
Evito-X-PuroさんのYoutubeより
1985/10/10 後楽園ホール ジャパングランプリ決勝 クラッシュvsダンプ・ブル
(↓AIでフルハイビジョンに変換した動画です。試合部分のみ抜粋)
今回は1985/10/10に行われた後楽園ホール、ジャパングランプリ決勝を見ていこうと思います。
準決勝で山崎・立野組を破り、引き続いて、同日にクラッシュと決勝戦となりました。
決勝戦ですが、入場から極悪の作戦がさく裂します。
覆面軍団が入場(笑)
覆面軍団は初めてのお披露目です。
志生野アナ「おおーっと、これはなんでしょうか?」
志生野アナ「これはなんでしょうか、極悪同盟の入場です」
場内を荒らす影武者軍団。5人ほどいます。
志生野アナ「しかし宮本さん、誰が誰なのかちょっと分かりませんね」
宮本「ええ、本当ですね」
志生野アナ「なんですか、これは」
志生野アナ「驚きました」
この覆面軍団、後にダンプさん自身が語られていますが、「影の軍団」というドラマを見ていて影武者を思いついたらしいです。しかもこの覆面や洋服は松永社長に頼んで購入してもらったことも話されています。
(それをデビルやジャガーが妬んで、「なんで極悪にはコスチュームを買ってあげるんだ」と抗議したらしいです(笑))
ジャパングランプリの決勝に合わせてコスチュームを購入したのか、たまたま購入した後の試合がこの試合だったのかは分かりません。しかし演出的にはこの決勝戦に合わせたものとしか思えません。
山崎・立野組には可哀そうですが、彼女らが準決勝で敗退することは最初からある程度決まっていたのかも? (なんとしても極悪側が勝つように仕組んだ?)
ここでクラッシュの入場です。
覆面軍団は竹刀を持っているのかと思いきや、卒塔婆(戒名が書かれた札)も持っていたんですね。
クラッシュの卒塔婆を持ってくるとは、完全におちょくってます(笑)
卒塔婆も影の軍団から思いついたのでしょうか。
こういう細かい演出部分をするダンプの才能を、志生野さんにはもっと褒めて欲しかったですね。
志生野アナ「ああーっと、クラッシュが怒りました」
志生野アナ「卒塔婆を持っていましてですね」
志生野アナ「もうどっぷり葬ったという感じのデモンストレーション」
宮本「墓場へ行けというね」
志生野アナ「お墓に行けとという感じのデモンストレーションだったんでしょうが、怒った」
どこで購入した覆面なんでしょうか。特注なのか?
志生野アナ「しかしそれにしてもですね、全く誰が誰だかわかりませんですねぇ」
志生野アナ「今日は極悪同盟はダンプ松本、ブル中野」
志生野アナ「しかしリング上にはご覧のように、黒い竹刀を持ちまして選手がズラリと入場しております」
志生野アナ「果たして誰が誰なんでしょうか」
志生野アナ「ダンプ松本は体の大きさからいって、向こうから二番目でしょうか」
志生野アナ「いずれも影武者と書いてありますでしょう」
影武者に覆面を脱げと注意するホセ・トレスですが、そんなものは関係なく氏家さんが選手コールを始めます。
コミッショショナーも何も言ってこないので、完全に会社もグルです(笑)
ブル中野の選手紹介がされますが、覆面軍団の中では何の反応なし(笑)
おそらくブルは真ん中の金髪が少し出ている大きめのレスラーだと思われますが、コールには当然応えません。
あくまで予想ですが、右から仲前芽久美、影かほる、ブル中野、コンドル斉藤、坂本あけみ、の順の感じがします。
志生野アナ「ブル中野の紹介です。どうするか」
志生野アナ「極悪同盟、ピクリとも動きません」
志生野アナ「5人の選手がピクリとも動きません」
その後、ダンプの選手紹介が終わったとたんに影武者全員がクラッシュに襲い掛かります。
長与は3人にタコ殴りにされています。飛鳥を襲ったのはブルだと思われます。
志生野アナ「おおーっと、3対1、めちゃくちゃだ」
志生野アナ「極悪同盟6人の選手が3人ずつ一組です」
実際は影武者は5人だと思いますが・・どうなんでしょう。
長与は3人で急襲、飛鳥にはブルが攻撃、審判に誰かひとりが攻撃に行っています。
1本目
この「影武者軍団」のインパクトは、髪切りマッチの影武者以上にはっきりと分かりやすく、効果的だったと思います。
視聴者もなにがなんだか分からないうちに一本目が開始されてしまいます。
まず一人の影武者が飛鳥に襲い掛かり、ヌンチャクを振り回します。
これはブル中野でした。
志生野アナ「いまゴングが鳴っていますが、この事態を何とか収拾しなければ試合にならないんじゃないですか」
宮本「本当にそうですよねぇ」
志生野アナ「誰が誰だか分かりませんねぇ」
志生野アナ「いやこれ、ダンプ松本が果たして戦っているのか、ブル中野が戦っているのか」
志生野アナ「いいんでしょうか、このまま試合を始めて」
宮本「このまま試合は続行しますよね」
志生野アナ「今戦っているのは」(ヌンチャクを見て)
宮本「ブル中野ですね」
志生野アナ「ヌンチャクを出しました、ブル中野」
ここで影武者の一人がヌクチャクを出して、格好よくアクションが出来たら良かったのですが、興奮した飛鳥が空気を読まずにソバットを喰らわすものだから、残念ながらできませんでした。
志生野アナ「ブル中野の姿が覆面の下から現れました」
続いてタッチした覆面の選手がダンプ松本かと思いきや、少し背が低くて動きも鈍いです。
そして長与の反撃をあっさりと喰らってしまいます。
宮本「あれがダンプ松本かどうか本当にはわかりませんねぇ」
志生野アナ「わかりません」
宮本「下にいる覆面の、あのちょっと大きいのがいますね」
宮本「あれのほうがダンプ松本かもわかりませんね」
志生野アナ「顔を隠しております」
志生野アナ「これはダンプではなかった」
志生野アナ「ダンプにしては弱すぎた」
2番目に覆面を剥されたのは影かほるだったようです。
志生野アナ「これは偽物であります」
志生野アナ「8/28大阪城ホールに現れたあの選手ではありませんか」
宮本「そうですよね」
志生野アナ「ダンプではないぞ」
飛鳥「何やってんだよお前、偽物じゃないか!!」
飛鳥「本物を出せ、本物!!」
8/28の大阪城ホールの時って影の素顔は晒されていたんですかね?
宮本さんもあっさりと認めていますから、あらかじめ覆面軍団のことは知っての放送かもしれませんね。
もう一人、衣装を脱いでダンプっぽい選手が登場。これもダンプではないようです。
その後場外へクラッシュを突き落としての乱戦です。
控室方面からダンプが登場。カメラには撮影されていませんでしたが、場外に落ちた飛鳥を捕まえていたようです。
志生野アナ「あ、ダンプがようやく姿を現しました」
単に控室で休んでいただけのようにもみえるダンプ(笑)
志生野アナ「先ほどの黒装束の、黒覆面の選手か、あるいは違ったのか」
志生野アナ「突如としてリング内にいま入って参りました、ダンプ松本」
志生野アナ「ようやくこれで、極悪同盟とクラッシュの対決のときを迎えました」
今回はダンプは長与が痛めている右膝を攻めていきます。
志生野アナ「まだ4人の覆面をした選手がいます。極悪同盟は全部で6人だ」
志生野アナ「また右ひざを攻めております、ダンプ松本」
ガッツ「なんで、クラッシュギャルズの方の仲間のほうは、出て助けないんですか?」
志生野アナ「そうなんですよ、出ていけばいいんですよ」
ガッツ「そうなったらね、目には目でいかなければいけないですよ」
ガッツの意見に対して、真面目に対応している志生野さん、さすがです。
いきなり放送席(ガッツ石松のいる)の机を奪おうとする覆面軍団(笑)
志生野アナ「おおーっと、どうしたかどうしたか」
志生野アナ「放送席の机を持っていこうとしております」
志生野アナ「ああーっと、ガッツ石松さんがやられている」
志生野アナ「なんとか持っていこうとしております」
志生野アナ「いやー、これは大変なことになった!!」
志生野アナ「めくちゃくちゃな試合になりました」
志生野アナ「ガッツ石松、怒った」
なにゆえ、わざわざガッツのいる放送席の机を奪おうとしたのか謎ですが、放送席の机を使った反則のために必要だったのか、テレビにも映りたかっただけなのか。
結局、ガッツ石松の力もあって、覆面軍団は放送席の机を奪うのをやめたようです(^^;
ダンプは竹刀で飛鳥の首根っこを押さえこみ、ブルは長与のヒザを徹底攻撃。
志生野アナ「試合はどうなるか」
志生野アナ「もうめちゃくちゃです、6人の選手が入っている」
志生野アナ「ホセ・トレスがやられている」
ここでゴング。
志生野アナ「ゴングが鳴った、何が何だか分かりません」
志生野アナ「宮本さん、いまのゴングはホセ・トレスが要請したんですよ」
宮本「反則ということなんですかね」
志生野アナ「はい、反則を取りました」
宮本「いま飛鳥の手をあげましたからね」
宮本「クラッシュの反則勝ちということなんでしょうかね」
氏家アナ「ダンプ松本、ブル中野チームの反則によりまして、クラッシュギャルズの反則勝ちとなります」
志生野アナ「当然であります、ホセ・トレス、敢然として反則を取りました」
志生野アナ「ぼう然としている極悪同盟!」
飛鳥「反則したって嬉しくなーい!!」
飛鳥「素手で戦え、お前!!」
飛鳥「反則したって嬉しくない、取り直しだ、取り直し!!」
飛鳥としてはきちんとプロレスをして勝利したいという気持ちの表れなんでしょう。
しかし極悪側としては、盛り上がればどうでもいいです。
2本目
志生野アナ「騒然としたうちに2本目が開始されます」
志生野アナ「相変わらず凶器が手に。ライオネス飛鳥がまず出て参りました」
志生野アナ「長与千種はちょっとムリかもしれません」
志生野アナ「ブル中野、ヌンチャクの使い方も堂に入っております」
ブルは2本のヌンチャクを同時に操るという高度な技術を見せています。練習の賜物です。
飛鳥はレフェリーに対して、必死に抗議を繰り返しますが、ホセ・トレスは全然いうことを聞きません。
志生野アナ「一本目、反則を取られました極悪同盟」
志生野アナ「逆にひとりだけに怖いってことも言えますね」
宮本「そうですね、長与の右膝のダメージがひどいですから」
宮本「飛鳥も一人で奮戦という覚悟で頑張ってほしいですね」
志生野アナ「ダンプ松本、ブル中野を相手に、いやその他の選手4人も入れまして」
志生野アナ「6人を相手にクラッシュギャルズのライオネス飛鳥、一人で試合をするような感じになります、2本目」
飛鳥がジャイアントスイングでブルを回してから、長与にタッチ。
長与もパイルドライバー等で攻勢にでますが、やはり右膝が相当に悪いようです。
飛鳥のジャーマンスープレックス。
このまま決められそうでしたが、あえてフォールを外した感じがします。飛鳥は強いですね。
ブルがダンプになんとかタッチしたあと、ダンプが飛鳥を肩車にしてブルがトップロープからのラリアートを狙います。
そのまま飛鳥が後頭部をうち、失神してスリーカウント。
志生野アナ「トップロープからのフライングラリアート」
ガッツ「頭打ちましたね」
志生野アナ「頭を打ちました、後頭部を打った。カウントが入った!!」
志生野アナ「ライオネス飛鳥、たまりません」
志生野アナ「やはりガッツさんが言われたように後頭部をしたたかに打ちました」
ガッツ「ボクシングでいえば、完全にダウンと同時にコーナーマットに頭を打ってですね、完全なるノックアウトですね」
志生野アナ「どうしたんでしょうか、騒然としていますリング上」
飛鳥が脳震盪を起こしたのか、ジミー加山(?)がリング上へ駆け付けます。
しかしダンプは笑いながら、「ザマーミロッ!!」と観客を挑発しています。
冷静にヒールを演出しているダンプさん、さすがです。
志生野アナ「長与千種があれだけ右膝を痛めていて」
志生野アナ「今度は飛鳥が後頭部を打って、ほとんど意識もうろうとしています」
宮本「たぶん脳震盪を起こした状態だと思うんですよね」
ダンプ「ザマーミロ!!」(観客に向かって)
志生野アナ「ダンプはいまもう勝利は自分たちのものだと確信したような表情をしてますが無理もありません」
志生野アナ「クラッシュギャルズ、大変なピンチを迎えました」
飛鳥が脳震盪になってしまうシーンは珍しい感じがします。(筆者がそれほど試合を見ていないだけでたくさんあるのかも?)
ウエダ「ただいまライオネス飛鳥選手が脳震盪を起こしておりますが」
ウエダ「本来ならばタッグリーグ戦で2人が欠けますと長与組の反則、いや負けになるんですが」
ウエダ「この場合はこのまま試合を続行します」
相変わらず噛みまくるウエダ!! しかもクラッシュの反則と言いかけたり、「長与組」という命名も良く分かりません。
志生野アナ「ライオネス飛鳥、脳震盪、試合続行不能」
志生野アナ「本来ならばこの時点で極悪同盟の勝ちなんですけど」
志生野アナ「長与千種一人で受けて立つ、この特例が認められたわけであります」
志生野アナ「むしろ今日はクラッシュギャルズはライオネス飛鳥にその負担がかかると思ったんですけど」
今日の試合では長与がヒザの故障を抱えていたため、元々飛鳥が奮闘していました。
しかし飛鳥がまさかの脳震盪。
結局長与が一人で戦うことになりました。
髪切りデスマッチに続いて、またもや長与としてはある意味おいしい場面です。
長与はレスリングにおいては、悲劇のヒロイン的に目立ってしまう要素を持っているんですね。
3本目
いよいよ決勝の3本目。
いきなり片膝をついています。悲壮感が漂います。これはどう見ても長与を応援したくなります。
長与流の演出としか思えません。
志生野アナ「さぁ、異様な事態です」
志生野アナ「一本一本で決勝の三本目」
猪木vsモハメドアリ戦を彷彿とさせます。長与はそのビデオを見ていたかもしれませんね。
志生野アナ「長与千種はヒザが痛い、従って立てません」
志生野アナ「低い姿勢です」
志生野アナ「ダンプ松本が一気に試合を決めようと襲い掛かるか!?」
ブルは長与にアキレス腱固め。当時流行っていた技ですね。
ブルの技の種類が豊富なのにビックリです。
志生野アナ「右の足を捕まえてアキレス腱固め、ブル中野」
志生野アナ「長与千種、絶体絶命のピンチを迎えております」
志生野アナ「こういったところでも、本来はライオネス飛鳥が入っていって、なんとかこのアキレス腱固めを解くんですが」
一斗缶で長与の足を攻撃するダンプ。ここで一斗缶を出すとは効果的ですね。
ようやく飛鳥が脳震盪から復帰しますが、ダンプの一斗缶を喰らって再び朦朧としてしまいます。
志生野アナ「とうとう灯油缶が入りました」
志生野アナ「脳天に灯油缶攻撃」
志生野アナ「ダンプ松本、待ってました」
志生野アナ「あーもうね、鼻血を出して長与千種、苦しくなってまいりました」
(なにか飛鳥がダンプに話しかけていますが、何と言っているのでしょうね?)
志生野アナ「いまホセ・トレスが長与千種の右膝をみております」
志生野アナ「そして、ライオネス飛鳥は鎖で・・」
宮本「チェーンでロープに首を巻きつけられましたね」
志生野アナ「もうこれはめちゃくちゃな試合になってきました」
ここでベビーフェイス一同がリングインして、クラッシュの状態を確認する事態になりました。
志生野アナ「長与千種も鼻血を出して苦しそうですね」
宮本「容態がちょっとおかしいですね」
志生野アナ「いまジミー加山が入りました」
志生野アナ「ちょっと長与千種、これ以上試合続行は不可能なんじゃないでしょうか」
ウエダ「長与選手の申し出によりまして、この試合続行いたしますが」
ウエダ「これ以上青コーナーが反則をした場合には、そのまま反則負けと宣言いたします」
志生野アナ「これは当然であります」
志生野アナ「たしかガッツさんの言う通り、試合続行はいいんですけど」
志生野アナ「これ以上また極悪同盟が凶器攻撃をやるようだったら」
志生野アナ「もう反則を取っていいんですね」
宮本「限界を超えてますからね」
ここでなぜかウエダが登場し、「これ以上反則攻撃をした負け」という宣告をします。
いまさら感が非常に強いです。
「凶器攻撃をしたら即負け」となったところで、長与は何もできず。
ダンプの体重だけであっという間に終わりそうです。
案の定、ダンプは余裕の蹴りで長与を攻め立てます。グラウンドに持ち込む必要はありませんからね。
あまりに無残な長与の姿に、会場は「チグサ」コールと悲鳴へと変わります。
宮本「この状態だと松本がフォールを取るのは簡単だと思うんですよね」
宮本「なかなかフォールを取りにいきませんね」
志生野アナ「なにやらクラッシュの息の根を止めようといった感じがね」
志生野アナ「私には感じられるんですけど」
志生野アナ「またいまジミー加山が入って参りました」
志生野アナ「もうこれ以上の試合続行は不可能ではないでしょうか」
志生野アナ「これ以上やったんじゃ、ちょっと長与千種、選手生命が危険です」
ウエダ「長与千種選手はヒザの状態が悪く、試合を続けますと選手生命にかかわりますので」
ウエダ「レフェリーストップの要請がありまして、青コーナーの勝ちとします」
レフェリーストップにより、ダンプ・ブル組の勝利。
志生野アナ「しかしこの判定はなにかむごい感じがします」
志生野アナ「ダンプ松本とブル中野、抱き合って喜んでました」
志生野アナ「ご覧ください」
志生野アナ「やったぞ、ガッツポーズ、ダンプ松本」
ダンプ「ザマーミロ~ッ!!」
ブルが勝利で涙を流している間にも、ダンプはどこまでもクラッシュファンを挑発しまくっています。
勝つことよりもその場を盛り上げることを考えているダンプらしい行動です。
この映像にはないのですが、ブルが泣いてダンプの抱き着いている場面があったと記憶しているのですが、この時ダンプは「泣いてんじゃねーよ」と言ったと、ブルのブログに書かれていました。
志生野アナ「勝つために手段は選ばず、極悪同盟」
志生野アナ「まさに極悪同盟の勝利と申し上げておきます」
志生野アナ「負けたクラッシュギャルズは本当に残念でしょうが」
志生野アナ「極悪はこういったやり方でもとにかく勝てばいいんだ、これが極悪の旗印」
志生野アナ「改めていま、極悪同盟の手があがりました」
「バンザーイ!!」
志生野アナ「改めて今、極悪同盟の手が上がりました」
志生野アナ「タッグリーグザベスト85、60分3本勝負、2対1でした」
ダンプ「ザマーミロッ!!」
志生野アナ「ライオネス飛鳥、長与千種、無念の涙をのみました」
志生野アナ「これから認定書が読み上げられます、クラッシュギャルズは控室に運び込まれます」
志生野アナ「後楽園ホールはまさに明暗2つに!!」
志生野アナ「なにか不利な試合ではあったんですけど、極悪の時代が築かれつつあるような」
志生野アナ「私は気がして仕方がありませんね」
宮本「いままでとにかくアンチヒーローといいますか、クラッシュとは違った意味で女子プロマットを変えてきたんですけど」
宮本「今ここへきて、手段を選ばぬ思いもよらぬ結果に終わったんですけど」
宮本「本当に極悪時代の幕開けを感じますね」
ダンプがトロフィーや賞をもらうことは滅多にありませんので、ここは喜んで良い場面でしょう。
今日の凶器 竹刀、一斗缶、ヌンチャク、チェーン