
Evito-X-PuroさんYoutubeより
1985/10/10 後楽園ホール タッグリーグザベスト準決勝 山崎・立野vsダンプ・ブル
(↓AIでフルハイビジョンに変換した動画です。試合部分のみ抜粋)
今回は1985/10/10に行われた後楽園ホール タッグリーグ・ザ・ベストの準決勝を見ていこうかと思います。
準決勝です。
いままでとは違う髪型にしています。少しオールバックっぽいワルを出した感じです。
眉毛も笑ってしまうくらいカキコミが激しく、釣り上げています(笑)
志生野アナ「青コーナーに選手が入って参ります」
志生野アナ「早くもカエレコールが起こっております」
志生野アナ「極悪同盟を刺激しているのか、後楽園ホール」
志生野アナ「ああーっと、放送席にダンプがキター!!」
志生野アナ「カエレコールでダンプ松本、怒り心頭であります」
志生野アナ「いま軽く場内を一周いたしまして青コーナーから入って参りました」
志生野アナ「ダンプ松本、ブル中野であります。まだ荒れ狂っております」
立野と山崎の入場を邪魔する極悪同盟。
志生野アナ「なかなか立野、山崎が入ってこれません」
志生野アナ「リング上にあげてもらえません」
ダンプの太ももには「ドクロ」が描かれています。ブルの太ももにも妖怪のようなものが描かれていますが良く分かりません。
また、ダンプの髪の毛は7色ですね。鶏のトサカのようになってきました(^^;
腕にも7色で何かが描かれています。
また革ジャンも新調したものでしょうか、ロードウォリアーズを意識したような暴走族風です。かなり高額そうな革ジャンです。
志生野アナ「フレッシュコンビ、立野そして山崎」
志生野アナ「ああーと、山崎がリングに入った!!」
志生野アナ「身の軽い山崎がサッといまトップロープを超えて入って参りました」
立野にも因縁をつけるダンプ。立野から因縁をつけてきたのか?
立野とは髪切りマッチの話は何もないのですが、なぜかお互いに髪を握っていますが。
今日はいつも以上に化粧に力を入れている感じです。
ダンプは背中に「極悪」、ブルは背中に「命」という字が書かれていますが、すでに汗で落ちています(^^;
また背中だけではなく、腕や胸、足にまで「極悪」と書かれているように見えますが、違う文字が入っているようにも見えます。
ダンプの青と黒のシマシマの水着は、この時期にしか着用しておらず、少々派手目な水着が「似合っていない」という方もおられるかもしれません。
いままで黒を主体とした水着が多かったため、どちらかというとファッショナブルで目立つ感じですね。青コーナーという意味では色的には合っているのですが、青ではなく水色なので、ヒールカラーよりも明るい感じがします。
ダンプ「ウルサイッ!!!」
また今回はガッツ石松がゲストにいますので、彼の感想も面白いです。
志生野アナ「ガッツ石松さん、極悪同盟がある意味ではとても人気なんですけどね」
志生野アナ「どうご覧になりますか」
ガッツ「雰囲気は大スターですね、貫禄があるしね」
志生野アナ「同じ格闘競技をやるものとして、こういったやり方というのもある種の共感があるんじゃないですか?」
ガッツ「闘争本能を全面に出してファンにアピールするってことですよね」
ガッツ「ただ、俺のマイクをぶん殴りやがって、壊れてしまいました」
志生野アナ「あらら、失礼いたしました」
さて試合が開始です。
今回の試合はダンプの「ウルサーイッ!!」が連発しますね。
志生野アナ「今日はダンプ松本、ブル中野、またペインティングが凄いですね」
宮本「本当ですね、もう全身に極悪の文字も書かれていますけど」
宮本「塗りたくった感じですね」
志生野アナ「こういったところにも準決勝にかける極悪同盟の意気込みというのがわかります」
ブルはヌンチャクを振り回してデモンストレーションをします。
しかし、すぐにヌンチャクは放り投げて山崎とのレスリング勝負に入っています。
このあたり、ブルは普通のレスリングで他の選手を圧倒したいという考えが垣間見れます。
ダンプが凶器攻撃メインですから、このあたりが違いとなって現れます。
試合は圧倒的に極悪ペース。
ダンプの体重を活かした攻撃+凶器攻撃。ブルもレスリングの技が冴えていますので、なかなかスキがありません。おまけに反則と影武者もいますから、立野、山崎としてはかなり苦しい感じです。
ガッツ「本当の悪役をやるにはですね、このダンプ見たく実力がないと君臨できないですね」
志生野アナ「そうなんですよね、しかもリングに上がったら徹底して何かなりきるというんですかね」
志生野アナ「そのあたりがダンプ松本の素晴らしいところであります」
志生野アナ「従ってダンプ松本には、ある意味極悪同盟ファンが増えていましたね」
ガッツ「ボクなんかもどっかというと正統派よりもダンプのほうがファンですね」
ガッツ「がんはれダンプですね」
志生野アナ「そうですか」
なぜか放送席のガッツ石松さんもダンプを応援しているようですが(^^;
山崎がダンプに対して卍固めを決めようとしています。
綺麗に決まらないので、ダンプが左腕を伸ばしてあげていますね(笑)
山崎に鉄パイプ攻撃をしたところから、ダンプとブルの息が少し乱れています。
さらにダンプの鉄パイプが、ブルに誤爆。
志生野アナ「今度はおっと山崎五紀」
宮本「いま鉄パイプが誤爆しましたね。同士討ちになりましたね」
志生野アナ「誤爆がありました、ここはチャンスがあります」
ブルが危なくなったところでダンプにタッチ。しかし立野が思い切ってダンプをジャーマンスープレックスに持っていきます。
不完全ながら、よく持ち上げています。
あとから解説を聞くと「バックドロップ固め」と宮本さんが話しています。
最後はダンプが山崎をラリアートで仕留めてスリーカウント。
しかし、山崎がカウントツーで返している感じにも見えなくもないですが、肩があがっていないように見えます。
極悪チーム「バンザーイ」
可愛い弟子のブルの首根っこを掴んで、親分肌のダンプ。
志生野アナ「山崎はカウントツーを主張しております」
志生野アナ「ダンプ松本、ガッツポーズ」
お客様「もう一回!! もう一回!! もう一回!! もう一回!! もう一回!! 」
志生野アナ「宮本さん、どうしようもありませんねぇ」
宮本「立野がバックドロップ固め、山崎もドロップキックの連携を見せたんですけどもねぇ」
志生野アナ「ファンからはもう一回コールが起こっていますが、このカウントスリーは正式なものでしょう」
志生野アナ「山崎五紀はカウントツーを主張しているわけですか?」
宮本「いまのはちょっと仕方がないですね」
宮本「トップロープから山崎が飛びましたけど、(ダンプが)受け止めてそれをラリアートに持っていったんですから」
宮本「やはりダンプの力ですね」
宮本「結果は勝利ですよね、パワーの勝利ですよね」
志生野アナ「ダンプのパワー、力の前になにか木っ端みじんという感じで吹っ飛んでしまいました」
ということであっさりと準決勝で山崎・立野のコンビを下して決勝のクラッシュ戦に挑む極悪同盟でした。
今日の凶器 竹刀、鉄パイプ