
1985/8/15号の週刊ゴングに「大和車体工業体育館 小松美加vsブル中野」の試合が特集されていましたので引用します。
下記の試合の総括です。
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若手闘争に一つの終止符
ブル中野、全日本獲得!
世代闘争は限りなく続いているが、ここで一つの闘争に終止符が打たれた。それは7月1日からスタートした全日本選手権争奪リーグ戦である。7月25日、 神奈川・大和車体工業体育館において、その決勝戦が行なわれた。
決勝進出を果たしたのは得点4のブル中野と小松美加の2人。 ブル中野は極悪同盟として一流レスラーとの対戦を数多く積んでいる上、他を圧倒するパワーを持っているだけに、決勝進出もうなづける。だが、本命を押しのけて小松美加が勝ち残るとは、関係者も誰も予想していなかった。
これがバトル・ジェネレーションだ。まさに小松は若手グル ープから躍り出るために練習し、戦い、そして勝ち残ったのだ。 だが、それだけでは世代闘争を勝ち抜くことは出来なかった。 ブル中野のパワーがあまりにも強すぎたのだ。
試合では最後の一戦をモノにしたいとばかり、 積極的に攻撃を仕掛ける。パンチ、キックのメッタ打ち。それでもパワーに押された。 ブル中野が小松をロープに飛ばしての体当たり...約20キロの体重差をフルに使ってのファイト。
結局、ブル中野の極悪パワーには及ばず、小松はピンフォールを奪われ、世代闘争の最後の扉を打ち破ることは出来ず...。一方、ブル中野は全日本王座獲得で、極悪同盟の中でも一段と株が上がった。
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どの雑誌でも小松の決勝進出が意外であったことが書かれています。
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