1985/7/5 足利体育館 クラッシュギャルズ&立野 vs ダンプ&ブル&ピーターセン

ジャパン女子プロレスさんのYoutubeより

1985/7/5 足利体育館 クラッシュギャルズ&立野 vs ダンプ&ブル&ピーターセン

 

(26:00くらいより)

 

(↓AIでフルハイビジョンに変換した動画です。試合のみを抜粋)

[AI FHD 60fps] 1985/7/5 足利体育館 クラッシュギャルズ&立野 vs ダンプ&ブル&ピーターセンリンクyoutu.be

 

今回は1985/7/5に足利体育館で行われた6人タッグマッチを見ていこうと思います。

 

まずは極悪の入場から。

 

 

志生野アナ「今日はライオネス飛鳥、長与千種のクラッシュギャルズと」

志生野アナ「立野記代がコンビを組んで」

志生野アナ「ダンプ松本、そしてデズリーピーターセン、さらにブル中野であります」

志生野アナ「いまゆっくりと極悪が入場してまいりました」

志生野アナ「異様な熱気の足利市民体育館」

 

 

一人だけとんでもない美人がいますw

極悪同盟に場違いな「綺麗な金髪レスラー」が登場(笑)

 

雰囲気はコマネチみたい。

さっそく志生野アナがツッコミを入れます。

 

志生野アナ「しかしデズリー・ピーターセンという人はなかなか美人レスラーでしてね」

志生野アナ「極悪同盟の中に入るとちょっと異質という感じがしなくもないですね」

宮本「昨年の3月に初来日しているんですけども、けっこうラフファイトを使いますから」

宮本「戦いに入りましたら、顔とは違うファイトをします」

 

宮本曰く「顔は綺麗でも、レスリングではラフファイトをするから良い」ということです(笑) とはいえ、極悪化粧をしないと本当に美人としかいいようがありません。どうみてもベビーフェイス、クラッシュの100倍は美人です。

 

 

足利は立野の地元ということで、本日はメーンイベントに登場とのことです。立野に花束が贈られています。極悪チームとしては立野が格好の獲物になりそうです・・。

 

 

いよいよ選手紹介。

 

 

ブルの紹介のときに、ヌンチャクを振り回していますが、クラッシュへの紙テープが絡まってしまい、全然ヌンチャクアクションができていません。

ぶるちゃんねるでブル自身が「クラッシュさんの紙テープで全然振り回せなかった」と話していた回があったと思うのですが、これですかね(笑)

 

(因縁をつけあうダンプと長与)

 

志生野アナ「阿部四郎がリング上に登場しまして早くもカエレコールが起こっております」

宮本「ジャパングランプの余韻が残っていますからね」

宮本「8/28の大阪では、長与千種、そしてダンプ松本が髪切りマッチを行いますね

宮本「優勝戦では長与、飛鳥の友情前に敗れ去った松本ですから」

志生野アナ「もういまやってますよ」

志生野アナ「これは髪切りマッチの前哨戦」

 

試合前にダンプが飛鳥の髪の毛を引っ張ったり、長与にガンをつけたりと細かいところで色んなことをしています。

しかし、髪切りマッチっていつの間に決まったんでしょう!?

この試合の解説で初めて聞きました。会場では決定されたという看板でも出ていたんですかね。

 

 

1本目

 

 

開始と同時にクラッシュがブルに対して連携攻撃。

 

 

この頃から使い始めたヘアホイップ(髪の毛を掴んで放り投げる技)が立野に決まります。

 

志生野アナ「ダンプ松本が登場してまいりました」

志生野アナ「立野が捕まった、おーっととと」

宮本「面白い技ですね、いまのは」

志生野アナ「これは凄いぞ、髪の毛が全部抜けちゃうんじゃないか」

志生野アナ「そういう技であります」

 

痛がる立野に対して「面白い」という本音の形容詞を使ってしまう宮本さんが笑えます。

 

 

ダンプが立野を捕まえているリング下に3人の極悪と思われる選手がいます。一人は斉藤でしょうが、リング内にインしてきたのは新人の仲前のように見えます。もう一人は誰でしょうか、やはり新人の坂本ですかね。ちょっと分かりません。

 

 

立野の地元の足利ということで、立野を集中的に攻めています。チェーンで立野の首を締めあげます。ちゃんと地元で立野を可愛がってあげています。とても親切で優しいダンプさんです。

 

 

志生野アナ「凶器が出てきた、立野の首に鎖攻撃であります」

志生野アナ「6人の選手がでております」

志生野アナ「ピーターセンが長与千種につかまっております」

志生野アナ「ピーターセンが放送席にすごい勢いで叩きつけられました」

志生野アナ「(ピーターセンは)まだ起き上がれません」

 

ダンプとブルで攻める極悪同盟。デズリー・ピーターセンさん、なぜかタッチされずに空気にされています(笑) 

立野をチェーンで締め上げるダンプに対し、長与と飛鳥が乱入。

ブルとデズリーさんも乱入。デズリーさんは長与に放送席に引きずられてあっさりと脳天を叩きつけられました・・。非力であまり戦力になりません。

 

 

志生野アナ「さぁ、ダンプが行く」

志生野アナ「おおーっとラリアートがさく裂」

志生野アナ「上から100kgがいって、カウントがあっという間に3つ」

志生野アナ「3つ入った」

宮本「いまのカウントは早かったですね」

志生野アナ「早すぎます、いまのは2つかと思ったら3つ入ったんですね」

志生野アナ「いやぁ驚きました」

志生野アナ「青コーナーには阿部四郎という強い味方がついております」

 

阿部四郎の高速スリーカウントに、場内は大混乱。

一本目は極悪があっさりと取りました。デスリーさんは何もしていないです。

 

観客は大ブーイング。

 

ダンプ「ウルサーーーーーイ!!!」

 

地元の立野が超高速3カウントで仕留められ、騒然となっています。その怒声にダンプが「うるさーい!!」の雄たけびです。ダンプさん、地元の立野に見せ場を作ってあげるのかと思いきや、あっという間にフォールしてしまいました・・w

地元レスラーに容赦ないダンプさんです。

 

 

相変わらず何と言ってるのかよくわからない長与のマイクパフォーマンスが出ます。

 

長与「レフェリー、スイッチ!!」

長与「カエレ!!」

志生野アナ「いま放送席にやって参りました」

志生野アナ「テレビを見ている人にも、ライオネス飛鳥、訴えてください」

志生野アナ「いまのはひどいというので、ライオネス飛鳥、放送席にやって参りました」

 

 

2本目

 

1本目は極悪が先取し、2本目がスタートです。

 

志生野アナ「もうこうなったらですね、阿部四郎を敵だと思って」

志生野アナ「戦わなくっちゃいけないですね」

 

 

2本目開始早々にダンプのラリアートが立野にさく裂。立野が一回転して場外へエスケープ。

 

志生野アナ「2本目が始まっている」

志生野アナ「なんですか、いまのは」

宮本「いまのはラリアートですけど、一回転しましたね」

志生野アナ「強烈なラリアートでした」

 

 

その後も立野に対しては竹刀攻撃を続けます。

 

志生野アナ「いまゆっくりと立野記代が(リングに)あがりました」

志生野アナ「その立野に対しまして竹刀攻撃!!」

志生野アナ「今日は立野が標的です。徹底的にやられております」

氏家アナ「モノを投げないでください、投げないでください!!」

志生野アナ「立野に黒帯が渡されました、しかし竹刀が飛ぶ」

志生野アナ「凶器攻撃のカウントを取ってもいいんじゃないでしょうか、阿部四郎」

志生野アナ「収拾がつきません」


ここまではダンプと阿部四郎の連携で完全に極悪のペース。

 

 

ここまで何も出来ていないデズリーさん、ついに立野を後ろから捕まえることに成功。

しかし、デスリーさんの顔がすでに何かを予感させるというか、すでに痛そうな表情ですが・・(^^;

 

 

案の定、デズリーさんに誤爆(笑)

 

 

そのまま立野にジャーマンされるヘタレっぷり(笑)

 

志生野アナ「おおーっと、相打ちになった!!」

志生野アナ「ダンフ松本、相打ちだ」

志生野アナ「そのまま立野があっという間、ジャーマンスープレックス」

志生野アナ「どうしたんでしょう、ダンプ松本、相手が見えませんでした」

志生野アナ「デズリー・ピーターセンのお腹に竹刀攻撃」

宮本「いやぁ、本当ですねwww←笑いを隠せない」

宮本「ちょっと調子に乗り過ぎましたかね」

志生野アナ「そこをサッとジャーマンスープレックスホールド」

志生野アナ「一本一本になりました」

 

ここまでは良くも悪くも立野の一人舞台。さすがはダンプさん、地元出身の立野をことを考えてあげています。

 

1本目を帳消しにする2本目でした。誤爆もダンプの計算だったのか?

デズリーさんは完全にギャグ要員みたいになっていますが、試合としては面白い感じに成立しています。

 

・・というか、ここまでブルも空気ですね。ダンプ一人でやってます。

 

 

3本目です。

全員ものすごい汗を掻いています。体育館内の温度が相当に高いと思われます。

 

 

飛鳥のジャイアントスイングがブルに決まります。

 

 

ダンプがトップロープに昇ろうとしたので、まさかの空中技を敢行するのかと思いましたが、最上段に座っての首吊りでした(^^;

 

 

長与がダンプをサソリ固めに決めると、そこから立野はデズリーさんを、飛鳥はブルを同じくサソリ固め。さらに若い極悪が乱入したところで小倉が阿部四郎に逆エビ固めを決める始末。

 

志生野アナ「長与千種がサソリ固めの態勢に入りました」

志生野アナ「一回転であります。ステップオーバーしました」

宮本「いまガッチリ決まりましたね」

志生野アナ「大きなダンプ松本、苦しそうであります、助けを求めております」

志生野アナ「今度は立野が(サソリ固めに)いったー」

志生野アナ「そしてライオネス飛鳥がまたサソリ固めの態勢に入った」

志生野アナ「山崎五紀、強烈なキックを阿部四郎に浴びせました」

志生野アナ「しかしいま、極悪の若い選手が入って参りました」

志生野アナ「小倉も入って参りました」

志生野アナ「騒然としてりおります、6人タッグではありません」

志生野アナ「8人タッグか、あるいは10人タッグか」

志生野アナ「阿部四郎が完全に参った」

 

 

最終的にクラッシュがブルを標的にして一斉に畳みかけます。そして立野がミミ萩原ばりのトップロープからのニードロップ。故郷に錦を飾る鮮やかな技です。

 

 

志生野アナ「どう決めるかであります」

志生野アナ「さぁ、3人攻撃だ、うまい!!」

志生野アナ「カウントが入る、ゆっくり入る、入りました」

志生野アナ「これは完璧であります。コンビネーションがバッチリと決まりました」

志生野アナ「鮮やかな3人攻撃」

 

さらにクラッシュと立野の3人が合体してのドロップキックでブルにスリーカウントが入りました。

ドロップキックでスリーカウントが入るとは思わなかったですが、ブルか調子が悪かったのか。

 

 

志生野アナ「最後の3人の息があって、胸がスーッとするような感じ」

宮本「3人の連続攻撃で畳みかけて、ドロップキックですね」

宮本「うまく一点に集中しましたよね」

志生野アナ「阿部四郎がレフェリーをやっていますと」

志生野アナ「レフェリングの間をくぐって試合を決めるのは大変だと思います」

 

 

志生野アナ「放送席に」

志生野アナ「ああーっと」

志生野アナ「放送席がめちゃくちゃになりました」

志生野アナ「極悪同盟の急襲を受けました」

 

このまま帰ってはあっさりと負けてしまった極悪同盟の名が泣くぜ・・ということでダンプ恒例の放送席への最後のご挨拶となりました。

 

 

放送席の急襲を受けても、白い歯をみせて笑っている宮本さんが印象的です(笑)

 

それにしても、デズリー・ピーターセンさん、なにかやってました?(笑)

 

ダンプとブルが全然タッチを積極的にしなかったというのもあるけど、ちょっと出番なさすぎで可哀そうな感じもしました。全然極悪っぽくないし、むしろベビーフェイスっぽいし。

見せ場はダンプの竹刀攻撃の誤爆の場面だけという情けなさで終了しました。

ここはレイ・ラニ・カイさんを見習って、デズリーさんも「白い妖精」ならぬ、極悪メイクをしてリングにあがる覚悟をみせるべきでしたね。ダンプのお気に召さなかったのは仕方ないでしょう。見た目美人すぎますし。

 

 

今日の凶器 竹刀、チェーン、ヌンチャク