1985/9/10号の雑誌「週刊セブンティーン」に、ダンプのマンガが掲載されました。
作者はセブンティーンを中心にパロディマンガで活躍されていたカトリーヌあやこです。
どんなマンガなのかザッとダイジェストで見ていきます。
(強烈すぎる表紙)
(もっともまずい給食である「イカの丸煮」を食べてしまい、男子生徒から「バキューム」とバカにされて傷つく)
(『ダンプ』という名の犬を助けたお礼に、極悪に変身できるリストバンドを手に入れる)
(ライバルは石原真理子。ちなみに真理子は性格が悪い)
(極悪メイクで運動会で活躍するも、真理子の策略でリストバンドを取り上げられてしまう。
しかし、リストバンドなしでも窮地を脱し、最後は植草君とゴールイン)
週刊セブンティーンは『ティーン誌』ですから、クラッシュギャルズのマンガを描くのが普通です。
しかし、あえてダンプのマンガを掲載しています。
ダンプは『日本一殺したい人間』と言われたはずなのに、これはどういうことなのでしょう。
ダンプがマンガ化しやすいキャラというのもあるのでしょうが、ダンプ松本はクラッシュを血だるまにする恐ろしいヒールであったと同時に、松本香時代からある『親しみのあるヒール』感はずっと残っていたということでしょう。
絵になるヒール、ネタになるヒール、憎めないヒール、色々と言い方はあるでしょうが、女子プロレス界において、ダンプが唯一無二のヒールである一端がうかがえます。