1985/12/4 秋田能代 デビル・永友vsダンプ・コンドル

Evito-X-PuroさんのYoutubeより

1985/12/4 秋田能代 デビル・永友vsダンプ・コンドル

(17:00くらいより~)

 

(↓AIでフルハイビジョンに変換した動画です。試合部分のみ抜粋)

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今回は1985/12/4に行われた秋田能代のデビル・永友vsダンプ・コンドルの試合を見ていこうかと思います。

 

 

まずは極悪側の入場。

 

志生野アナ「能代市民体育館、早くもギャーといった声が沸き起こりました」

志生野アナ「放送席から竹刀が見えます」

志生野アナ「いやー、ご覧ください、ダンプ松本の登場であります、いま悠然と姿を現しました」

志生野アナ「今日はダンプ松本とコンドル斉藤が組んで、デビル雅美、永友香奈子と対戦する30分一本勝負であります」

志生野アナ「放送席のひと睨みしております」

志生野アナ「早く赤コーナーの選手に登場してもらいたいところであります」

 

この頃のダンプの髪型は前髪に角を作るみたいなカブトムシ型でした。

 

 

30分一本勝負です。

 

 

ベビーフェイス側のコールのあと、極悪側。まずはコンドル。

水着は黒の競技用のものな感じで地味です。

 

志生野アナ「極悪同盟に入って大成功」

志生野アナ「自分でも良かったと思うと言っておりますコンドル斉藤」

 

 

志生野アナ「そして1985年はこの人の天下でした」

志生野アナ「極悪同盟ドンのダンプ松本です」

 

 

試合開始前にデビルから握手を求められます。先輩を立てるダンプとしては手を握るしかなかったのか?

突っぱねても良さそうですが。

 

 

まずは永友得意の連続飛び蹴り攻撃。きちんとコンドルが受けてあげています。コンドルの位置調整も大変でしょう。

 

志生野アナ「(永友は)本当にファンレターの数とかブロマイドの売れ行きとか」

志生野アナ「クラッシュギャルズに次いで、いま大変な人気の永友香奈子」

志生野アナ「解説の宮本さん、永友の人気の秘密はどのようにご覧になっていますか」

宮本「そうですよね」

宮本「力自体はまだまだ非力なところがあるんですけれども」

宮本「彼女のファイトにひたむきさといいますか、そういうものがありますよね」

 

 

 

永友がデビルのタッチしたところで、デビルがダンプを引っ張り出しました。

そしてまたまた睨み合い。

 

志生野アナ「そしてダンプ、デビルのにらみ合いであります」

志生野アナ「今日はがっちりと握手を交わして試合が始まりました」

志生野アナ「しかしあまりにもデビル雅美に対する声援が大きすぎて、ダンプが怒っております」

志生野アナ「やはりダンプも人気のことを気にするんでしょうか?」

 

気にするはずがありません(笑)

 

 

体重が軽くなったデビルは「選手」としてなら、ダンプには攻めやすいです。

ただ先輩なのでそういう面では凶器を使いにくいですし、ダンプのいつもペースには持っていきにくそうです。

 

志生野アナ「デビルが懸命に攻めているんですけど、ダンプの体力の前にタジタジですね」

宮本「やっぱりねぇ、体のねぇ、あの巨体に押されてますよね」

 

 

デビルから永友にタッチ。

 

志生野アナ「そしていまデビルから永友だ」

志生野アナ「これはどうか、いやーすごいすごい」

志生野アナ「ライオンの前の子羊か」

志生野アナ「巨象の前の子羊であります」

宮本「もうちょっと、手も足もでないですね」

 

志生野さんの例えが笑えます。

 

 

永友が反撃のドロップキックをするが、ダンプがドロップキックで逆襲。珍しいです。

たまにダンプも空中技を出してきます。凶器攻撃メインなのであまり出してきませんけど。

 

志生野アナ「普通だったら体重制限ってのがあったり」

志生野アナ「ハンディキャップになるんですけども」

志生野アナ「女子プロレスにはありませんのでねぇ」

 

 

コンドルの三日月蹴りが永友にヒット。

 

志生野アナ「綺麗にキック」

志生野アナ「体が柔らかいのでコンドル斉藤のキック攻撃ってのは非常に効くというのを私は聞きましたが」

宮本「いまのはスピードもありましたからね」

志生野アナ「鮮やかなキック攻撃、回し蹴りを見せました」

志生野アナ「空手師範の山崎照朝さんが、コンドル斉藤のキックは体が柔らかいんで」

志生野アナ「これから大きな武器になるだろうということを言っておりました」


山崎照朝先生からお墨付きをいただいたキック攻撃ですが、あまりに相手が痛すぎて途中から痛くないように変更したという話もでていましたね。この頃はまだ「痛い」頃でしょうか。

 


デビルに対しては体重攻撃と栓抜き攻撃。

 

志生野アナ「いま(デビルが)うつ伏せになっていますんで背骨がたまりませんね」

宮本「そして手に栓抜きのようなものを持っているんですよね」

志生野アナ「影武者が早くもリングサイドに登場しておりまして、影武者の一人の手はしっかりと竹刀を握っております」

志生野アナ「まだ竹刀は出てこないんですけど、早くも金属製の小さな凶器が出て参りました」

志生野アナ「そしてエプロンで首吊りであります」

 

レフェリーの本庄ユカリ(クレーン)はしっかりをカウントを取ってくるので、きちんと凶器の受け渡しをしています。

この頃はもう凶器を隠すこと自体が少なくなりましたが、阿部四郎やホセ・トレスでなければ、いちおう隠すんですね(笑)

 

デビルの反撃。ブレーンバスターに持っていこうとしますが、普通に持ち上がりません。

ダンプも協力してあげないとブレーンバスターも決まりませんからね・・。優しいダンプさんです。

そして永友にタッチ。

 

志生野アナ「永友がいま(ダンプを)ロープに振ってどうするか?」

志生野アナ「これは無理、これは無謀であります」



永友にまともにラリアートが入ってカウントが3つ。

 

志生野アナ「特攻精神は立派でしたが、ちょっと強気すぎました」

志生野アナ「カウントがはいって、3つ!!」

志生野アナ「いや~、永友香奈子の心意気は十分に私も買うんですけども」

志生野アナ「いまはあまりにも無謀すぎましたね」

宮本「そうですね、デビルがちょっと休んでしまいましたからね」

志生野アナ「ダンプ松本、今日はNo.3のコンドル斉藤を従えてデビル雅美、永友香奈子を問題にいたしませんでした」

志生野アナ「永友はふらふらですよ」

宮本「最後のラリアートが首をヒットしましたからね」

 

今回は意外とあっさりと決まりました。

デビルは先輩としてはやりにくい相手ですが、選手としては体重が軽くなった分だけ、試合の組み立てはしやすくなったのかもしれませんね。

 

 

 

今日の凶器 竹刀、スパナ