1985/10/25 八千代市民体育館 クラッシュギャルズvsブル&イルマ・アギラール

Evito-X-PuroさんのYoutubeより

1985/10/25 八千代市民体育館 クラッシュギャルズvsブル&イルマ・アギラール 

(43:00くらいより~)

 

(↓AIでフルハイビジョンに変換した動画です。試合部分のみ抜粋)

[AI FHD 60fps] 1985/10/25 八千代市民体育館 クラッシュギャルズvsブル・アギラールリンクyoutu.be

 

今回は1985/10/25 八千代市民体育館で行われたクラッシュギャルズvsブル&イルマ・アギラールの試合を見ていこうかと思います。

 

 

まずは極悪側の入場。

 

志生野アナ「いま青コーナーの選手が入場してまいりました」

志生野アナ「イルマ・アギラール、そしてブル中野、さらに極悪同盟の影武者が勢ぞろいであります」

 

 

意外とやる気満々のイルマ・アギラール。

 

 

なぜかニコニコしている長与。飛鳥はピリピリしています。

 

 

今回はブルとアギラールが組んでいます。クラッシュと対戦するには、極悪側が少々力不足な感じです。アギラールがどこまでの実力者なのか不明なのが原因ですが。

もっとも場外の影武者軍団をカウントすれば、極悪側はちょうどよいのかもしれませんが。

 

 

長与とブルが睨み合っています。ダンプがいないときは、きちんとブルに因縁をつけるのが長与のうまいところです。

長与は微笑み気味なので、後輩と試合するときは余裕があったのかもしれませんね。

 

また、長与の髪型がヘンです。

 

志生野アナ「クラッシュギャルズのヘアスタイルといいますか」

志生野アナ「髪をご覧いただいていましたが、"ヴィクトリアカット"というんですか」

志生野アナ「ニューヨークでとっても人気のある美容室にいきましてね」

志生野アナ「いまアメリカで流行っているヴィクトリアカットというのをやってもらったんですってね」

宮本「ちょうど頭の後ろですね、Vの字のカットが入っていますよね」

志生野アナ「こういった新しいファッションもね、身につけて帰って参りましたクラッシュギャルズであります」

 

V字の切れ込みを入れて「ヴィクトリアカット」ですね。ヴィクトリアカット・・・こんなの流行ったっけ?

 

ここでゴングです。

 

1本目

 

 

一本目はグラウンドの展開。

志生野さんの解説でニューヨークのマジソンスクウェアガーデンの話が出ています。

 

志生野アナ「先ほど選手紹介のときにニューヨークから帰ってきたばかりとご紹介しました」

志生野アナ「実はマジソンスクウェアガーデンから、大宮スケートセンターでの試合でしたしょうか」

志生野アナ「実はそちらの副社長が日本にやって参りまして」

志生野アナ「クラッシュギャルズの試合をみたわけですが、どうしても日本からアメリカに呼びたいと」

志生野アナ「これだけ素晴らしい選手はアメリカにはいないということで、マジソンスクウェアガーデンに招待されたわけであります

志生野アナ「そしてクラッシュギャルズがマジソンスクウェアガーデンにいきまして

志生野アナ「26000という大観衆の中、むこうのファンにも紹介されたそうであります」

志生野アナ「なにか3月には日本とアメリカの選手がマジソンスクウェアガーデンで試合をやるということも」

志生野アナ「決定しかかっているそうですね」

宮本「来年3月、いちおう6試合の予定ですね」

宮本「マジソンスクウェアガーデンを中心にボストン、フィラデルフィア、いわゆるWWFの地域になるんですけど」

宮本「そこでクラッシュギャルズ、ダンプ松本、ブル中野の極悪同盟、この4人を派遣する予定だそうです

志生野アナ「今日試合前に記者会見が行われておりまして、そのときに同行してまいりました松永俊国常務が」

志生野アナ「今回のアメリカへの招待というのはこちらからの売り込みではなくって、向こうから是非来てくれと」

志生野アナ「こう言われたのがうれしいと言ってましたけど」

志生野アナ「日本の女子プロレスというのも、いまや本当に評価が高くなったと言いましょうか」

志生野アナ「注目の的みたいですね」

宮本「本場マットの檜舞台と言われているマジソンですから、そこのリング上でクラッシュが」

宮本「アメリカのニューヨーク誌に紹介されたわけですからね」

宮本「日本のクラッシュから世界のクラッシュに大きく羽ばたいたと言えるんじゃないでしょうか」

志生野アナ「自信を持って日本に帰って参りました、長与千種、ライオネス飛鳥」

 

この時点でクラッシュとダンプ・ブルの4人が招待されることはほぼ確定していたみたいですね。

 

 

イルマ・アギラールの積極性が伺えます。

なかなか良い助っ人外人なのでは? 年齢的には老けて見えますが・・(^^;

 

志生野アナ「イルマ・ゴンザレスの娘さんということで、今日注目していたわけなんですけど」

志生野アナ「イルマ・アギラール、かつて5年前ですか、日本にやってきたことがあるんですね」

宮本「そうですね、ゴンザレスと一緒に来ましたね」

志生野アナ「そのときに比べればやはり向こうでキャリアを積んでいるだけに体つきなんかも違いますし」

志生野アナ「日本のレスレングも十分に知っているみたいですね」

宮本「自分が出番が回ってくるまで、会場の片隅のほうでじっと見ていましたけど」

宮本「なかなか研究熱心な人だなと思いました」

 

アギラールさん、意外と日本に溶け込もうとしているようです。

 

 

アギラールさん、噛みつきも平気でやってきます。

地味ですが、なかなか良い感じです。

 

 

ゴンザレスがやられそうになったところで、ブルのヌンチャク攻撃がさく裂。

 

 

その後場外へ。

 

志生野アナ「誰も上がれない、誰もあがれませんでした」

志生野アナ「場外戦、エスカレートのしすぎであります」

 

両者場外でリングアウト。

相当数の影武者がいたので、ブルだけリング上にあがれそうでした。影武者は数は多いのですが、ただウロウロしているだけなので微妙です・・。

 

 

2本目

 

志生野アナ「いま両者場外カウントアウトですから、これから決勝ということになりますね」

宮本「そうですね、これで1対1になったわけですからね」

 

 

ここからは一進一退の攻防が続きます。

ブルはヌンチャクと噛みつき攻撃以外の反則はほとんど使ってこないですからね。

きちんとレスリングになっています。

 

 

イルマ・アギラールさん、ひとつひとつがオーバーアクションですね。

 

志生野アナ「外人はジェスチャーが大きいんですけども」

志生野アナ「いまのは効いているんでしょう」

 

 

この頃から始めたブルのヌンチャク2本でのアクション。

2本同時のアクションもきちんと練習しているところが努力家です。

動作も格好いいです。

 

 

ヌンチャク攻撃をしようとしたところを飛鳥の蹴りで不意をつかれました。

さらに正拳と延髄切りでスリーカウント。

 

 

青コーナーはこれだけの人数がいましたが、影武者の連携が悪いし、数だけいて何もしてないような感じです。

これでいいのか影武者軍団!?  あとからダンプに怒られたのではないでしょうか。

影武者は仲前、影、坂本、石黒、岩本あたりでしょうかね。

 

今日の凶器 ヌンチャク