←注目のデブ子分。
「ブルードラゴン」は、X-BOX360で発売されている同名のゲームを、アニメ化したものです。キャラクターデザインは、俺の大好きな鳥山明氏。久しぶりに動く鳥山キャラが見られるということで、期待大です! 少し忙しかったので、タイマー録画してから放置しておいたのですが、メールで「デブキャラがでています!」と教えていただき、さっそくみてみました(メールありがとうございます!)。いや〜、でてましたよ、デブ少年。ヨッパー似の純朴な感じがすばらしい! 名前がないのが残念すぎるというか、おかしいだろ!と突っ込みを入れたくなりましたが。なかなかいい感じなので、一発ネタとして簡単にレビューしてみます。
Aパート
ブルードラゴンのストーリー(世界)を簡単に説明してみます。
ブルードラゴンの世界は、はるか昔に、光と影が戦っていた世界。影を封印した、光の7人の戦士は、光の戦士でありながら「影の能力」を持ち、世界を影の混沌から救ったというのだ。
そして現在、グランキングダムの王であるネネという人物が「影の能力」をなぜか手に入れ、世界征服を開始した。そこへもう1人、「影の能力」をもったゾラという謎の女性が、ネネに立ち向かうべく、光の戦士を集め始めた・・・というもの。
←ゾラとジーロ(ジーロも末裔の1人で主人公のライバルキャラ)。
ぶっちゃけ、ゾラという女が、7人の光の戦士の末裔を探し出し、ネネという悪いヤツを倒すという、ドラクエ的な王道話です。あまり深く世界設定を考えなければ、めちゃくちゃ分かりやすい冒険物ですね。
ベタな冒険物ではおもしろくないと感じたのか、スタッフにあざといのがいたのか、敵のネネがかなり怪しい感じ。
なぜか言葉遣いがオカマだし、よく見ると、紫色のピッコロ大魔王だったり・・。さらに、ショタ道を極めんとするのか、ネネは世界各地から自分好みの、可愛いショタっ子を拉致する命令を出します(もっともよく考えてみると、ゾラっていうアマも、7人の末裔を集めるといって、ショタ集めにいそしんでいるんですけどね・・)。
ネネは、ショタっ子をゲットするために、圧倒的な軍事力まで使い始めました。とんだショタコンダーですね・・。俺も圧倒的な軍事力が欲しいです!
ネネ 「闇の祝福を受けし子供は、すべて連れてきなさ〜い」(ショタ道全開!)
ネネ 「すべて(の子供)をネネのもとへ!」
そんなこんなで、世界中の可愛いショタっ子が危ないという状況設定が説明された後、舞台は主人公が住む「トト」の村へ。
主人公のシュウ(シュウって名前多いですね・・「レジェンズ」の主人公もシュウだったし)は、ナイトマスター(剣術を極めた騎士のこと)の見習いになって、強くなりたいらしい。
そのシュウの子分に、デブショタ子が降臨しました。久しぶりにみる、鳥山明デザインのデブっ子に目が釘付けです!
←期待のデブ少年登場。
このデブ少年は、かなりのポッチャリ系。オレンジを基調にした、まぶしいチョッキ(?)に、濃淡をきかせたズボンとシャツとなかなかのハイセンスで決めてくれます。ボサボサ頭を紫のバンダナで留めて、かなりいい感じです。全く話と関係ありませんが、いきなり脱げって感じです。ちなみにシュウが10歳なので、デブ少年も10歳とみました(ゲームではシュウは16歳らしいです。低年齢化バンザイですね・・)。
背中の棍棒のような武器は、鳥山明繋がりで「モコモコ」を連想させます。冒険心いっぱいのシュウの子分というだけあって、冒険ごっこを毎日やっているんでしょうかね・・。
しかし、デブ少年のほうが、シュウよりもパワーがあって強そうにみえるんですが、ここは名前もない脇役の悲しいところ。ナイトマスターを探しに飛び出したシュウに追いつけず、あっさりと転んでリタイア。
←このフェードアウトのしかたはひどい!
う〜ん、いくら主人公のシュウが快活な少年といっても、デブというだけ真っ先に画面から姿を消してしまうのは、俺にとって残酷すぎます。坂口博信は容赦ありません。トホホ・・。
そもそもシュウは、親分なんだから、子分が全員脱落するような難所を通るなよ!
(ちなみに、シュウが川をポンポンと渡っていくシーンがあり、そこで脱落する子分もいるんですが、どうせ脱落するなら、デブ少年は川に落ちて、裸ででてくるというのが理想系なんですが←そんなわけない)
ナイトマスターを探すために、シュウは村で片っ端からよそ者をバットで殴っていく(よく分からない無鉄砲ぶりですね・・・)。てか、殴って死んだらどうするのかと突っ込みたくもなりますが、快活で元気という主人公なのでなんでもアリなんでしょう。
Bパート
その後、シュウがゾラに出会ったり、ナイトマスターのなんたるかを教えられたり、いろいろとイベントが発生。しかし、デブ少年の出番はほとんどなし。いや、正確には画面にはちょこちょこと登場していますが、ただ突っ立っているだけという悲しさ。しかし、唯一のセリフがありました。
←「兄貴ぃ、どっちにしても弟子入り断られたんだから、もう旅はできませんよ」
うおっ、初めてまともなセリフキタ━━━━━━━━━━━━ッ!! (゚∀゚) 。いままで「兄貴〜」とか「うぁ!」とか、3人子分が同時に喋ったり、まともなセリフがなかったので、これは重要なポイントです。ガラガラのガキ大将っぽい声かと思えば、まだ変声期を迎えていない可愛い声でした(ちなみにこのセリフのために、わざわざ声優を1人雇ったらしい。CVは誰だかわからないけど・・)。
どうやら、シュウはデブ少年にとって兄貴といえるほど、強い存在らしい(敬語を使うほどの)。どうして子分になったのか、きちんと30分かけて説明して欲しいところですね(正直、本編そっちのけでやってほしいです)。
さて、ネネの部隊であるグランキングダムの軍が、村に攻めてきます。文明が発達しているのか、していないのか、重力を無視したよく分からない飛行船や地上戦車(なんと、ノコギリで地面にもぐれます)。
さらに、則巻センベイのような中ボス登場(ちょっとホモっぽい)。
「いいか、子供は殺すな! それ以外のヤツは殺せ」とショタっぷりを披露する。
村を徹底的に破壊するグランキングダム。いくらショタ少年を拉致するとはいえ、そこまでやらなくてもいいだろ。
破壊されていく村を見て、驚きと怒りを隠せないシュウたち。シュウはバット殴り攻撃で、1人反撃を試みるが・・。
←「アニキ〜〜〜!!」(両腕を頭という屈辱的な拉致ポーズですね・・)
ついにというか、待ちに待った場面がやってきました。拉致です。拉致〜。
あのデブ少年が、ついにネネの軍隊に束縛されました。シュウのように反撃することもなく、いとも簡単に捕まってしまうデブ少年。もうちょっと抵抗してヤラレたり、縄で縛られたりして欲しい・・ってか、それくらいしろ(←ォィ)
グランキングダムの兵士が、単なるショタ専兵士の集団にしか見えません。
拉致されまくりの緊急事態に、ゾラが登場。則巻センベイが影のバケモノを出せば、ゾラは「キラーバット」というコウモリのバケモノを出します。突然始まったトンデモバトルに、村中の人はボーゼン。こんなモンスターが突然でてきたら、そりゃ普通はビビりますね・・・。
一方のシュウは、「俺に力さえあれば・・」「みんなを助けたい!」と自分の無力さに絶望しながらも、拉致された仲間を助けるために、死を覚悟して落石現場に特攻!
そのとき、シュウの心にブルードラゴンの影が共鳴。いかにもロールプレイングゲーム的な展開になってきました(いや、もとはX-BOX360のロールプレイングゲームだから、いいんですけど・・)。
このブルードラゴン、ぶっちゃけた話、ジョジョのスタンドみたいです。違うのは、人の影から実体化して、自分の意思をもって戦うことかな? 影なのに、実体化するのがおもしろいところですね。
ということで、ブルードラゴンに取り付かれてしまったシュウはどうなるのか?
デブ少年も勇気があれば、ブルードラゴンに選ばれた子供になっていた可能性があるかと思うと、残念でなりません!(末裔たる血筋がないとダメなのか?) 100歩譲って、デブ少年が主役になることはなくても、第2話以降で、最弱な影のモンスターでもいいから、なにかに取り付かれて、一緒に冒険して欲しい。
というか現状のまま、シュウとクルック(ポニーテールの女)と、その子分3人でパーティを組んで世界を救うという話でもいいような気がします(←ォィ)。
もうX-BOX360のゲーム内容は無視して、このメンツで最後までいっちゃえ!
(デブ少年はシュウのことを「アニキ」呼ばわりだし、ここは一発、シュウ×デブっ子で体格差萌えを実現してほしいところ。妄想するとかなりイケてます!w)
まぁ、鳥山キャラアニメだったら、こういうデブキャラを1人は冒険に入れて欲しいですね。ドラクエでヤンガスもがんばったことですし。
最後にデブ少年のCVですけど、木下紗華さんか、岩村琴美さんか、植竹香菜さんのどなたからしいです。全員、誰?って感じの声優なので、検討つきませんが・・・。しかし、「子分」はないよなぁ・・。せめて「子分1」とかさ・・。変わらないか・・。
ということで、ブルードラゴンの超簡単なデブショタキャラレビューでした。第2話で、このデブ少年が大活躍したら、またレビューしたいと思ってます。もし裸祭りがあったら、原案の坂口博信さんと、シナリオの大和屋暁さんに、なにか手土産をもっていきます!
それと、やはり鳥山明さんが描くキャラはやっぱりいいなぁ・・! 鳥山さんが描くデブショタキャラ(準主役級)を、生きている間にもう一度みたい。よろしくお願いします!
使用している画像、台詞等は「ブルードラゴン 第1話」から引用しています。著作権はテレビ東京、BLUEDRAGONプロジェクトに帰属します。