1985/11/15号の雑誌「FRIDAY」に10/20～24のニューヨーク遠征の記事がありましたので引用します。

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ダンプ松本　ニューヨークへ骨休め旅行

本場のリング前に「来年はここで暴れるゼ」

人気No.1の大巨人アンドレに激励され美容院・ミュージカル・LL服の買い物
 

11月11日で25歳になる極悪同盟のド ン・ダンプ松本がニューヨークにあるプロレスの殿堂マジソン・スクエア・ ガーデンに乱入して、"世界の大巨人" ことアンドレ・ザ・ジャイアントと熱いご対面。マジだぜっ。

ダンプ お前が噂の2m23cm、260kgの アンドレかつ。デッケェ〜なア。 

アンドレ 極悪同盟の親分っていうの はキミか。年間70試合もこなす超売れっ子が、なんでまたここにやってきたんだい。 本場プロレスの勉強かい? 

ダンプ それがさァ、オレの人気がアメリカまで伝わっちゃって、こっちのプロモーターから招待されたのさ。いまじゃ、人気、実力ともにオレがトップだもんね。文句あるかっ。
アンドレ でも、ライバルのクラッシ ユ・ギャルズ二人組も一緒だったじゃないか。呉越同舟だね。
ダンプ 気にいらないけど、まあ、一時、休戦ってところさ。飛行機の席も別々だったし、仕方ないときは一緒にいてやるけど、あんな奴らは最初から無視だぜっ。来年3月に決まったアメリカ遠征じゃ、コテンパンにやっつけて、日本に帰れなくしてやるさ。 

アンドレ "極悪ぶり"は噂どおりだ な。あれっ、キミ、髪を切ったの。 

ダンプ 有名人ばかり来るというこちらの美容室で、いまイチバンNOWなヘアにカットしたんだ。うしろを刈りあげにして、前髪たらり・・・・・・おい、どうだい、似合うだろ。
アンドレ 極悪とかいっても、やっぱ、 すぐに美容院にかけこむなんて、女だなあ。持ってきた小遣い100万円もみんな洋服に遣ったそうじゃないか。 

ダンプ 東京じゃ、165cm、100kgの体に 合う洋服が見つからない。ここじゃ、デッカイのが多いから、洋服の買いだめをしたんだ。でも、こっちの男どもはオレが歩いていると、けげんそうな顔をしてすれ違う。あれは何だっ。 

アンドレ 金髪アタマにサングラス、 体もデッカイとくりゃ、アメリカの男 だって驚くよ。でも、キミも結構、喜んでいるようじゃないか。
ダンプ なにしろニューヨークは初めてだからな。 ブロードウェイでは、ロングラン中のミュージカル 「シング・ イン・ザ・レイン』なんかを観たし、 日本では味わえないしばしの休息だぜっ。マジソンのリングでの試合も決まったし、あとは、オレの実力をアメリ カのプロレスファンに見せるだけよ。
 

日本語とフランス語の二人の会話。ソウゾウ同時通訳を試みれば以上のごとし。10月20~24日のダンプ松本、 クラッシュ・ギャルズら女子プロレス 関係者御一行のニューヨーク訪問は場外乱闘や流血騒ぎもなく、道中平穏ではあった。

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最後に「想像同時翻訳」と書かれているので、きちんと2人が対談したわけではなく、FRIDAYの記者がいくつかの事実ベースに、勝手に対談を作ったようです。日本語とフランス語の通訳士がその場にいたかも微妙です。

クラッシュとは飛行機は席は別、しかしある程度は一緒に行動していたようです。

初めてのニューヨークで言葉も通じないので、ダンプ一人(またはダンプ専属のマネージャ(?)と一緒)で行動していたとは考えづらいです。おそらく長与、飛鳥と3人でニューヨークを回っていたのでしょう。日程的に2日程度しか現地にはいられない感じですし。

マジソンでのプロレス観戦をした他に、洋服の購入やミュージカルの鑑賞、美容院でのヘアカットもしたようです。

クラッシュはビクトリアカットにしたようですが、ダンプはサイドカットにしています。おそらく同じ美容院なんじゃないですかね。

写真を拡大してみます。

撮影したのはクラッシュだったりして・・。

アンドレの身長2m20cmが並ぶとさすがに違いすぎます。