
Evito-X-PuroさんのYouTubeより
1985/6/25 品川プリンスホテル ジャパングランプリ長与千種vsダンプ松本
(↓AIでフルハイビジョンに変換した動画です)
今回は1985/6/25に品川プリンスホテルで行われたジャパングランプリの準決勝を見ていきたいと思います。
以下、6/14時点でのジャパングランプリの戦績となります。
今回の試合の前で飛鳥が立野を下していますので、勝ち点7となりトップです。長与もジャンボに勝利して勝ち点6.5になったと思われます。
勝ち点7で飛鳥がトップ、2位が勝ち点6.5で長与とダンプが並んでいますので、2人での準決勝となりました。
志生野アナ「阿部四郎の姿が見えてまいりました」
志生野アナ「青コーナーりの花道であります」
志生野アナ「そしてご覧ください。極悪の旗をかざしてダンプ松本」
志生野アナ「後ろにブル中野がついております」
志生野アナ「異様な雰囲気」
志生野アナ「いまゆっくり、早くもカメラマンに対して挑発行為をとっております」
志生野アナ「こういったことは許されません」
志生野アナ「取材班に対して、ダンプ松本」
志生野アナ「今日は竹刀もいつもの色とは違いますね」
宮本「グリーンの色に塗って登場してますね」
これまでダンプは意外とカメラマンに対しての挑発行動は行っていません。これまでは阿部四郎がカメラマンを蹴ったりしていましたが。
私が見てきた試合の中では、このジャパングランプの準決勝で初めてカメラマン(大山カメラマン?)を攻撃しているように見えます。
テレビ局のカメラは高額なので、ダンプ自身も多少気が進まなかったのか、松永会長からの許可がなかなか下りなかったのでしょうか(笑)
また竹刀を緑色にしたのはこの試合からでしょうかね。やはり目立つからでしょうか。
竹刀の色が鮮やかでポーズも決まっています。
続いては長与の入場。
お客様「チーグーサ!! チーグーサ!! チーグーサ!! チーグーサ!! チーグーサ!! 」
後輩の小倉、永堀らに囲まれて入場。
志生野アナ「千種の姿が見えます」
志生野アナ「小倉由美、永友可奈子も後ろから従っております」
志生野アナ「今日プロテストに合格した岡林理恵の姿もあります」
志生野アナ「ファンの興奮は最高潮に達しました」
リングインと同時に鼻息が荒い長与(笑)
そして選手紹介中に突然阿部四郎に襲い掛かります(笑)
唐突すぎて意味不明です。さすがです。
志生野アナ「おおーっと、どうしたか」
志生野アナ「いま氏家リングアナの選手の紹介の最中でした」
志生野アナ「阿部四郎レフェリーに対して長与千種、襲い掛かりました」
志生野アナ「いまのはちょっと異常でした」
宮本「前回のリーグ戦でも阿部レフェりーがやりましたけど」
宮本「間一髪の反則勝ちで長与が勝っているんですけど」
宮本「その思い出がありますからね」
ヒール側が突然襲い掛かるのは理解できるのですが、ベビーフォイスから急襲するってどうなっているのでしょう。
長与の突然の怒りは一旦収まり、その後ようやく選手コール
この試合のダンプは頬に色々と塗りたくっていますが・・・・。なにかの絵なのか!?
ここで試合開始。
試合開始と同時に場外乱闘が始まります。
さらにいきなりトップロープからのトペ。長与はなぜかこの試合、異様に興奮気味ですね・・。
志生野アナ「早くも場外乱闘になりました」
志生野アナ「ダンプが登場するといつもこうなります」
志生野アナ「ああーっと長与が飛んだ!!」
志生野アナ「いやー、これはもうどういった試合になるのか全く見当がつきません」
志生野アナ「おそらくまともな試合にはならないでしょう」
ダンプのサーフボードストレッチからのロメロスペシャル。
志生野アナ「ブル中野が入って参りました」
志生野アナ「ダンプ松本のために徹底的に働くといっております、ブル中野」
志生野アナ「まるでタッグ戦のようです」
志生野アナ「これはまた大変だ、この怪力です」
志生野アナ「極悪の3人が入って参りました」
さらに鉄パイプ攻撃、フォーク攻撃と次々と凶器が運び込まれます。
阿部四郎とも絶妙な連携をみせながら、ついには石油缶も入ります。
志生野アナ「鉄パイプがでました」
志生野アナ「脳天にいっぱつ!!」
志生野アナ「ああーっと、石油缶が入って参りました」
志生野アナ「これは今までにはない凶器であります」
志生野アナ「強烈、バケツがいつも入るんですけれど、石油缶が入りました」
志生野アナ「ちょっとひどいぞ、試合にならない感じ」
意外なことに石油缶(一斗缶)はこれまで使っていなかったんですね。
志生野アナ「試合になりません」
志生野アナ「完全に額を切りました、鮮血が額から流れております」
きちんと石油缶の潰れていないところで叩いているダンプさんの冷静さに注目です。
志生野アナ「この試合に勝ったほうが今日最後の試合でライオネス飛鳥と対決いたします」
志生野アナ「そして、勝ったほうが8/22、いよいよ日本武道館」
志生野アナ「WWWAシングルチャンピオンベルトをかけまして」
志生野アナ「ジャガー横田と対戦であります」
飛鳥は勝ち点トップで決勝戦からのシードですね。
しかし準決勝と決勝を同日にやるというのは、どう見ても準決勝を戦った選手のほうが不利に思えるのですが・・。別日にやればいいのに。
ダンプ「みてろ、おらぁーーーーー!!!!」
志生野アナ「そしてマイクを持って徹底的にやっている」
志生野アナ「これですよ」
ダンプ「起きろコラァァ、来いてめーっー!!!!」
志生野アナ「なにかダンプ松本、鬼気迫るものがあります」
志生野アナ「鬼だ!!」
ダンプは他の選手にはやらないですが、相手が長与だとまるで楽しんでいるのかのように、生き生きと叫んでいます。試合をもっと盛り上げようというスイッチが入るかのようです。当然攻撃も苛烈です。
ようやく長与のサソリ固めが決まります。
ブルが乱入しようとしたところをデビルが邪魔をしてきました。
なんとしても存在感を示したいデビルさんです。長与の師匠でもないし、いつの間にかクラッシュ側のボスみたいな感じになってますね・・。別に良いのですが。
この頃から、デビルとブルはリング下でのいざこざが始まったのでしょうか。
志生野アナ「ついに鎖が出ました」
志生野アナ「なんとか極悪の暴走を止めない限り試合になりません」
志生野アナ「あまりにひどい」
志生野アナ「シングルマッチではありません」
志生野アナ「完全に1対3の試合です」
今度はチェーンと栓抜きを使用。
長与をロープ上段に縛り付けて、頭をグリグリと痛めつけます。
リング上でハリツケにされる痛々しい少女みたいな、ドSなシチュエーションです。
志生野アナ「長与の闘志は健在です!!」
志生野アナ「依然としてフラフラしています」
長与はフラフラしながら(演出ですね)、闘志をうまい感じでみせていきます。
そして再び長与が固め技に持っていきますが、阿部四郎の足を使ってロープブレイクをするダンプさんです。しかしダンプもかなり疲れてきています。
志生野アナ「ちょっとダンプ松本、苦しくなりまして」
志生野アナ「阿部四郎の足を利用しております」
志生野アナ「いやいや、阿部四郎もモタモタしてますね」
志生野アナ「ロープに逃れました」
そしてまたまた場外へ。
長与がパイプ椅子を持ち出して、ダンプの脳天に叩きつけます。
このトンパチ娘は椅子をたたまないで、そのまま殴りつけ来るので困ります。きちんとクッション部分では殴っているようにみえますが、危険です。
案の定、これでダンプも流血してしまいました。
志生野アナ「いまの場外乱闘は乾坤一擲、見事なものがありました」
志生野アナ「ようやく長与、反撃のチャンスをつかんだ」
志生野アナ「ダンプ松本、相当ダメージをおっているようですよ」
ゲスト「ボクのテーブルの横に血がついています」
志生野アナ「もう両者フラフラであります」
(ダンプの額もやや鮮血で染まる)
このあともチェーン攻撃やあれこれ攻防を続けますが、なかなか決着がつかず。
氏家アナ「試合時間29分経過~、ラスト1分!!」
志生野アナ「あっという間に29分。29分経過しております」
志生野アナ「引き分けの可能性もでてきました」
氏家アナ「ラスト30秒!!」
志生野アナ「すでにライオネス飛鳥、立野記代を破って決勝戦進出を決定しています」
志生野アナ「果たしてライオネス飛鳥に挑戦するのは長与かダンプか」
志生野アナ「しかし残り時間がなくなってまいりました」
志生野アナ「時間いっぱい戦いました、長与とダンプ」
ここでゴングの音
志生野アナ「ここでゴングがなりました」
志生野アナ「これは思ってもみませんでした」
志生野アナ「引き分けということになると0.5でしょう」
宮本「引き分けということなんですけど、これは優勝戦進出決定戦というこですから」
宮本「どちらかが勝ち負けをつけざるを得ないですね」
志生野アナ「果たしてどういったことになるんでしようか」
ダンプの化粧も相当に剥がれてきています。大丈夫か?(^^;
志生野アナ「久しぶりですね、謎のマネージャが登場してまいりました」
志生野アナ「極悪側のマネージャであります」
志生野アナ「マネージャがリング内に登場してまいりました」
これはロッシー小川なのか!? 若干背が低い(180cmはなさそう)ので別人のようにも見えます。
しかし、このタイミングでのマネージャの登場は、最初から仕組んでいたのか、かなり意図的な感じがしなくもないです。
さて、この後はどうなってしまうのか。後半の飛鳥戦に続きます。
今日の凶器 竹刀、鉄パイプ、フォーク、一斗缶、マイク、チェーン、栓抜き、