1985/7/24 君津市体育館 デビル・堀vsダンプ・デズリーピーターセン

Evito-X-PuroさんのYoutubeより

1985/7/24 君津市体育館 デビル・堀vsダンプ・デズリーピーターセン

 

(19:00くらいから~)

 

(↓AIでフルハイビジョンに変換した動画です。試合のみ抜粋)

[AI FHD 60fps] 1985/7/24 君津市体育館 デビル・堀vsダンプ・デスリーリンクwww.youtube.com

 

 

今回は1985/7/24に君津市民体育館で行われたデビル雅美、ジャンボ堀vsダンプ松本、デズリー・ピーターセンの試合を見ていこうかと思います。

 

 

志生野アナ「いよいよダンプ松本の登場です」

志生野アナ「放送席にやってまいりました」

志生野アナ「おおーっと、ちょっと」

志生野アナ「いきなり今日のダンプ松本は体調が悪いと聞いていたんですけど」

志生野アナ「イライラが相当あるようですね」

志生野アナ「いきなりマイクを竹刀でなぎ倒してしまいました」

志生野アナ「めちゃめちゃになりました」

 

 

放送席の志生野さんと宮本を襲っています。宮本は半分笑っているように見えますが。

 

 

デビルとジャンボが入場後、突然マイクを持ったウエダが叫び始めます。

 

ウエダ「この試合のレフェリーは阿部レフェリーではありません」

ウエダ「阿部レフェリー、降りなさい」

ウエダ「ダメ、この試合、決まってる!!」

ウエダ「阿部レフェリーじゃない」

お客様「カーエーレー!! カーエーレー!! カーエーレー!! カーエーレー!! 」

志生野アナ「クレーン・ユウが上がってまいりましたが、またちょっと背後から攻撃をしかけました」

志生野アナ「果たしてどうするか」

志生野アナ「ようやく試合が始まろうとしております」

志生野アナ「また本庄ユカリに対して後ろから、ダンプ松本」

志生野アナ「かつてはクレーン・ユウという名前でリングに上がっておりました」

志生野アナ「これまた宿命の対決であります」

 

 

クレーンが引退してからかなり経過した感じですが、まだ因縁をつけているようです。

 

 

志生野アナ「おーっと、阿部四郎レフェリーを追っかけております」

志生野アナ「徹底的に阿部四郎レフェリーがやられております」

 

なぜかベビーフェイスにリングから引きずりおろされて、さらにパイプ椅子にまでぶち込まれる阿部四郎。

選手よりも目立ってます。

 

 

リング上では本庄ユカリが極悪軍団にタコ殴りにあっています。これはこれでクレーンは美味しい役どころな感じもします。

 

志生野アナ「今度はリング上、ダンプ松本が本庄ユカリをやっております」

志生野アナ「クレーン・ユウをやっております、場内騒然としております」

志生野アナ「めちゃくちゃです、めちゃくちゃです」

宮本「これは試合以上にレフェリーをめぐってねぇ、もう大乱戦ですからね」

 

デズリー・ピーターセンさんも、どさくさに紛れてストンピングの嵐です。

 

 

デビルが序盤から反則攻撃を仕掛けています。

ここで突然ゴングがなって試合開始です。

 

 

今回のダンプの水着は黒とグレーの縞々です。あまり見ない水着です。フェイスペイントは特殊なことはしていないようです。

志生野アナ「まったく選手の紹介ができませんでした」

志生野アナ「こういった試合開始は本当に異常です」

 

 

早くも極悪軍団でデビルをストンピング攻撃。デズリー・ピーターセンのほかに、ドーン・マリーも積極的に参加しています。


志生野アナ「極悪同盟が全部入ってくる、これでは試合になりません」

志生野アナ「どうしようもない」

志生野アナ「極悪同盟の試合はいつもこうなんですよ」

 

 

何度でも集団攻撃を仕掛けてきます。仲前、コンドル、坂本あたりが控えています。

デズリー・ピーターセンはジャンボとやりあっており、最初の頃よりはかなり手慣れてきた感じです。最初は白い妖精さんみたいに綺麗だったのに、ダンプに教育されてしまいました。

デズリー・ピーターセンさんのその後は分かりませんが、日本でヒールの勉強ができたのは彼女にとって大きかったような感じがします。

 

外国人ではデズリーさんとドーン・マリーが来日しているわけですが、見た目と実力重視でやはり格上のデズリーさんがメインに出てくるんでしょうね。

 

志生野アナ「ダンプ松本が出てまいりますと、みんな極悪同盟の若手、外人選手まで出てまいりまして」

志生野アナ「いいところをみせようといたします」

志生野アナ「そのあたりのダンプ松本の貫禄は大変なものですね」

宮本「これだけの軍団を率いてのトップですからね」

 

 

志生野アナ「デズリー・ピーターセンは来日は2回目」

志生野アナ「本当に美人でおとなしそうな選手だったんですけど」

志生野アナ「このところずっとダンプ松本の下で試合をしております」

志生野アナ「したがって、試合のスタイルがまったく変わっております」

 

 

途中でデビルがダンプをブレーンバスターにしている場面があります。

この頃はデビルはかなり痩せていたので、これはタイミングが良かったのか、ダンプも先輩を立てて見せ場に協力したのか、どちらかなのかは分かりません。

 

志生野アナ「デビル雅美、ブレーンバスターの体制に入ろうとしています」

志生野アナ「これはいった、すごい」

志生野アナ「さすが名手だ」

宮本「凄いですね、あの100kgをブレーンバスターであげるのは大変なことですよ」

志生野アナ「素晴らしい技がでました」

 

 

ダンプが竹刀を持ち出すと、すぐにブルがクレーンを誘導します。コンドルは残念ながら遅れています。こういうところがダンプに怒られるところなんでしょう。

 

志生野アナ「ああーっと、竹刀がでてまいりした!」

志生野アナ「ダンプ松本、ついに竹刀を持ち出しました」

志生野アナ「強烈です、竹刀攻撃です。お尻に背中にまたやりました」

志生野アナ「デビル雅美、竹刀攻撃を受けております、たまりません」

宮本「そしてまたブル中野はレフェリーの本庄を釘付けにしていますからね」

宮本「無法の中、どうしようもありませんね」

 

ダンプの竹刀が、途中でブルに誤爆。

 

 

その後ペースを取り戻したデビルが、場外でダンプを放送席にぶち込みます。

 

 

ブルまで放送席に叩き込まれてしまいます。

怒ったダンプが放送席の机をデビルに向かって投げつけていますが、少々危険です。ゆっくりは投げており、さらにデビルに当たるか当たらないかの距離ですが、一歩間違うと危なかったですね。

試合後の控室で、デビル御大にダンプが怒られていそうです。

 

志生野アナ「今度はどうするか」

志生野アナ「ああーっと、ダンプがいま(放送席に投げ込まれました)」

志生野アナ「ああーっと、また(ブル中野)が俺重なっています」

志生野アナ「おーとと、(机が)あぶなーい」

志生野アナ「ダンプが机をもった」

志生野アナ「ダンプが机をもって叩きつけております」

志生野アナ「ものすごい場外乱闘」

 

 

 

志生野アナ「さぁ、ダンプがコーナーでいま仰向けであります」

志生野アナ「ここはチャンスだ、デビルとジャンボ堀がいった」

志生野アナ「しかし2人キックであります」

志生野アナ「そしてデズリー・ピーターセンと相打ちだ」

 

ベビーフェイス側の反撃。デビルとジャンボの息が合っていない感じも見受けられますが・・。

 

 

志生野アナ「ジャンボがあがる、デビルもコーナーマットにあがる」

志生野アナ「しかしカウントが入る」

志生野アナ「これは一体どうなるのか、お互いに一本を取りました」

志生野アナ「デビルとダンプが同時です」

志生野アナ「ダンプ松本の手があがりました」

志生野アナ「どうでしょう?」

宮本「そうですね、デビルには戦う権利がなかったということですね。タッグマッチですからね」

志生野アナ「本来、ダンプが戦っていたと」

宮本「そうですね、だからダンプとジャンボ堀が戦う権利を持っていたということですね」

志生野アナ「そういうような本庄ユカリの判定であります」

志生野アナ「これは仕方ないか」

志生野アナ「もう一回やりたいというデビル雅美」

 

 

志生野アナ「本当に狼藉の限りを尽くしました、極悪同盟」

志生野アナ「善戦健闘いたしました、デビル雅美、ジャンボ堀であります」

 

 

負けてもファンに笑顔で挨拶するデビル。さわやかです。

判定では「負け」ですが、実質「引き分け」のように視聴者には映っていますから、極悪側もベビーフェイス側も、どちらも傷つくことなく、無難にまとめた感じの試合でした。

 

先輩のデビル相手の試合だと、どうしても引き分けのような形での結末にさぜるを得ないのかなぁ・・という感じがします。

 

 

今日の凶器 竹刀、タオル(ベビーフェイス側)