
マンガ「ダンプ・ザ・ヒール(2)」感想
今回も直筆サイン入れの初回限定版を購入しました。
秋葉原の書泉ブックストアで購入しているのですが、ダンプ・ザ・ヒール原画展をやっていました。
この展示会、ブログ掲載可だったのかな。不可だったら消します。(^^;
第二巻のあらすじ
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「お母さんを幸せにしたい」「父親をぶっ殺したい」という気持ちで有名レスラーになることを誓った香だが試合ではパッとしない日々。
同じ落ちこぼれのくすぶっている同期に変化が現れて…!?
テレビの印象とはまるで違う…「ダンプ松本」の誕生秘話を描いた凄絶下積み(いじめ)ドラマ!!
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第1巻でお母さんのところへ泣きながら戻った松本ですが、母の懸命に働く姿を見て、そして家の玄関先で母親と妹との会話をコッソリと聞いて、そのまま寮に戻ることにします。
イジメからなるべく逃げて、時期が来るまで耐えるという決心します(9話)。そのあとに同じ落ちこぼれ組みの長与千種が、ライオネス飛鳥と戦ってクラッシュギャルズ結成するまでが11話~14話となり、どちらかというとクラッシュギャルズの話が多かったです。
第1巻のイジメがあまりに悲惨だったので、どうなることかと思いましたが、2巻では比較的素早く立ち直るので、ホッと安心させられます。個人的にはもうちょっとイジメ描写があっても良かったかなと思うのですが(鬼)、あまり展開が暗いと読者が離れそうなので、ちょうどいいくらいのバランスかもしれませんね。
同期の出世頭であるライオネス飛鳥を、のほほんと他人事のように応援する松本。追い詰めれれていたのは長与のほうだったみたいです。彼女は毎日ビデオテープ(おそらく猪木や前田などの男子プロレスだと思われます)を擦り切れるほど見て、アントニオ猪木の何が凄いのか、当時流行しつつあるシュートスタイルのプロレスを研究していたんだと思います。さらに引退をかけた飛鳥との試合の迫力もあります。長与は長与なりに凄い努力していたんだなぁと感心させられます。
またイジメていた先輩たちもクラッシュギュルズの勢いに完敗。ここで消え去る感じですね。
そういえば、1巻で優しかった先輩であるウルス池上はもう登場しません。寡黙で影で見ているような先輩でしたので、フィクションでいいから、やめるときに何か松本に一言でも言う場面があれば良かったのになと思います。ここは残念です。
「まったくなんでこんなヤツと組まされなきゃいけないんだよ」とペアを組んでいた先輩はデビル雅美っぽく見えるのですが、だとしたらギャグ顔での登場ですね・・。
また松本の妹さんが可愛かったです(^^;
参考 長与千種が引退を賭けて闘ったライオネス飛鳥との試合
参考 「まったくなんでこんなヤツと組まされなきゃいけないんだよ」の試合
参考 イジメお姉さんとの試合