1985/4 雑誌「月刊明星」 ダンプがバイク道場に入門?

1985/4月号の「月刊明星」にはダンプがバイク道場(?)に入門した体験記があります。

なぜダンプがバイク道場? どういう経緯でこうなったのか分からないのですが、引用してみます。

 

 

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ダンプ松本の秀明道場 1日入門記

パワーで合格! バイクの道はリングに通ず

The BIKE ぶっちぎり講座

 

秀明道場・・東京は、東大和市にあるここは、いま、モトクロス界で"ガッツ秀明" として名をはせる鈴木秀明氏が主宰するモトクロスチーム。「バイクは、テクニ ックよりも体力だっ!」を、持論としている鈴木氏は、その考えが正しいことを 証明するためにこの「秀明道場」とゆー名のモトクロスチームをつくったのだ。た くさんの器具が置かれ、まるでアスレチッククラブといった感じの彼の道場に、 若いバイク小僧たちは集い、もう自分が自分じゃなくなっちゃうほどそこで鍛えられ、それからモトクロスのレースで活躍するようになる。我々、CAN・BO班は、この秀明道場にあのダンプ松本を1日入門させることを思いついたのだ。

 

 実は、我々CAN・BO班は、みんなクラッシュギャルズどわーい好き。であるからして、つまり、そのココロはダンプ松本どわーいキライ、憎いなのだ。2月 25日、東京・大田区体育館でクラッシュ のWWWA世界タッグ選手権にクレーン・ ユウと組んで挑戦するダンプをこの道場でムチャクチャしごいてもらって「アー、 ワタシってダメな女だわ」なんて弱気にさせちゃおう、と考えたのも当然なのだ。

さて、その一日入門当日です。鈴木秀明先生には、いつもの練習メニューをダンブに課してもらうことにしたのだ。どんなメニューであるか、先生の言葉を。 「まず、ジョッキングね。(ジョギングではない。ジョッキングである。先生が 言うのだから確かである)で、体があったまってきたら、柔軟体操して筋肉とか ほぐす。(鈴木先生はマッサージの経験 があって、その腕は確かである) ここまでが基本で次は体をつくる運動。手首、 大腿部、腹筋、背筋、これを重点的に鍛える。腕立て伏せや腹筋運動なんかを50回ぐらいをセットにして何度か。で、その後、モトクロスに必要な運動として足上げ腹筋をしながらのベンチプレスやブリッジをやって、それから・・・」


書くのはたやすいけど、ホントにハードなこのメニュー、2時間あまりダンプにやってもらった。その結果は、このペー ジの写真でおわかりでしょう。ダンプは、 プロレスで鍛えられたその体でこのメニ ュー楽々とこなし、鈴木先生に「今度は モトクロスのバイク、乗りにおいで」と 気に入られてしまいさえしたのだ。うー む、ダンプはバイクより強かった。デス。

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写真を拡大してみます。

 

 

 

ブリッジも普通にこなすダンプ。こんなトレーニングを本当にバイク教室でするのか!?

 

当時ダンプが乗っていたリードSS。ノーヘルで竹刀を担いで撮影されてます。

これは道路交通法上、大丈夫だったのか!?w

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ちなみにこの秀明道場、まだあります!

https://www.hideakicyclemotor.com/

 

いまも道場があるようで、販売業がメインのようです。ダンプの当時のサインが飾ってあったりしないのでしょうか。(^^;

 

「ダンプはバイクよりも強いのか!?」というネタ記事ですが、当時は車とバイクが大流行していて、ティーン誌には必ず車の話題やバイクの話題が紹介されていました。まったくオフロードと関係ないダンプが取材をされたのも、当時の流行に乗ったんだと思います。

 

ところで「秀明道場」の入門10ヶ条に「礼儀正しくする事」「バイクは安全に乗る事」とあるのですが、卑怯な凶器攻撃を主体とするダンプが、ノーヘルで道場に入門しているのが笑えます。


ダンプがジョッキング(ジョギングではないらしい)や、腕立て伏せは苦手だったはずですが、この内容だと、ダンプはすべての項目を卒なくこなしていた様子。「秀明道場」では、なぜかブリッジまでさせられていますが、さすがに本当の生徒にはやらせてないですよね・・(笑)