1985/5月号のセクシーフォーカスにダンプと長与が掲載されたので引用してみます。
----------------------------
流血シューティング・女子プロレスに見た本物の味
クラッシュ長与の頭を割った凶器責めに狂喜する休日の定期便
今や女子プロレスは第3期のブームと言われている。 マッハ文朱の頃を初期として、その後の華麗なるビューティー・ペア、そして、現在のクラッシュ・ギャルズ。この女子プロを支えているファン達を大別すると、女子高生とサラリーマン。 女子高生たちが「おねーさまって、とってもたくましいわ」という乙女ちっくレズ的に熱狂してるのはいいとしても、 よくわかんないのがサラリーマンのファン達。
女は強くなった、今の男は軟弱だ、と 言われて久しいけれど、何故、男たちは今さらのように強い女たちを求めるんでしょーか? あまりにいじめられすぎてほとんど感覚がマゾになってしまったと いうことも考えられるけれど・・・・・・。
この写真は2月末、太田区体育館で行なわれたクラッシュ・ギャルズ対極悪同盟ダンプ松本とクレーン・ユウとの一戦。 極悪同盟が持ちだしてきたはさみによる凶器攻撃で、あわれクラッシュ・ギャルズは顔中血みどろになってしまったのだ。
かつて、女子プロではタブーとされていた顔への攻撃も、今やすっかり破られてしまっているうえ、凶器の持ち込みもさかん。 男子プロレスなんかより、最近は女子の方が、流血試合となることが多 くて迫力があるという人もいる。
そして、日曜日の昼下がり。どこに遊びに出るでもなく、家でゴロゴロしながらテレビを観ているサラリーマン達。 馬中継には興味なく、他人のやってるゴ ルフを見ても面白くもない、という人であれば、残るはプロレス中継ぐらいしかない。 見るともなく見ているうちに、いつしかサラリーマンの間で、どんどん女子プロレス・ファンが増加していったというわけ。
そういえば、女子プロレスラーたちは、 過酷なトレーニングと試合日程のために 生理の血が止まんない、というウワサも ある。
「顔から血を流し、股間からも血を流し っぱなしで、可哀想だなァ」と言いつつ テレビに食いついて彼女たちの水着姿に 興奮するサラリーマンこそ哀れ!
----------------------------
当時の女子プロレスファンは主に女子中高生のミーハーファンが多かったわけですが、サラリーマンの男性ファンも多かったと書かれています。
会場はクラッシュミーハーファンだらけで、オジサンは肩身が狭い思いをしていたわけだけど、この当時はテレビ中継が毎週のようにありました。
テレビをオンにすると女子プロレス中継がやっていて、ダンプvsクラッシュの流血試合を見ていれば、否が応でもテレビにくぎ付けになってしまいます。刺激的でした。
男性ファンは会場に行かなくても、かなり楽しめた思います。
水着を着た女性が血を吹き出しながら戦うという、いまじゃ考えられないテレビ中継。放送コードギリギリ感が良かったと思います。
そういう意味では、自分は当時テレビ中継を見られて幸せだったのかなと思います。(^^;
今はYoutubeやザフスク番組で好きな番組を見られるけど、自分の好きなものしか見ないというか。勝手にオススメされる番組は、自分の予想範囲内の興味がありそうなものばかり。
テレビだと興味がなくても目に映りますからね。昔のほうが幅広く色んなものを見られたかもしれません。