1985/9月号の「SEXY LOOK」に、極悪同盟関連の記事がありましたので引用します。

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元極悪同盟デビル雅美がポップス新曲発表

今や、すみれの花の宝塚歌劇団と間違うくらい、いやそれ以上に女性に大人気なのが女子プロレスである。
これは力道山の時代にはまったく考え られなかったこと。この女子プロレスを支えている女性ファンのほとんどが、 中学、高校の少女たちなのだ。筆者などは、 いままで女子プロレスを支えてきたのは、 水着姿のクイコミにメのない、シケベ・なオジサンではないかと思っていたが、 まことに恥しい限りである。
 

そういえば、テレビの中継をよく見れ ば、場内はほとんど彼女たちに占領され ているもんネ。なんたって、この中、高生の少女たちはカネとヒマには何の不自由もなく、ごヒイキのためなら親だって平気で裏切っちゃう種族だから、その機動力には驚かされる。
 

だから、少女たちの黄色い声はなにも試合会場とは限らない。 ごヒイキがいくところなら、どこだって喰いついて行く。 たとえば、この東京池袋のデパートの屋上イベント会場だって、ご覧のとうりの騒ぎだ。こんなシーンは昔なら、ジャニタレのアイドル歌手と相場は決まっていたが、今は女子プロなのだ。
というわけで、このイベント会場で少女たちの熱い視線を浴びているのは、アイドルレスラーのデビル雅美。ま、彼女の場合はアイドルというより、素顔はかわいいお姉さんといった感じなのだ。 で、今日はそのお姉さんの新曲発表と、 サイン会の日なのである。今回の新曲は、 今までの2枚の演歌っぱいのとは違って、アップテンポのポップス風。お姉さんもとても気にいっている、その新曲とは、 キティレコードから出された「ロンリー・アイズ」という曲。

歌のうまさは大変なもので、ホンモノのアイドル歌手も顔負けといわれる くらい評判のお姉さんであるから、ファンの少女たちの応援も本格的。
お姉さんは、昭和37年1月7日生まれ というからいまや23才の適齢期にも入られた。 北九州市出身。身長168、体重65キロとプロレスラーとしては、かなりスリムなほうなのであります。

とはいっても、リングにあがればかなりのハードボイルドで、少女たちを熱狂 させている。なんたなんたって名前はデビル(悪魔)というくらいだ。これなら、今やメチャンコにヤバイプレーで、知名度ナンバーワンのダンプ松本の極悪同盟に もピッタシと思ったら、なんと、お姉サンも元は極悪同盟だったというのだ。しかもリーダー格で、ダンプの先輩なのである。
 

しかし、どうしてまた、レフリーまで巻き込んでいまをトキメカせている極悪同盟から、アイドル正義派へ寝返えったかというと、ダンプ松本のあまりにも極悪な非道さにあいそがつきたというのだ。 まこと正義感にあふれ、 ジャガー横田に次いで実力ナンバー2にのし上がった正統派レスラーのお姉さんらしい話だ。 また、最近クラッシュ・ギャルズに迫る人気を見せてきた、山崎五紀や立野紀代などの師匠でもあり、部下思いという点も泣かせる。
リングの上ではハッスルし過ぎで、 水着のヒモが切れてオッパイがポロッなんてこともあった、素顔はかわいいお姉さんなのである。さて、再びポロッを期待してヒット祈願でもしますか。

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なんといったらいいのやら。

デビルは確かにダンプの先輩ではありますが、元・極悪同盟ではありません。デビル軍団です。こういうスクープ系の雑誌に正確性を求めても仕方ないことではありますが。

「ダンプ松本のあまりにも非道さにあいそがつきた」というのも嘘っぽいです。実際は自分がベビーフェイスに転身したかっただけで、後輩のダンプとユウにヒールを押し付けていきました。まぁ、ダンプとユウの面倒は見たくなかったのもあるでしょう。