1985/3/29 雑誌「週刊平凡」ダンプの素顔に迫る!! メイク過程もみせちゃう

1985/3/29号の週刊平凡でダンプが特集されましたので引用してみます。

 

 

 

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女子プロレス史上最凶の悪役

極悪同盟ダンプ松本 クラッシュつぶしだ 血祭りファイト!!

 

「キャーッ!」、リンクを取り囲んだ観客から悲鳴が湧いた。隠し持っていたハサミが、クラッシュキャルスの額をねらって突き刺さった。血タルマになったクラッシュを押さえ、 ダンプ松本はハサミ片手に不敵な笑いを浮かべる。凶器攻撃は、場内の「ヤメテー!!」の 哀願を無視、エスカレートするいっぽうだ。鉄ハイプ、チェーン、バケツ・・・・・情け容赦ないダンプの攻撃はえんえんと続く!
2月25日、鮮血の流れた東京・大田区体育館で、極悪盟のダンプ松本、クレーン・ユウの2人は、念願のWWWA世界タックのチャンピオンベルトを手中にした。
人気絶頂、かわい子ちゃんコンビのクラッシュを落とし、悪役の花がリングに咲いた。 何が何でもレスラーになると、やっと4回目でオーディションに合格して5年目の栄光だ。161センチ、100キロのダンプ松本は 「つぎはクラッシュを2人とも丸坊主にしてやる!」と、不気味にうそぶいている。

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もう少し細かく見ていきます。

 

(クレーン・ユウ、ブル中野を引き連れたダンプ松本。これがリングに嵐を呼ぶ凶悪トリオ"極悪同盟")

 

2/25の大田区体育館で行われたWWWA世界タッグ選手権のときの写真だと思います。ダンプの足の妖怪の絵が同じです。

この写真は週刊平凡の記者が当日に取材に来ていて、通路で撮影したんでしょうかね。事務所が提供したかもしれませんが。

 

(「ダンプの迫力に恐れをなして、近寄るファンは数えるほど。悪役の宿命とはいえ、素顔のダンプにも罵声が浴びせられる)

 

ダンプから半径2mくらいは、きれいに空間ができております。どう見ても周りの女の子はクラッシュファンです。ダンプに近寄る人はいません。

フェニックス号を降りたところで、クラッシュファンから罵声を浴びさせられている1シーンですかね。「ヤダー、あれダンプじゃん」とヒソヒソ話している様子が伺えます。

 

ただ一人だけダンプに近づくツワモノな女の子がいます。勇気がありますね。

 

(暴るよ! 私からプロレスをとったから、ただのデブになっちゃうからね。体力が資本ヨ!!と食欲はモリモリ!!5人前は軽~くペロリなのだ)

 

いくらなんでも、右手左手でこんなにガッツかないでしょう(^^; さすが週刊平凡へのサービス精神旺盛なダンプさんです。

 

 

(気に入ったトレーナーを「体が入るかどうか心配なの」といいながらヨイショと試着。犬は数少ない友達の一人。地方へも連れていく)

 

トレーナーを着るダンプに愛嬌があります。このような姿は「松本香」時代そのものです。愛犬のレモン(?)と一緒に撮影されています。

 

 

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ヒマがあればチンジャラとパチンコへ。腕はリングほどじゃない。

 

素顔のダンプ松本を目の前にして思わず意地悪な質問をしたくなった。 

--初恋はいつごろ?だれに? 

「やだぁーっ!」緊張ぎみだったダ ンプの顔がゆるみ、ボーッと頬に赤みがさした。24歳の乙女にしては意外に純情、ついに初恋の告白はナシ。

-- 結婚してもいい年ごろだネ。
「でも、いまさらフツーの結婚なんて・・・・・・」 と言葉をにごして逃げてしまった。
どうやら見かけとは大違いでテレ屋サン、恋の話は苦手らしい。

収入は年約1000万円と噂されている。その中から将来のために預金。夢はスナック経営? それとも ブティック?とにかくガッチリの堅実型、結婚しても家計のヤリクリの上手な奥サンになるにちがいない。

気を遣うのは食事。肉をメーンに野菜もたっぷり食べる。
「ヤセるのはあきらめました。プロレスのために」。ダンプの青春はプロレ スに燃えているのだ。

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「ぶるちゃんねる」で「パチンコにお金を使ってもったいなかった」と話されていましたが、まさにソノ場面です(^^; でも興行中の先輩からのストレスを解消するのに、犬とパチンコくらいすることがなかったから仕方ないのかも。

また、「将来のためにガッチリの堅実型で預金している」と書かれていますが、実際は食べて流れて終わったみたいですね。(^^; 

 

(紫色に染めた髪を除けばフツーの女の子。素顔は童顔でかわいいね)

 

この週刊平凡の記者はかなりダンプを好意的に見ています。取材に気をよくしたのか、メイクの過程が掲載されています。素顔からメイク完了に至るプロセスを掲載した写真は、ほとんど見ないので貴重です。メイクには20分、ポイントはアイシャドウとエクボを隠す頬のシャドウ、そして口を小さく見せる紫の口紅で出来上がりです。

 

(自宅からの通勤には自転車を利用、でもコワレないかちょっと心配)

 

こりゃ全員振り向くわ(笑)

 

目黒の事務所前では頻繁に見られた光景だったのかもしれませんが、目立ちますね。金髪を隠すために、普段は帽子をかぶっていたのかもしれませんが、これは撮影用に帽子はとったのかもしれません。「ダンプ・ザ・ヒール」では、新車に傷をつけられ、バイクをパンクさせられ、最後にはこの自転車になったと書かれていますが、この自転車もサドルが盗まれて大変だったようです。いまならサドルの代わりにブロッコリーが刺さるイタズラになっていたでしょう(^^;

しかし自転車が小さく見えます。本当に壊れなかったのかな(^^;