イナズマイレブンGO(第28話〜第32話) (2011/11/28)


イナズマイレブンレビューのまとめ。28話以降です。

←ションボリ天城くん(笑)


第28話(2011/11/28追記)

「ビバ!万里の長城」以来、あまり目立たない天城くんでしたが、第28話から少しだけエピソードが入ったので追記します。

第28話で雷門の監督が、円堂監督から鬼道監督に代わります。円堂監督は「選手のいい所を引き出そう」としていましたが、鬼道監督は一転して、「選手の短所を鍛えなおす」という方針で雷門メンバーに練習を課すのでした。

鬼道監督はまず選手個々の身体能力を見極めるために、基礎体力に注目します。タイヤ引き、ハードル跳び、マラソン、バランス取りなど、ボールを一切使わない練習をし始めました。当然、雷門イレブンからは不満が噴出、全員がバテバテとなります。そして鬼道監督の目に止まったのは、ひと際体が大きく、チームで一番目立つ天城くんなのでした(笑)。(天城くんと信介が今回は可愛がられてました)。

鬼道監督は、タイヤ引きで余裕をかましていた天城くんに「天城、3倍に増やせ!」とタイヤの数を3つに増やし、さらにマラソンで体力をジリジリと奪って責めたてます。鬼道監督、なかなかドSです!! どうやら天城くんの弱点は「走ること」だったらしく、ハァハァと舌を出しながらバテていきます。ハァハァする天城くん、なんか萌えます!(笑)


←疲れ果てて完全に無防備な天城くん。襲いたいです←ォィ


天城くんは「ハァハァ・・アアアッ・・」と昇天寸前。過呼吸で死ぬんじゃないかと思うほどの息遣いをしていましたので、相当にこたえたんでしょう。「なんか、納得いかないド・・!」と怒りの形相を見せて反抗心をあらわにするのでした(画像の天城くんの反抗的な表情も見逃せません!)


過酷な練習が2日続き、天城くんは控え室で「もうガマンできないド!」とカバンを投げつけます。さらに「なぁ、影山? お前もこんな練習嫌だド?」となぜか新入部員の影山を引きずり込んで、信介と3人でボイコットをしてしまいます。

でも、天城くんって男気がある設定のはずなので、なぜ影山を巻き込むのか謎です。一匹狼で1人でボイコットするならば分からなくもないですが、影山も一緒に巻き込むというのは「1人じゃ心細い」という心の表れですし・・。それにゼロヨンのメガネ君や、緑髪のヘタレは文句を言っていないのに、一番男らしい(と思われる)天城くんが真っ先に練習から逃げ出すというのも、ちょっと納得できませんね。

鬼道監督の練習メニューに疑問を持つのは仕方ないとしても、たった2日で逃げ出すのは打たれ弱すぎだろ(サッカーが好きならば、もうちょっと頑張って様子を見るか、鬼道監督を殴りつけるとか(天城くんの体格なら勝てるw)、ボイコットよりもマシな、男らしい(?)抵抗の仕方が他にもありそうです。逃げ出すのは天城くんっぽくないんですよね)。

(ちなみに筆者はデジモンフロンティアで、純平が友樹を連れて一番最初にデジタルワールドを逃げ出そうとしたシーンを思い出しました)


3人で近くのラーメン屋へ。

天城 「ラーメン3つ。あーイライラするド!」
天城 「こうなったら転校するしかないド!」←えええ?
天城 「なぁ、影山?」
ラーメン屋 「いやなら戦えばいい」
天城 「戦うだド? そうだフィフスセクターから本当のサッカーを取り戻すんだド」
天城 「ここで逃げたら前に戻っちまうド」
天城 「ようし、戦ってやるド!!」


←「戦ってやるド!」の天城くん、かわいい。


それにしても、いきなり転校しようと言い出す天城くんって・・(笑)。転校したら、あのヘタレの南沢と同じなっちゃうのに。南沢に「本当のサッカーを教えてやるド!」といっていた同一人物とは思えん。この話のシナリオライターは、天城くんの設定を間違えているとしか(笑)。

ラーメン屋のオヤジに「戦え」と言われ、ふと我に帰る天城くん。不満ばかりを言って逃げるのではなく、サッカー(練習)と向き合い、そして戦えばいいんだということに気がつきます。鬼道監督の練習と戦うということは、自分自身と戦うことです。練習をやり遂げて鬼道監督を見返してやろうとファイトをみなぎらせるのでした。意外と単純で驚きましたが、やっぱりデブキャラは単純で猪突猛進型じゃないと(笑)。単純なところは大好きです。

天城 「戦うド、戦うド、戦うドぉ!!」
天城 「練習最後までやり切って、鬼道監督を見返してやるド!」

影山と一緒に戻ってきた天城くん。どうせなら信介ともっと絡んで欲しいところですが、なぜかスタッフの中では天城×影山なんでしょうかね?


「走るの苦手だド」と言いながら、練習を最後までやり遂げました。ようやく少しだけ天城くんの男気が見えたような感じがします(サッカーで走るのが苦手なのは致命的な感じもしますが、それはそれってことで・・)

鬼道監督の練習と戦った天城くんはついに自分自身に勝ち、鬼道監督を睨みながら「きっと悔しさで声も出ないんだド!」と声を張り上げます。改心したのかと思ったら、まだ鬼道監督のことはムカついていたんだな(笑)


しかし鬼道監督の練習は個々の限界の力を出させるようにプログラムされた綿密なものでした。つまり、天城くんの体力を考えてタイヤを3つに増やしたり、持久走を課したりして、天城くんを育てようということだったのです(しかしドSなことには変わりありません)。ちなみに天城くんは前の話で「ビバ!」の必殺技をあっさりと化身使いに破られ、新しい技を出させるための前フリなのかと思うと期待できます。

また第28話ではコロコロと天城くんの表情が変わってよかったです! いままでムスッとした感じの表情しかなかったので、スネたり、怒ったり、笑ったりする天城くんがかわいかったです。


第29話(2011/11/28追記)

29話では天城くんは影山にさらに絡み、先輩としてアドバイスを送ります。

天城 「影山!もっと相手の動きを考えるド!」
天城 「相手だってボッと突っ立って、ボール取られるの待ってるわけじゃないド」
そのアドバイスをいとも簡単に実践してみせる影山。影山ってサッカーを始めたばかりなのに、あまりに飲み込みが早いというか、これって天才ですよね。天城くんもまさか出来るとは思っていなかったようで、ビックリしてました。やはり天城×影山という組み合わせで行くんでしょうか?


一方、ディフェンダーのメンバー争いは激化しており、霧野、車田、天城、ゼロヨン、狩屋、信介の中で4つの枠を争うことになりました。ディフェンダーって地味なんですが、雷門では意外と重要なポジションなんですよね(なんといっても、唯一のキーパーである三国先輩が化身シュートを全く取れないので(笑)、必殺技を持つディフェンダーが重宝されるようです)。

ゼロヨンは補欠確定として、霧野はディフェンダーの要、信介は物語上の重要人物なので外せない。となると車田、天城、狩屋の3人で2つの枠を争うことになります。車田は自分が前回ベンチに回ったことを気にしており、なんとしてもレギュラーになろうと練習にも熱が入ってました。一方の天城くんは、まさか自分がレギュラーを外されることなど考えたこともないんでしょう、一人マイペースで練習をしておりました(笑)

そして先発メンバーの発表。

監督 「ディフェンダー、西園、狩屋、車田、霧野」
天城 「はずされた・・はずされたド・・」

天城くんにとってはまさかの展開だったのでしょう。あまりのショックで拳を握り締めてワナワナし始めます。やはり第28話で持久力がないことが証明され、さらに監督に反抗的な態度を取ったのがまずかったのか!? 

天城 「なんで俺が外されるド・・」
天城 「俺だって鬼道監督のメニューは頑張ってやってたド・・」
天城 「なのに、なんで俺だけ・・」


いや、外されたのは天城くんだけじゃないから! ゼロヨンなんてずっとベンチだし!!(笑)


←ベンチで泣きそうな天城くん、超絶かわいい(笑)


天城くんの初期設定が絶対に破綻しているとしか思えん。だって天城くんに男気があるんだから、堂々としていればいいのに、泣きそうになるなんて・・。もう天城くんの設定は「チーム一の巨漢ですぐに頭に血がのぼる。外見とは裏腹に意外とナイーブなところがある。後輩の面倒見はいい」とか、そんなに変えたほうがよいような感じです。

これから「男気のあるキャラに成長していく」んだったらいいんですけどね。

信介と天馬がスカイラブハリケーンの真似をしていたから、それを次藤みたいな感じで、天城くんがやればいいのにな。そうすれば信介とのラブラブフラグも立つし(笑) ということで、次週以降に天城くんの運命は持ち越しのようです。

またもや監督と戦うことになるのか、はたまた転校するなんて言い出さなきゃいいんですが・・。みているこっちがハラハラします。


第30話(2011/12/17追記)

ウォーターフォールスタジアムのトリックになかなか突破口を見出せない雷門。しかもディフェンスは車田、信介、狩屋とあっさりとぬかれ、ベンチの天城くんは相当にイライラ状態です。

鬼道監督に分かるようにワザとベンチをドスン!
天城 「俺なら止めてたド!!」

ベンチが崩れそう、隣のゼロヨンもおびえてます。なぜか天城くんの態度が急変、いつからこんなに態度悪くなったんだ!?っていうほどドキュンと化してきました。なんか悪役になりつつあり、悲しいです。男気があるならもうちょっとドッシリと構えて欲しいなぁ。それに、悪いけど天城くんでも止められないから(笑)

さて、後半になって鬼道監督が「ポジションを変えていく」と発言します。天城くんは自分もついに出番があるかと期待しますが・・・。剣城と錦のポジションを替えただけ(笑)。これにはさすがの天城くんもブチ切れ寸前。

←天城 「なんで俺をだしてくれないド!!」


完全に監督不信に陥りましたね。もう決定的です。前回の鬼道監督のシゴキで溝ができましたが、まだそれを引きずっている感じ。というか、なぜか鬼道監督が天城くんには厳しい。いや、円堂監督がデブ専なだけだったのか!?

話数的に天城くんに割けるのか難しいところですが、ここまで溝が深まったわけですから、きちんと伏線は回収して欲しいですね。期待です。


第31話(2011/12/17追記)

天城くんは相変わらずずっとベンチのままで、イライラし続けます。そして、ディフェンダーが抜かれるたびに声を荒げるのでした。

天城「あんなんじゃ抜かれちまうド!」
天城「やっぱり俺がいないとダメだド!」
隣のゼロヨンも困っている様子ですね・・。


実際、試合の中にいるのと外にいるのでは状況が違います。以前、霧野がメンバーから外されたとき、彼はベンチから相手の動きを観察して攻略法を見つけました。いまの天城くんも似たような状況で、外から見ていると色々と分かることもあるんでしょう。しかし、イライラしすぎですね・・。

天城くんの男気よりも、短気な面を出している演出。うーん、なにか裏があるのか、ないのか?

いままでベンチにいて目立った選手はあまりいません。なぜか天城くんはチョコチョコと画面に登場しては、文句を垂れています。ベンチにいる控え選手ってほとんど自分の意見がないけど(ゼロヨンとか補欠2人組みとか)、天城くんは今後につながりそうな伏線が張られている感じなんですよね。それがいい方向か悪い方向かは分からないんですけど。

試合は辛くも雷門が勝利しましたが、次の日の練習では天城くんは永久補欠組み2人とグラウンドの端っこで寂しく練習をするという悲惨さ。別に完全な補欠になったわけではないし、練習はいつも通り声を出して、真ん中でプレーしてアピールするとかすればいいのに(笑)

大きな体が小さく見える(笑)


哀愁が漂いすぎです。もう天城くんは完全にふて腐れてしまったのか、ドキュンな発言を連発します(笑)。

天城 「なにやっても試合に出られないド」
補欠1 「途中から入ったヤツにいきなり化身を出されたら、俺たち出る幕ないですよね」
天城 「才能がすべてなんだド!」

たしかにイナズマイレブンの世界は才能(素質)が大きいです。天馬は努力はしているようだけど、化身だせるのはどうのなのかな?って感じですし、他のチームの化身使いも、本当に努力で化身を出しているんでしょうか? ラフプレーをしている連中が化身を出しているのを見ると、とても努力で化身が出せるようになったとは思えません。絶対に生まれ持つ"才能"か"センス"な感じがします。

天城くんは補欠になる前は率先してグラウンドで元気に声を出していたし、確実にチームの中心の1人だったと思うんですよね。少なくとも神童よりは明るいし、熱血漢であることは間違いないです。それが補欠になったときに、沈んでしまって泥沼にはまりつつあります。

ある意味、こういう天城くんが見れて良かったかも。

だって、今回の補欠騒動がなかったら、ただのディフェンダーで終わりそうだし、なんだかんだで、毎回ベンチで文句をたれて目立っているし、泣きそうになったと思えば、怒ったり、沈んだり、天城くんの意外な一面をたくさん見れていいなぁ・・と。しかも大先輩の染岡さんすら、無視ですよ。

←ここまでスネるとは当初から想像つかなかった(笑)


ということで、果たして天城くんは監督不信を払拭することができるのか? 果たして天城くんの何が、ここまで事態をこじらせているのか? 楽しみです。


使用している画像、台詞等は「イナズマイレブンGO」より引用しています。著作権はLEVEL5/FCイナズマイレブンGO、テレビ東京に帰属します。

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