1985/12/3号の雑誌「週刊ザ・プロレス」にダンプのニューヨークの視察の情報ついての記事がありますので引用します。
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ダンプ松本、ニューヨーク駆け足巡り(10月20日~24日)
来春、マジソンにあがったら、大観衆のド肝を抜いてやるぞ!!
ダンプ松本 オス。みんな元気か!? おまえ達も私が10月末、ニューヨークに行ってきたことは知ってるな。むこうにいたのは3日間だから、市内観光もほとんどできなかったけど、マンハッタンはごちゃごちゃとビルばっかり建って、うるさい所だったよ。
着いた翌日、マジソン・スクエア・ガーデンに試合を見に行ったんだが、さすがに2万人という大観衆の熱気には圧倒されたな。でも、次々と進む試合を見ているうちに私も体がムズムズしてきて、リングに飛び出していきたくなったよ。アンドレ・ザ・ジャイアントと坊主頭のでっかいの(キングコング・バンディ)の試合にはビックり。だってあのアンドレが押されっぱなしなんだぜ。でも坊主頭の方がハサミを持ち出してきて、アンドレの髪を切ろうとしだしたから、「あれっ、私と同じことしてる!!!」って思った。
控室前の通路で会ったアンドレにも、たまげたぜ。本当にあんなにデカイとは思わなかったよ。凄い選手がアメリカにはいるんだなぁ。まぁ来年3月、MSGに立ったら、ブルと組んで必ずクラッシュを倒し、私の方がアンドレより有名人になってみせるから、楽しみにしてなよ。
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11/7の週プロにもクラッシュと渡米したことが掲載されていましたが、今回はダンプに直接インタビューしたようです。
MSGでは男子プロレスを主に観戦したようで(女子プロレス単体というものがないのかも)、アンドレの巨体と、相手のキングコング・バンディの試合で、キングコング・バンディがハサミで髪を切ろうとしていたことに驚いたとのことです。
WWF(WWE?)ではリング内に直接凶器は持ち込み不可だったように思うのですが、ハサミをリング内に持ち込んでいたのが、場外でやろうとしていたのかは不明です。
アメリカのプロレス会場の規模が、日本とは全く違うことにも驚いたようです。
写真を拡大してみます。
この写真が今見ると凄いので注目です。アンドレ・ザ・ジャイアント、フレッドブラッシー、そしてポスターだけではありますが、ニコリボルコフ、アイアンシークです。
「これが私とアンディの記念写真。「ユーが日本の極悪レスラーか」と言ってくれたぜ。
リンゴをかじりながら街中を走る馬車とパチリ。馬の耳がわかるだろ。
ニョーヨークの悪党マネージャー、フレッド・ブラッシーと握手。うしろで笑っているのはニコリ・ボルコフとアイアン・シーク。
「おいしそうなニオイがすると思ったらホットドッグ屋だ。タコヤキよりうまいかな」