1985/11/23 雑誌「週刊現代」プロレス界を支えるニューヒーローと称される

1985/11/23号の雑誌「週刊現代」にダンプが特集されていましたので引用します。

 

 

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転換期のプロレスを支えるニューヒーロー

ダンプ松本

 

ここ最近の全日本女子プロレス。昨年は善玉のクラッシュギャルズに人気を負うところが大きかったが、今や人気を支えているのが、百キロの大女、ダンプ松本率いる 極悪同盟だ。
竹刀片手にアメリカのポリス姿、顔にはカブキばりの極悪メイク、太ももにもクモの巣のメイクと異様ないで立ちで登場。闘う相手に対する威圧感、恐怖感は随一。史上最強最悪の悪玉だ。
これまでの女子プロレスの悪玉で、これだけ存在感のあるレスラーがいただろうか。これだけ凶器を前面に押したてて闘ったレスラーがいただろうか。ダンプ松本は、 女子プロレスラー界のアブドーラ・ザ・ブッチャーだ。
素顔で登場した「たこやきラーメン」、金鳥 の「どんと」とCM界にも進出。善玉でも悪玉でも強い者に惹かれる若者の心に強烈なイメージを与え、ファンも急上昇。とともに、新人レスラーで極悪入りを志願する者が増えたの も未曽有のこと。その予備軍が、黒装束をま とってセコンドにつき、ダンプのピンチには乱入する始末。八月には長与千種を決戦で破り、丸坊主にしたのは有名なこと。まだまだ、 ダンプの天下は続きそうである。

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「現代」ではダンプをプロレス界の救世主と謳い、クラッシュの善玉人気を超えたと書かれています。

知名度ではこの頃は、クラッシュを上回っていたと思われます。

やはりメディアにどれだけ登場するかで、知名度は決まりますね。

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