1985/10/24号の週刊サンケイに「女子プロレス界のキョンキョン」として立野特集がありましたので、少しだけ引用します。
まず冒頭の写真と愛犬なのですが、ダンプの愛犬の「ポロン」と「クルミ」が混じっている感じがします。
この2頭の犬、ダンプの犬なのか、立野の犬なのかわからず、同じアパートにいるときから共同で飼っていたような感じがしますがどうなんでしょうか。
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女子プロレス界の"キョンキョン"はふんわり、ふっくらの聖母タイプ
目下、熱狂度120パーセントの女子プロレス。
クラッシュ・ギャルズは、その中性的な快活味で女子小・中学生の声援を集め、ダンプ松本は、大人の観賞にたえうるブラック・ユーモアで迫る。その中で、立野紀代 (19)選手の男心をくすぐるお色気は、 マットに異彩を放っている。胸が筋肉で四角になりかけたクラッシュに比べ、その姿態は、母性味あふれる華やかなシル エットを描く。それでいて、アダッぽさはゼロ。 天然野菜を思わせる清新なムードなのだ。どこか"懐かしい"女性像である。
「全日本女子プロレス」の武原美左マネ ジャーによれば、「男性ファンの恋心を集めているのは、ノリヨが一番」。高校生から中年男性までが、ファンレターで結婚を申し込んでくる、という。 これは、クラッシュにも見られない現象だそうだ。 当の本人はといえば「結婚は考えてませんね。家事が好きじゃないから」とアッサリしたもの。故郷の栃木県で女子プロレスを見て以来、そのファイトに魅せら れて15歳で入門。新人の頃は、「アバラが折れて、クシャミしても痛いのを、トイレで泣いて練習を続けた」 熱血プロレス少女。 おシャレにも無関心で、休日は、化粧もしないし出歩くこともなく、一人住まいのマンションで掃除と洗濯。
どうやら、男性ファンの熱い思いとは、 大きなすれ違いがあるようだ。夢は、両親と一緒に住む家を建てることで、そのために月々1万円を預金している。 その上、毎月、両親への10万円の仕送りをかかさない、というのだから、女を磨くために使う金など、残るハズもない。そして、彼女のこんな"ストイシズム"に、 男性ファンはますます、 思いをつのらせるワケだ。
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男性ファンからの圧倒的支持をこの頃に集めていたのは立野だと書かれています。
確かにクラッシュよりは清楚で美人かもしれません。クラッシュは女性を主体にした人気だったのに対し、立野や大森は男性を主体にした人気だったように思います。