イナズマイレブンGO(第1話〜第18話) (2011/09/04)


テレビ東京で2011/5月より放送開始された「イナズマイレブンGO」の簡易レビューです。

←注目のキャラ、天城大地。


デブキャラ復活の兆し(?)

みなさん、こんにちは。久々にアニメで一話(?)レビューをしたいキャラクターが登場しました。イナズマイレブンGOの「天城大地」くん・・かわいいです!! まぁ、いまや世の中は美男美女至上主義、萌えキャラブームであり、「デブキャラなんて誰得!?」という状態です。ところが2009年頃から、ようやく制作サイドも気がついてきたのか、チラホラとデブキャラが主人公グループの一員に登場しはじめました。たぶん美男美女至上主義の限界にきたんでしょう。飽和状態になると自然と原点回帰するわけです。

それでも容姿が「デブなのか微妙なキャラクター」が多いのは否めません。なんといいましょうか、中途半端に太っているんです。さらに時代の流れもあってか「デブ=不健康」というイメージが全面に出て「デブだから出不精、気が弱い、運動オンチ」等、デブを否定的に捉えたキャラクターが多いわけです(それでも可愛いキャラは可愛いんですが・・)。

「デブだからパワーがあって頼りになる」的なキャラクターはなかなかいません。しかし、2010年以降になって、いわゆるパッと見て「コイツはデブで力強そうだ!」と分かるキャラクターが多くなりました。『メタルファイトベイブレード』のベンケイ(実はキョウヤさん大好きなホモなことが判明(笑))、『遊戯王ゼアル』の鉄男、ショタではないし弱そうですが『シュタインズゲート』のダルなど。ダルは物語の中核にいるスーパーハカーなので、別の意味でデブブームを巻き起こしそうです。

今回レビューする『イナズマイレブンGO』の天城大地はその中でも期待のキャラクターなので、がんばってレビューするド!
(関係ないけど、「天城大地」って一昔前ならば主役の子の名前ですよねぇ・・。もっとも筆者にとっては天城くんは主役なので何の問題もありません)


天城くんの性格

天城くんは雷門中サッカー部の3年生でディフェンダー。背番号は「4」。性格は公式ホームページによると『サッカー部随一の巨漢。曲がったことが嫌いで男気あふれる性格』とのこと。まさに筆者がデブキャラに求める至極の性格です・・!。しかし、18話まで見たところでは「曲がったことが嫌いで男気があふれる性格」というのは残念ながら影を潜めています。

天城くんは弱気ではないし、優柔不断でもないし、ずる賢くもありません。でも今のところは、周りの雰囲気に流されている感じです。まだ主役な回がないのが一番の原因かもしれませんが、彼の性格が完全には見えるのはもうちょっと先のようです。


そもそも『イナズマイレブンGO』は社会の仕組み、背景がヘンテコです。「日本におけるサッカーの人気が向上したため、サッカーの強さがそのまま社会的評価につながるまでに至った。サッカー管理組織『フィフスセクター』によってサッカーの勝敗が管理されて、学校はフィフスセクターの指示通りに試合をしなけれはならない」という訳の分からない設定なわけです。前作の『イナズマイレブン』で日本が世界大会で優勝したからって、「サッカーが社会的地位を決める」のは強引だろ(笑)。現実に、なでしこジャパンがワールドカップで優勝したり(2011年)、WBCで日本が優勝した(2009年)のに、何も変わってないのに・・(まぁアニメなので、それはそれ、ナニはナニっていうことで・・)。

フィフスセクターによってサッカーの勝敗が管理されているため、逆らうと雷門中が潰される可能性もあるみたいです。だから主人公が「こんなのサッカーじゃない!」と説得しても、3年生の天城くんの胸中は複雑のもよう。おそらく天城くんも自由にサッカーをしたかったのだと思いますが、もし逆らって他のメンバーに迷惑をかけたら・・そんな心が彼を保守的にさせてしまいます。三国先輩が「フィフスセクターの指示に従います」と言えば「俺もだド!」と同調してしまい、これって設定に相反するんじゃないかと・・。筆者としてはちょっと残念な感じでした。
でも、今になって思えば仲間を想う行動だったと考えられるわけで、これはこれで彼なりの精一杯の行動だったと思います(天城くんは照れ屋さんだから(男気があるのにw)、自分から言い出せないタイプかも・・と善意解釈)。三国先輩や神童が最初に主人公に協調しましたが、それだったら、まず天城くんが協調してほしかったですけどねぇ。

今後の展開で、天城くんの「曲がったことが嫌い」「男気あふれる性格」がどんどん出てくればいいなと期待します!(天城くんを主人公にして、悪いヤツを倒していくというアニメでもいいくらいです)


デブキャラとしての要素

天城くんはうれしいことに、デブキャラの定番的な要素をかなり持っています!

その1「大飯喰らい」。お弁当をガツガツと夢中で食べるシーンがありましたが、他人の話も聞かずに食べてばかりでかわいい!
その2パワー。久々に足まで大根のように太いキャラクター。寸胴、短足がかわいい。サッカーだからよく走り回って元気がいい。必殺技もパワフル!
その3は話し言葉。「〜だド!」というセリフはかなりいい感じ。「ド!」という語尾をつけることで強い信念、意思表示を感じるのでキャラクターに存在感が出ます。つか、これ考えたスタッフはかなりデブショタ専段位上級者だろ(笑)。
その4特徴。アゴにあるゴーグル(アゴーグル?)と、ケモノのような髪型で野性味アップ!ぶっとい手足が組み合わさってケモノのような外見です。いまは獣系が流行っているようなので、あざといスタッフが萌え的要素を意識したのか!? さらに額にキズがあるのは喧嘩っ早いことの証明か?
その5ユニフォーム。黄色のユニフォームって目立つし、ソックスも萌える! コスは萌えの重要な要素だと再認識させられますね。
以前、考察に書きましたが、デブは太っているだけで個性があり、存在感があるのですが、天城くんに関してはそれにプラスして色々な特徴を持たせているので、かなり華のあるデブキャラに仕上がっています。痩せればイケメンになりそうですが、絶対に許しません(笑)


←胸厚なのもイイ。おっぱい揉んだら目覚めるかもしれん(←ォィ)


ビバ!万里の長城

これまでの話で、天城くん最大の見せ場といえば第13話の必殺技シーンでしょう。敵の化身使いが迫り、雷門危うし!の場面で、ついにその場面はやってきました!



地面に拳を叩き込むと、なぜかニョキニョキと万里の長城が生える・・!!

「だドー!!」の追加セリフも萌える!
そして「ワーハハハハハッ!!!」の高笑い
無双状態の天城くんにシビれますた!!

今後はなんとしても化身使いになってもらいたいです(ゴールは三国先輩よりも天城くんが死守したほうが良くなりそうですけど)。いっそのこと、万里の長城なんか出さずに、天城くんが巨大化すればいいんじゃない!?。チョウジみたいな技になっちゃいますけど、イナズマイレブンならばアリでしょう!!(当然ですが、巨大化したら服が破けて全裸です!放送できないか・・)


ということで、天城くんレビュー(18話まで)でした。今後良いシーンが出てきたら追加していきます。額の十字傷は「昔に友達を助けたときに負傷した」とか、「因縁のライバルにヤラれた」とか、そんな伏線きぼんぬ! 早く過去話や主人公や信助との絡みも見たいド! というか、マジで天城くん1人でまるまる1話分、話を作ってほしいド!


使用している画像、台詞等は「イナズマイレブンGO」より引用しています。著作権はLEVEL5/FCイナズマイレブンGO、テレビ東京に帰属します。

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