1985/12/5号の雑誌「週刊明星」にダンプの誕生日パーティの記事がありますので引用します。
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25才だ! 文句あるかっ
極悪同盟勢ぞろい、掟破りの誕生パーティ
11月11日。あのダンプ松本が25才になった。その誕生パーティが行われるという情報をキャッチした本誌は、ダンプの"好物"野々村誠を特派した。
この世界は力だっ! これからは極悪の時代だぜっ。松本香。蠍座のB型。性格は過激で陽気。
●その日はやけに道路が混んでいた。
「おいっ、マズいよ。遅れたら、なにするかわかんないぜ、ヤツら。ヤマちゃん、急いでくれ」と、ボクはマネージャーをせかせた。悪い予感は当たるもので、約束の時間を20分オーバーして目黒の女子プロレス事務所に着いた時、ダンプは竹刀をしごいていた。
「ダ、ダンプさん。おめでとうございます。誕生日なんですってね。ハハ、よかったですね」ヨイショの声もうわずりがち。ダメなんだ、あの顔見るとやっぱりおっかねー。
「なにやってんだよ。とっくにパーティーの準備はできてんだぜ。この前のお礼に、たっぷりかわいがってやるからよ」冷や汗がツー。マズい! この前というのは、9月、女子プロのテレビ中継にゲストて出た時、ダンプの頭をポカってなくっちやったんだよね。場外乱闘で混乱してたから、わかんないと思ったんだけど。見つかってしまった。今日やってきたのも、そのご機嫌とりのため。それなのに・・・。
●でも、花束を渡すと、そこはやっぱり女。竹刀はひっこめて、中に入れてくれた。
「誕生パーティーなんか、女子プロ入って初めてだぜ。みんなありがとよ。去年の今頃、"極悪"はクレーン・ユウとブル(中野)だけ。誕生日は、なんもやんなかった・・・。あれから1年。人数も増えて、こんなにパワーアップしたぜ。けっ、クラッシュなんてメじゃねーよ。ホントは、中村雅俊さんに来てほしかったんだけど、せっかくのパーティーだ。ホラ、シャンペンでもつぎな」
「おっととと。さすがいい飲みっぷり!いよっ、絶好調。家も買ったし、プロレスも負け知らず。体もしまったみたいですね。そうですよね、女子プロもかわいいてキャーの時代じゃないですよね。ところでダンプさん。年はいくつになったんだっけ?」
「お前、それマジかよ。25だ。文句あるか!」
「まあ、おさえて、おさえて。怒ると、お嫁に行けませんよ。あっ、また言ってしまった。逃げろ!」レポーター・野々村誠でした。
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ダンプの誕生日は11/11で、この日に極悪軍団と野々村誠とともに誕生日を祝うという企画でした。明らかに週刊明星のやらせ記事だとは思いますが・・(^^;
当時イジメられ役として有名になった野々村誠が、わざわざ突撃するというオイシイ役です。いま彼はどうしているんでしょう・・。ダンプとは仲が良かったと思いますが(^^;
写真にいるメンバーは、ダンプ、ブル、コンドル、そして仲前、影、坂本の6人と野々村誠のようです。
写真を拡大してみます。