
1985/10/3日号の週刊ゴングに、1985/9/8 佐賀スポーツセンターでの「ダンプ松本vs大森ゆかり」の試合の様子が記載されていましたので、引用します。
この大会のテレビ放送はあったようですが、ダンプvs大森の試合の放送があったのかは分かりません。
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松本が大森に極悪入りを要求
因縁の一騎打ちで実力行使!
9/8 佐賀スポーツセンター ダンプ松本 (体固め10分26秒) 大森ゆかり
長与千種を髪切りデスマッチで破ったダンプ松本の次なる狙いは、大森ゆかりを極悪同盟入りさせることにある。松本は春のジャパン・グランプリ公式戦 での一騎打ちした際、大森のガッツに惚れ込んだのだ。
松本は9・4熊本大会での大森組vs小松組の公式戦に無法乱入して、
「私が負ければ極悪同盟を解散、大森が負ければ極悪同盟に入れ」とシングル対決を要求した。 これに対して大森はこの松本の挑戦に即答は避けた。大森としては突然の松本の要求に困惑気味だ。
全日本女子プロレスのフロントは、2人の確執がエスカレートする のを恐れ、急遽9・8佐賀大会で松本vs大森の特別試合を組んだ。 (大森は松本の要求を飲ん ではいない)
試合は予想通り大荒れとなった。松本は竹刀、チェーンを持ち出して、大森に「お前も凶器を持て」とデスマッチで試合をやろうと挑発。 大森はあくまでもクリーンファイトの姿勢を崩さずアタックしたが、松本のダーティ・ファイトに惜敗。ピンフォールを奪われた。
試合後、松本は「大森は私の最高のパートナーになれる」とラブコールを送った。何が何でも大森を極悪同盟に入れさせようと野望を抱く松本。シリーズ後半戦で大森に執拗にラブコールを送ることは確実だ。 大森は松本の要求にどう出るのか?
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9/4のダンプ乱入事件は以下のものです。
このときはてっきり「大森よ、竹刀を使え」とラフファイトを要求したのかと思いましたが、そのあとにシングル対決の要求をしたと書かれています。
会社側が急遽ダンプvs大森の試合を組んでいることから、会社側も明らかに絡んでいるようです。
とにかくネタになることをやれと、ダンプが松永会長にそそのかされたのか?
「大森は私の最高のパートナーになれる」というダンプの発言も、この当時、本意だったのかも不明です。
ブルも立派に成長してきており、ダンプはブルを非常に可愛がっていました。そこに大森を割り込ませるというのは不自然です。これは単なるアクションだったように見えます。
もちろん、大森が入れば極悪同盟としては戦力にはなりますが、クレーンのときのように、同期同士は決別してしまう可能性もありますからね。
写真を拡大してみます。
この時点でのタッグ・リーグ・ザ・ベストの成績表です。