1985/11/28 雑誌「週刊ゴング」ダンプ「妖麗変化」特集

1985/11/28号の雑誌「週刊ゴング」にダンプの特集がありましたので引用します。

 

 

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極悪凶女の妖麗変化

 

C・ギャルズの人気に肉薄しているダンプ松本。今回は「妖麗変化」と題して松本のバラエティに富んだメーキャップに迫ってみた。


ロード・ウォリアーズを筆頭に、メイキャップ・ブームが巻き起こっているが、女子プロレスも負けてはいない。ご存知、極悪同盟の首領・ダンプ松本である。
ダンプは、以前、デビル雅美率いるデビル軍団に属していたが、チャンスに恵まれず中途半端なヒールで終わるところだった。だが、自らの可能性に気づいたダンプは、突如としてデビルを裏切り、"極悪同盟"を結成、ヒールNo.1の座をものにした。と同時に、ダンプ松本のメイキャップの歴史の幕は開いた。

 

今、女子プロレスの華は、千種、飛鳥のクラッシュ・ギャルズであるが、その対抗としてのし上がり、ガッチリと女子プロの人気を支えているのが"黒い華"ダンプ松本であることは言うまでもない。ダンプは、自らを強烈にアピールするために、「メイキャップ」という手段を選んだ。

 

最初は顔だけの単純なものであったが首へ、首から首から腕、そして足へと序々に広範囲に及ぶメイクが行なわれるようになった。今ではメイクも、サソリ、ドクロ、ヘビなどバラエティーにとんでいる。メイクの担当は、極悪の核弾頭・コンドル斎藤である。意外にもコンドルは、プロ顔負けのセンスを発揮、ダンプ人気に大きく貢献している。近頃では、日変わりのダンプのメイクを見に来るフアンもおり、今では一つの"フアッション"と言えそうである。

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1984年の改名当初は顔に極悪メイクをしているだけでしたが、コンドルの加入とともにメーキャップも大幅に進化。世界のどのファッションデザイナーよりも大胆に、全身アートを施していきます。

そもそも女性が水着姿で刺青のようなメイクをしている例がありませんから、センセーショナルでした。

 

写真を拡大してみます。

 

ニューヨークで購入したカツラを着用。

 

ブルの半ハゲとダンプのトサカ。

 

頬に鷲でしょうか。コンドルの才能がいい感じです。

 

こちらもコンドル作のボディポイントですね。極悪グッズも増えています。