1985/4/3 相模原総合体育館 長与千種vsダンプ松本 デスマッチやるぞ!!

1985/4/3 相模原総合体育館 長与千種vsダンプ松本

元の動画が見つからないので、見つかり次第リンクを追加します。

 

(↓AIでフルハイビジョンに変換した動画です。試合部分のみ抜粋)

[AI FHD] 1985/4/3 相模原総合体育館 長与千種vsダンプ松本リンクwww.youtube.com

 

今回はジャパングランプリの序盤戦、長与千種vsダンプ松本の試合を見ていこうかと思います。


 

まずはダンプの入場。おでこに赤い炎のような模様が描かれていますが、これはなんでしょうかね。なにかの妖怪でしょうか。

 

志生野アナ「黒い眼鏡をかけ、黒いコートであります」

志生野アナ「手には竹刀を持ったダンプ松本、堂々たる入場ぶり」

 

ここまでは普通にリングイン。

クラッシュのテーマミュージックが流れます。

 

 

ここでダンプが青コーナーでサングラスと皮のコートを脱いで、一目散に竹刀を持って赤コーナーへ。素早いです。

 

志生野アナ「ダンプ松本がなんと、花道のほうへ行っております」

志生野アナ「いま花道に入っていきました」

志生野アナ「ああーっと、早くも場外戦が展開されております」

 


なんと花道を通る長与を竹刀でコテンパにするダンプ!!

相手が長与の場合は、ガンガンと奇襲攻撃を仕掛けてきます。

 

志生野アナ「奇襲攻撃だ」

志生野アナ「驚きました。フラッシュがたかれます」

志生野アナ「執念を見せつけます」

 

 

志生野アナ「今髪を持って花道から引きずりだしました!!」

志生野アナ「竹刀攻撃だ!!」

志生野アナ「情け容赦なく浴びせられております!!」

志生野アナ「すごいですね、ダンプの執念は!! 誠にすごい!!」

 

 

お客様が騒然とする中、そのままリングインして、ゴングが鳴って試合開始です。

 

氏家アナ「テープを投げないでください!! テープを投げないでください!! 」

 

長与のコールで紙テープを投げようとしていたクラッシュファンは相当にムカついたんでしょう。選手紹介で投げる予定だった紙テープをガンガンと投げ込みます。まぁ、仕方ないですね。選手紹介がないんじゃ、使いどころがないし(^^;


 

お客様からトイレットペーパーまで投げ込まれました。すぐに凶器に変えるダンプ(笑)

しかし、これはヘナチョコ凶器だったのか、すぐに辞めました(笑)

 

 

今回の長与の水着はいつもの赤ではなく、赤をベースにしたお洒落なデザインなものになっています。ダンプのほうは昔から着用しているお気に入りの幾何学模様の黒水着です。

 

志生野アナ「試合が始まっちゃいましたね」

ウエダ「長与は髪を短くしていますが、これは大田区のタイトルマッチで」

ウエダ「ダンプに切られたんですよね。いま長与は髪切りマッチを要求しているんですよ」

 

解説を聞くと、髪切りマッチって長与のほうから要求していたんですね。大田区体育館でのWWWAの試合でダンプにハサミで髪を切られたことが起因しているようです。

 

志生野アナ「騒然としております」

志生野アナ「ようやく長与千種コールが沸き起こっております」

志生野アナ「阿部四郎、いまダンプ松本を助けました」

ウエダ「レフェリングの位置が悪いんですよ」

志生野アナ「完全にダンプ松本のペースであります」

 

 

ダンプがサーフボードストレッチを決めている間に、ブルとクレーンが集団で長与を痛めつけます。

長与としてはたまりませんが、ある意味美味しい場面でもあります!!

 

 

長与がついに得意の抗議タイムに突入!!

 

志生野アナ「いま放送席の植田信治コミッショナーに対しまして抗議!!」

志生野アナ「3人がかりでやってきたことに対して抗議!!」

 

 

長与「3人でやってんじゃねーかよ!! 3人で!!」

 

マイクを持つとボルテージが上がる長与(笑)

 

 

ダンプ「うるっさーいっっ!!」

ロープ2段目から迎え撃つダンプ。ヒールとして黙々と仕事をしています。

 

長与がなかなか止まりません。

 

長与「3人でやってんじゃねーかよ!!」

長与「1対1でやれ!!」

 

 

長与があまりにもうるさいので、ダンプも仕方なく1対1の攻防に応じます。優しいダンプさんです。

 

志生野アナ「ダンプ松本も極悪同盟のドンですから」

志生野アナ「どうかひとつ堂々と一対一で戦ってもらいたいです」

ウエダ「指示はしていないと思うんですね」

志生野アナ「ここはクレーンとブル中野は入らずに見ごたえのある一戦ですから」

志生野アナ「ファンの皆さんにみせてほしいところです」

 

 

長与のソバットが決まったかと思いきや、阿部四郎があいだに入って犠牲に。この人、色んなことを仕掛けてきますね・・(笑)

 

 

執拗以上に長与と客を煽る阿部四郎。

 

志生野アナ「これも阿部四郎の位置が悪い」

志生野アナ「おおっと、阿部四郎が怒った!!」

ウエダ「(阿部四郎が)怒ったらダメなんです。いまのはレフェリーが悪い」

志生野アナ「見事にソバットが入りました。いまのは阿部四郎が悪かった」

お客様「カーエーレー!! カーエーレー!! カーエーレー!! カーエーレー!! 」

 

お客様をここまでムカつかせる阿部四郎はたいしたもんです。

 

 

クレーンから渡されたチェーンを長与の足に巻きつけ、さらに竹刀&鉄パイプ攻撃。

お客様の悲鳴と怒声がアップ!!

 

 

鎖と竹刀を使い、2人で自由自在な体位を繰り広げます。

 

もはやこの入れ替わり立ち代わりの体位に、ダンプと長与の芸術性さえを感じます。

 

 

怪獣がウルトラマンの頭に襲い掛かっているようです。

 

 

ついに放送席にも乱入。前半に長与がウエダに申し入れをしたので、ダンプが放送席に怒りの逆襲を仕掛けます。

 

志生野アナ「ああーっと放送席にやってまいりました!!」

志生野アナ「先ほどのお返しでしょうか!?」

志生野アナ「ダンプ松本が血相を変えております!!」

志生野アナ「ダンプ松本の顔がねぇ・・目が吊り上がって大変な形相になっておりました」

志生野アナ「至近距離でダンプ松本の顔を見ました」

志生野アナ「怖い表情をしていますねぇ!!」

 

ダンプの赤鬼のようなペインティングに、志生野さんも至近距離で少しビビッたようです。

 

 

ダンプがラリアートを空振りしたところに長与がソバットを一発食らわします。

その後、ダンプの腕がロープに絡まり、長与は千載一遇のチャンスです!

 

 

ここぞとばかりにダンプにパンチを喰らわせ、さらに阿部四郎を場外へと引きずり出して鉄柱攻撃。

トンパチ娘の本領が発揮されます。ダンプの竹刀を奪っての反則攻撃!!! もうどうなってもいい!!

 

ここでゴング。

 

ベビーフェイスが反則に走ると終了です(^^;

 

志生野アナ「いまゴングを鳴らしました」

ウエダ「その前に取らないといけないですよね、このケースは」

志生野アナ「いまのゴングはなんですか?」

ウエダ「反則のゴングじゃないですか」

志生野アナ「そうしますと、長与千種が負けになるわけですか?」

ウエダ「その前に松本が反則をしましたから、このレフェリーはおかしいと思います」

志生野アナ「あー、よくありません」

志生野アナ「阿部四郎、額を割ってしまいました」

志生野アナ「その血を見まして、サッと反則のゴングを鳴らしました」

 

ここで突然ジミー加山がマイクで登場。

唐突過ぎます。

 

 

ジミー「チョットマテ!!」

ジミー「イマノ判定、オカシイ!!」

志生野アナ「阿部四郎はダンプ松本の手をあげております」

志生野アナ「阿部四郎とジミー加山もいまや宿命の対決ですよ!」

ジミー「長与千種がやる前に、すでにダンプ松本選手が反則を取らないとオカシイ」

ジミー「イマノ判定ハ、オカシイ!!」

志生野アナ「阿部四郎を鉄柱に叩きつけたのは悪かったが」

志生野アナ「その前に散々、凶器攻撃を極悪同盟はやってますからね」

ウエダ「だから、これはオカシイですね」

 

 

ダンプはジミー加山に突っかかり、長与は阿部四郎に突っかかっています。

リング内は4人が交錯して大混乱。

阿部四郎は思ったよりも出血してますね。

 

判定を巡って、荒れにあれています(笑)

 

 

ここで放送席にジミー加山が駆け込みます。

突然おいしい場面が降ってきたウエダ!!

 

志生野アナ「どういうことになるんでしょうか」

志生野アナ「ジミー加山がやってきました、放送席」

志生野アナ「コミッショナーに(ジミー加山が)判定を求めました!!」

ウエダ「この試合、私は全部みておりましたが

ウエダ「ダンプ松本の判定負けとします!!

 

ここまでやらしといて・・・。

だったら最初からコミッショナー権限で凶器取り上げろよ(笑)

 

 

怒りが収まらずに竹刀で放送席をガンガン叩くダンプ。

どうせならウエダの背骨を攻撃しろ!!

 

ウエダ「やめなさい!!」

ウエダ「やめなさい!!」

 

 

さすがにコミッショナーを攻撃するわけにはいかないので、腹いせに松永ファミリーをぶったたくダンプ。ジミー加山がとんだトバッチリ。竹刀3発喰らってます。

ここでトンパチ娘がなぜかマイクを持って叫びます。

 

 

長与「おい、ダンプ!!」

長与「よく聞け!! おい!!」

長与「お前たち、デスマッチでやるぞ、デスマッチ」

長与「お前とデスマッチやるぞ、後楽園のときに△■★」

長与「デスマッチだからな、1対1だからな」

 

 

ダンプの憎たらしい感じの表情。素晴らしいです。ダンプは本当に表情豊かです。

「正義」は怒ってばかりの表情ですが、「悪」は高笑いしたり憎々しかったり、表情を自在に変えなければ一流ではありません!!

 

志生野アナ「場内騒然としております」

志生野アナ「いまウエダシンジコミッショナーが中に入った」

志生野アナ「ジミー加山が改めて長与千種の手をあげております」

志生野アナ「ウエダシンジコミッショショナー、最終的にはどういう判定ですか?」

ウエダ「前から言っていますように、阿部四郎レフェリーは長与千種の反則を」

ウエダ「取ったわけですが、その前にダンプ松本の反則がありましたから」

ウエダ「たまりかねての反則でしたので、私はジミー加山の言い分を承認しました」

ウエダ「勝負はダンプ松本の反則負けです」

志生野アナ「明解な判定が下ったようであります」

 

志生野アナがまとめを話しているときも、背後で長与のマイクパフォーマンスが続いています。

 

長与「後楽園でデスマッチやってやるぞ!!」

長与「今度決着つけてやる!!」

 

格好いい長与、ファンを味方につける長与。

しかし、そのあなたがデスマッチで丸坊主になるとは・・(笑)

このときファンは、知る由もありませんでした。

 

 

 

今日の凶器 竹刀、トイレットペーパー、チェーン、鉄パイプ、