできず、陽動されっぱなしです。
志生野アナ「(トニー松崎に対して)若いし、正規のレフェリーとして」
志生野アナ「私はデビュー戦のときは絶賛したんですが」
トニーは演技なのか、本当に翻弄されているのか分かりませんが、この人、顔はすごい真面目な感じがするので、演技ではなく、松永兄弟にうまく使われている感じがします。

さらに場外戦へ。
ブルがコミッショナー・ウエダの前で堂々と反則攻撃!!
体格の良い大森を投げ飛ばすくらいの力が、ブルにはあります。極悪は場外戦でも、体格にモノを言わせてベビーフェイスに投げ飛ばされませんからね。

志生野アナ「本当にいい試合になりましたね」