メタルファイト ベイブレード(第9話) (2009/06/01)


今週は元旦那のキョウヤが現れて、二股をかけていたベンケイが大ピンチに!

←ケンタにだけ見せる抜群の笑顔に、キョウヤが大激怒。


Aパート

先週、崖をロッククライミングしたり、狼に向かってベイで勝負していた盾神キョウヤが戻ってきました。意味不明な特訓の末、心の牙とやらを手に入れ、体力が2.8倍、ベイの伝達力は150%アップしたらしいですが、それ以上に精神破壊が起きているとは思いませんでした(原因はベンケイの浮気)。

キョウヤがフェイスハンターズのアジトに戻ると、そこに渡蟹わたりがにがチームを乗っ取ろうと待ち構えていました。しかし、キョウヤはそんなことには目もくれず、真っ先に探したのはベンケイでした。もう目が左右にチラチラと動きまくり、ベンケイの巨体を探しているではないですか。やはりキョウヤはデブ専で、ベンケイと相思相愛だったのか!


渡蟹に「ベンケイは安い友情物語で、銀河に寝返ったダニ」と言われ、キョウヤは動揺を隠しつつ「そうなのか」と冷静に返します。しかし内心は嫉妬で燃え盛っていたに違いありません。その証拠にキョウヤの怒りが早くも爆発。勝負してきた渡蟹を「ザコが!!」の一言で一蹴(ここまではカッコイイ演出)。倉庫内に竜巻が発生し、人が巻き込まれて飛ぶわ、木箱は舞うわ、倉庫自体が爆発するわ、フラれた男のやることはまったく持って恐ろしいばかりです(しかし、体力が2.8倍になっただけでこんなにパワーが変わるんでしょうか? いや、嫉妬の力ですかね)。そしてヤケクソになったのか「フェイスハンターズ解散!」。ベンケイがいないフェイスハンターズなど、もはやゴミ以下。何の未練もなかったようです。

一方、キョウヤが帰ってきたことを知ったベンケイは、一人で物思いにふける。

ベンケイ 「キョウヤさん(旦那)が帰ってきた・・」
ベンケイ 「だが俺はキョウヤさんの留守を守れなかった」
ベンケイ 「今更会わせる顔ない。どうしたらいいんジャイ」



←それにしてもベンケイのお腹は豊満ですね。ケンタが抱きつきたくなるわけだ。


なぜか巨体のベンケイが小さなベンチに寝転がってます。そして、ブルを見ながらあれこれ悩んでいる姿は、まるでヒロインのようです
ベンケイは、"どこまでもついて行く"と誓ったキョウヤ(旦那)に会いたいという気持ちで一杯なのでしょう。しかしいまのベンケイは銀河とのバトルで彼(のベイ魂)に惚れてしまい、さらにケンタという(禁断の)幼児にまで手を出して、師弟を超える関係になっていました(←ォィ)。この状況を元旦那のキョウヤに一体どう説明すればいいのか。さらにキョウヤとの出会いの場だったフェイスハンターズが無くなってしまい、ベンケイも少なからず動揺しているようです(いま分かりました。フェイスハンターズという組織は、キョウヤとベンケイが愛をはぐくんでいた巣だったのです)。

街を「ブルゥ」と不機嫌そうに歩くベンケイに、ケンタは一体どうしたのかと詰め寄る。「なんでもない」というベンケイに対し、ケンタは「僕が勝ったら全部話してよね」と突然ベイを取り出します。この世界は理屈なしにベイで勝負なんですね。前も書きましたけど、ベンケイなら相手を素手で一発殴れば最強な気がするんですが、なんの縛り(笑)があるのか、この世界は素手はルール違反のようです。ある意味、全世界をベイバトルのルールにしてしまえば、それはそれで裁判やゴタゴタもなく、解決が早いような気もしてきました。


さて場所を移してベンケイとケンタは戦うのですが、バトルに集中できていないベンケイはケンタに秒殺されます(筆者苦笑)。「いまのベンケイになら、誰にでも勝てるよ」と幼児にまでコケにされてしまうのは情けない気もしますが、ベイは雑念があると勝利できない仕組みらしいのでこれは仕方ないでしょう(「ベイの力は心の力」。主人公の言うことは伊達ではありませんね・・)。

ベンケイはキョウヤが帰ってきたことをケンタに話します。「うれしくないの?」と問うケンタに対し、「うれしいに決まっとるジャロ(だって元旦那だし)」と切り返すベンケイ。しかしフェイスハンターズを勝手に脱退し、さらに主人公チームに加わって幼児とイチャイチャしてしまったベンケイは、一体どの面を下げてキョウヤに会いに行けばいいのか悩んでいたのです。しかし「会いに行けばいいじゃん!」とあっけらかんに話すケンタの笑顔に、ベンケイはフッと笑顔を見せます。

←「そうだ、二股かけてもいいじゃん!」の図


そう悟ったベンケイは(ォィ)、その後は見ているこっちが恥ずかしいくらい、ケンタと抱擁を交わしつつ、頬っぺたをスリスリして、もはやラブラブの状態になっておりました。これから元旦那のキョウヤに会いに行くが、ケンタのことも考えているという、ベンケイなりのアピールなんでしょうか? 恋する乙女、ベンケイの表情に、筆者は開いた口がしばらく塞がらない状態でした(この2人は回を重ねるたびにラブラブ度が増していってます)。


──その1分後。


ベンケイ 「ブルルルッ!」
ベンケイ 「キョウヤさん、いま会いにいくぞぉ(はぁと)」


アンタ、本命はどっちなのよ!? 街中を猛ダッシュするベンケイは、さらにボルテージがアップしてしまったようです!(やはり元旦那に会いに行くのは相当にうれしいんですね。さっきまで幼児と戯れていたはずだったのですが、恋に関しては優柔不断な男のようです・・)


Bパート

さて、ベンケイが愛の巣(笑)に戻ってみると、そこにキョウヤの姿はなし。「やっぱりここにはもうおらんか・・」と後を去ろうとするが、やはり愛の巣にいたのです、元旦那が!!(筆者苦笑)。


長年、あんなことやこんなことを確かめ合った場所に、キョウヤもベンケイも自然と戻ったのです(笑)。「すみません、キョウヤさんの留守を守れずに。覚悟はできています」と、二股をかけてしまったことを許してくれと懇願するベンケイ。さらに「フェイスハンターズをどうして解散したのですか!?」と詰め寄るが、キョウヤは嵐の前の静けさのように、ジッと目を閉じるだけでした。そりゃ、キョウヤにとってはフェイスハンターズはベンケイとやりたいだけの組織だったんだから、ベンケイがいなくなったら解散だわな(←だからォィ)。


キョウヤはレオーネを取り出し、ベンケイに向かって話しかけます。


キョウヤ 「ベイを構えろ」
ベンケイ 「キョウヤさん!」(←よかった。怒ってない!)
ベンケイ (いつだってそうじゃった。キョウヤさんとはいつもコイツで話をしてきた)


何気ない独白ですが、キョウヤとベンケイの間には言葉など必要なかったのです。いつもと変わらぬ夜の特訓(?)を始めようとするキョウヤに対し、ベンケイはホッと安心したのか思わず笑顔がこぼれます。二股かけても大丈夫なんだ! そして・・。「3,2,1、ゴーッ、シューットッ!」と、キョウヤとのスキンシップに早くもボルテージがあがる。「厳しい当たりじゃ」「いつもこうして分かり合ってきた」「キョウヤさんの攻撃はいつも厳しい」と序盤から興奮するベンケイでしたが、よもやキョウヤの嫉妬に燃えた復讐劇がここから始まるとは予想しなかったのでしょう

突然キョウヤのレオーネがブルに遅いかかます。「この危機迫る攻撃は!?」と背筋を凍らせるベンケイは、ようやくキョウヤの異変に気がついたのです。


ベンケイ 「このレオーネはまるで野に放たれた野獣・・」
ベンケイ 「いや、血に飢えたライオンそのものジャイ」

ライオンと牛の絵で、男の嫉妬心を表現するスタッフはすごいな→
(なんか獣姦っぽくてエロい)


動揺するベンケイにキョウヤがたたみかけます。「アハハッ・・」「この世の地獄をのぞいてきた」「生きるか死ぬか、ヤルかヤラれるか。キョウヤのボルテージもだんだんとアップし、レオーネがブルに牙を剥き始めます。そして、ついに恋の裏切り者のベンケイに、キョウヤの本音が爆発!


キョウヤ 「救いなど1ミリ足りとも与えない」
キョウヤ 「完膚なきまでにお前を叩き潰し」
キョウヤ 「2度とベイを手にできないほどの衝撃を」
キョウヤ 「(お前の)心と体に刻み付けてやる!」

(キョウヤは完全にヤル側のほうみたいです)
(ベンケイはウケ側のほうみたいです)


キョウヤさん、こえぇぇ!!(思わず「さん」つけちゃったよ・・)。ベンケイが二股をかけていたことに大激怒し、制裁を加えると宣言しました。やはり自分のいない間に、銀河の元に走り、幼児とイチャついたのが相当に癇に障ったのでしょう。自分のものにならぬならば、ベンケイが二度と立ち上がれぬように心と体に傷をつけるとまで言い出したのです。なんてドSなんでしょうか、この人は(笑)。ベンケイはたまらず「もうやめてくれ!」と許しを請いますが、もはやノックアウト寸前。「砕け散れ!」のドSな発言とともに、ベンケイを一気に昇天させようとしますが、そこに正義の味方が!


ケンタ 「こんなのダメだよ。ベイは潰しあいなんかじゃない!」
キョウヤ 「貴様も一緒につぶしてやる! (幼児が!)」


これまたケンタは随分と格好良く登場しました(主役よりも主役らしいです)。グッドタイミングと言いたいところですが、これはちょっとマズいタイミングなのでは・・! なにせキョウヤの目の前に、ベンケイがイチャイチャした張本人である、恋敵のケンタが現れたのですから。案の定、キョウヤの怒りの火に油を注ぐ結果となり、もはや怒りマックス状態。


キョウヤ 「獅子、くーでらんぶ!!」(←なんて言ってるのか分からない)

キョウヤは怒りすぎてロレツが回らないのか、オンドゥル語並みの滑舌の悪さで必殺技の勝負にでます! ベンケイも負け時と必殺転技のブルアッパーで反撃を試みますが、「無駄無駄ァ〜!」(ってディオかよ!)と一喝され、とても暴走は止められそうもありません。倉庫内ではドラム缶が倒れ、ベニヤ板を吹き飛んで非常に危険な状態に。このままではケンタの命も危ないと見たベンケイは、最後の説得にかかります。



ベンケイ 「もうやめてくれ!」
キョウヤ 「勝負はヤルかヤラレるかだ!」
←ついにこんな顔になっちゃいました。


この顔は放送禁止スレスレだろ! 元旦那には女房の会話も通じず。狂ったキョウヤは、ベンケイを奪った憎っくきケンタ(新旦那)をぶっ殺しにかかります(笑)。直撃したら死亡確定の通気口(鉄製)をケンタの脳天に突き落としますが、なんとベンケイが体を張って愛の防御

←ドサクサに紛れてなんてエロい体位を!



目の前で愛を育むケンタとベンケイのエロエロ体位を、まざまざと見せ付けられてしまったキョウヤは、ついに神経までブチ切れ!! もう笑っているんだか、泣いているんだか、見ている側も思わず同情したくなるほどの哀れさでした。



「キョウヤさん・・どうしてこんな・・」と必死に声を振り絞るベンケイ。そりゃアンタ、目の前で幼児とイチャイチャされたら、元旦那が怒るのは当たり前でしょうに(笑)。「地獄で一人生きる術を見つけて俺には仲間など必要ない!」と未練タラタラにベンケイとの決別を言葉にしたキョウヤは、ここでさらにドSな攻撃に!



「言ったはずだ。救いなど1ミリ足りとも与えない」とベンケイに冷たい視線を送り、恋敵のケンタのサジタリオを潰しにかかります。しかし、そうはさせじとベンケイは身を挺してサジタリオを守りますが、そこはに容赦のないストンピング攻撃。どこまでもケンタを守ろうとする健気で捨て身のベンケイに対し、キョウヤは完全に頭にキタのか「どうして俺に振り向かないんだ!」、「俺の靴を舐めなさーい!」と女王様バリにグイグイとベンケイを踏み潰します(キョウヤさん、ものすごいプレースタイルを持ちすぎです・・)。「うぎゃあああ〜」と悲鳴をあげたベンケイはついに昇天! もはや1ミリ足りとも動けなくなったベンケイの姿を見たキョウヤは、本日の夜の調教を満足するかのようにその場を後にするのでした。


一方、ベンケイとケンタがいたぶられているとき、主人公の銀河はというと・・。

←鼻の下を伸ばしながら女の子とバトル!(笑)


何のギャグだか分からないけど、主人公は次回負けていいだろ!(笑)  キョウヤの次のターゲットは、ベンケイをフェイスハンターズから脱退させるキッカケを作った爽やか主人公の銀河です。女房を奪われたキョウヤの弾けっぷりがどうなるか。ここまで茶番劇をやったのだから、主人公ごと潰してくれ(笑)。


使用している画像、台詞等は「メタルファイト ベイブレード」より引用しています。著作権はTakafumi Adachi、MFBBProject、テレビ東京に帰属します。

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