
1985/8/1号の雑誌「週刊ゴング」に1985/7/11 千葉公園体育館の試合の総括が掲載されていましたので引用します。
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バトル・ジェネレーション・・・世代闘争
仲間を倒すことがスターへの道
全日本王座を狙う女の熟き戦い
6月29日に開幕した全日本女子プロレスの「バトル・ジェネ レーション」は、間もなく中盤戦にさしかかろうとしているが、その中で選手間に思わぬ抗争が生じている。
これまではクラッシュ・ギャルズvs極悪同盟の抗争が常にクローズアップされてきたが、 ここにきて一つ下の世代、つまりタイトルに無縁だった選手たちが、仲間同士であるにもかかわらず激しい火花を散らし合っているのだ。
全日本王座争奪リーグ戦に参加している6選手。このうちブル中野とコンドル斎藤は極悪同盟だから首領のダンプ松本の指示で動いている。他の4選手は同じ釜の飯を食って育った仲。 つい最近まではタッグチームを組んだりで力を合わせて戦っていた仲だった。
それが今、"スター"を意識し始め、自分たちの手で何かをつかもうとしている。それがリング上のファイトに現れ、連日、 激しい試合を展開している。 7月1日の千葉大会では、永堀がコンドル斎藤に敗れるのを横目で見ながら、小倉由美はリングへ上がった。そして「私だけは負けてたまるか」といわんばかりに、これまで使ったことのない大技を披露したのだ。 "世代闘争”といわれるほど、次次と新しい抗争が生まれている。
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下記の試合をクローズアップしています。
どちらも極悪同盟のブル中野、コンドル斉藤が勝利した試合です。極悪のメンバーが同期よりも力をつけ始めた頃ですね。
写真を拡大してみます。