実は、俺は少年ジャンプでNARUTOを連載開始時からずっと読んでいた。NARUTO自体はそこそこファンではあったのだが、チョウジはあまり興味がもてなかった。
というのも、ちょっと怖い切れ目と、中途半端な太り具合が、あまり俺の萌え要素に入っていなかった。さらに活躍する場面がほとんどない。なにかにつけて食べている場面ばかり。とてもメインの話などあるとは思えないキャラクターだと思っていたのだ(途中でジャンプ買わなくなったし・・)。
しかしである。年末のアニメ(2004年12月の話)の第114話をみたときに、正直驚いた。このご時勢にデブキャラをメインにしてゴールデンの枠を2話も使い切るなんて・・。しかもそれが超感動する話。俺の中でチョウジ株は一気に上昇加熱!!チョウジええ !!最高。
ということで、改めてチョウジを考察してみることにする。
←ちなみに114話で見事に俺の脳に直撃を喰らわしてくれた"チビチョウジ"。
性格
チョウジの性格はちょっと複雑。
公式の本をみると、性格は「食いしん坊」で「のんびり屋」と書いてある。忍者なのに、いつものんびりとポテチを食べてばかりのチョウジ。この性格はどうみても忍者からは程遠い感じだ。死ぬかもしれない中忍選抜試験では、遠足のノリでお菓子をたくさん持ってきていたし、緊張感を微塵も感じさせない大物ぶりを発揮(いや、状況を把握していないだけなのかも・・)。かと思えば、ヤバイ相手に対しては、ビビッて逃げようとする臆病者に早代わり。シカマルにマフラーを掴まれて嫌々争いに巻き込まれてしまう。要するに、チョウジは超マイペースということになるのだろうか。
また、チョウジは忍者だが理由がないと絶対に好んで戦わない。しかし、その理由が単純というか、おバカさんというか・・・。その理由は「デブ」と言われて逆ギレ、はたまた食べ物で釣られて戦ったり。でも、この単純なところががチョウジのかわいいところかもしれない。
チョウジには、「デブ」というキーワードで発動する"ウチなるチョウジ"が存在する。チョウジに「デブ」という言葉はタブー。相当なコンプレックスがあるようで、相手に「デブ」と(最低2回)呼ばれると人が変わった様にキレる!。この切れ方のギャップが凄まじく、いつも「のんびり」としたチョウジは見る影もなくなる。いきなり口の悪い、好戦的な性格になる(どうみても2重人格ですね、これは)。
さらに幼少のころのチョウジは、虫も殺せない優しい少年だ。その性格は大きくなってもそのまま。周りは分かっていなくとも、チョウジの父親や、シカマルはチョウジのことを「とても優しい」と認めている。ところが、この性格も分裂しているのかわからんが、キバの愛犬である赤丸を見て一言とんでもないことを言う。「おいしそうだな・・」と。虫も殺せぬ優しいチョウジだが、食べられれば犬でも喰ってしまうらしい(もうメチャクチャですね・・)。優しいが、食に対する追求はそれを上回るということか。
ということで、基本路線は「のんびりで食いしん坊、それで優しい」のだが、その他モロモロな性格を分析してみると、かなり複雑な性格なチョウジ。多感な時期なのか、今ひとつ実態を掴みきれないというのが正直なところ(作者の岸本さんが、チョウジの性格を後付けした結果、こういう風になってしまったんだろうなぁ・・と夢をぶち壊す推測をしてみる)。
秋道一族
チョウジは木の葉でも伝統ある秋道一族の家系。秋道一族は公式本によると、「恵まれたポッチャリ体型と飽くなき食を伝う一族。常人の数倍する食料摂取に耐えるために胃腸も発達している」とある。「食を伝う」とか、「胃腸が発達」とか、よく考えてみるとほとんど忍者に関係ない物凄い設定だ。
秋道一族は全員デブのようだ。父親のチョウザが太っている。母親は登場していないので不明。でも太っていると推測(チョウジのお母さんの登場を切に望みます!)。チョウジは小さいときから、食を追求し、カロリーを常に摂取することを運命づけられた子供だったのだ(それにしても"食を伝う"という割には、ポテチ(主にガルB)と焼肉しか食べていないような気もするんですけどね・・もっといろいろと料理食べればいいのに←もしかして貧乏?)。チョウジの食の対する追及は、一族の教えどおりきちんと受け継がれている。焼肉をどんなにいっぱい食べようとも、きちんと味わう方法を知っているらしいし、この一族は、食に関しては木の葉でも右に出るものはいないようだ(ますます忍者と関係ないですね・・これ)。しかし、以前に食べすぎで入院したことがあったが、入院するほど食べるってどういうことなんだろう・・・。
秋道一族は伊達にカロリー摂取をしているわけではない。その恵まれた体躯、体型から、どの一族もけっして真似できないような秘伝の奥義を繰り出す(ある意味、どこの一族も真似したくないのかもしれないが)。
その最も典型が「倍化の術」。日ごろ摂取しているカロリーを消費して、体の一部、または全体を巨大化させるという秘伝である(物凄い消費の仕方な訳ですが・・)。「倍化の術」は父親のチョウザを使用したときは、ウルトラマンのように巨大化している。おそらくチャクラが膨大になれば、チョウジも本来は全身をもっと巨大化することが可能なのだろう。しかし、残念ながらチョウジのチョクラはまだまだ発展途上。倍化の術で胴体の部分しか巨大化できないようだ(実際に修行中に体全体が大きくなっている場面がある)。それにしても不思議なのは洋服。倍化の術で巨大化すると、服やマフラー、ピアスまで巨大化。願わくは、服は破れて素っ裸になってほしいところだ(←ぉぃ)。倍化の術をするたびに素っ裸・・・・・・(毎回テレビに釘付けですね・・)。
服装など
チョウジの格好は不思議。なぜかいつもしているマフラー。NARUTOの世界に季節があるのかよくわからないが、周りの人たちか半袖でも常にマフラー(というか、NARUTOの世界の人たちの服装があまりにバラバラ)。チョウジは寒がりということなんだろうか?焼肉を食べているときは暑くないのか? でも、このマフラーはシカマルにとってはなにかと便利で、チョウジを引っ張ったり、他にもいろいろと利用しているので、もしかするとシカマルがチョウジにプレゼントした犬の首輪みたいなものかもしれない(もちろんシカマルの愛入りです・・手編みの。チョウジもだから絶対にはずしません)。
また、包帯をぐるぐる巻きすぎだ。腕にしている連中は多いが、チョウジの場合は両足までやっている。やはり汗はほとんどかかないのだろうか。そもそも忍者って包帯を巻くものなのかなぁ(その割には、チョウジはドスのことを「ぐるぐる包帯カッパ巻き野郎」などと怒鳴っていたが、自分も包帯ぐるぐるなんだがなぁ)。
チョウジのトレードマークともいえるのが、一部でパンツに見えると噂されている額当て。ヘッドギアのように3方向から固定している。カッコイイとはお世辞にも言えないちょっと間抜けな付け方。このあたりの微妙なセンスがチョウジらしい。また、ほっぺたの渦巻き。バカボンのように見えるが、慣れてくると意外がこれが似合って見えるから不思議だ(最初はこの渦巻きに抵抗があったのだが・・)。この渦巻き、果たして大人になっても消えないだろうか?
続いて、「食」の字のシャツ。これは秋道一族の家紋(?)のようなものだろうか。サスケは団扇のマークの服を着ているし、ナルトは背中に渦巻きマークがある。秋道一族は「食」というのがマークなんだろう(親父さんはしていないように見えるから、もしかしてチョウジの独特のお気に入りの服なのでしょうかね?・・シカマルがまたもやプレゼントしたとか(手編みです・・面倒くせーとかいいながら作った))。
チョウジの格好で一点だけ気に食わないところがある。それはピアス。優しい性格なのに、耳に穴を開けてピアスをしているのだ。どうみてもチョウジには似合わない。ただ、シカマルといのもピアスをしている。きっと、シカマルがピアスにしたから、親友のチョウジも付き合いでピアスにしたと推測するのだが・・・・(怖がりのチョウジだから、耳に穴をあけるだけで逃げ出しそうなんですけどね・・シカマルが影真似の術で強引にやったとか)。そもそもシカマルがピアスなんかするのが信じられん。シカマルは面倒くさがって、ピアスなんかしそうもないのに・・。10班のチームを組んだときに、いのに強制されたのだろうか?
シカマルはチョウジを首輪(マフラー)でしっかりとコントロール。チョウジ犬はシカマルのなすがままです!
猪鹿蝶コンビ
チョウジが配属されたのは第10班。メンバーは奈良シカマルと山中いの。先生は猿飛アスマ。仕切っていたのは、リーダーシップがあった山中いのである。自分で「いのチーム、行くわよ!」などと言っていた(いま考えると「いのチーム」っていうネーミングがすごいです。天才シカマルを差し置いて・・(シカマルはめんどーだったのかな・・))。
実はこの3人、親も猪鹿蝶コンビとして活躍していたらしい。3人の父親は、奈良シカク、山中イノイチ、秋道チョウザ。偶然にも3人が同期で卒業となれば、上層部としても3人を組ませたくなるだろう。おそらく、第10班は成績に関係なく組まれた班だと推測される(シカマルの成績はほぼビリ、チョウジもビリから2番目くらいだろうし)。
第10班は、ナルトやサスケたちの第7班の次によく出てくる。「焼肉Q」という店が第10班のたまり場らしい。なにかイベントがあると、アスマは3人の生徒を誘って焼肉を食べながら談義。毎回、その光景がとても微笑ましいのだ。チョウジは食い気がすごいので、食べてばかり。シカマルはそんなチョウジをみて「面倒くせー」と頭で腕組み。いのも少し焼肉を食べているが、ダイエットのためにあまり食べられない。チョウジの食べっぷりに嫉妬して嫌味をいったりする。そんないのも、チョウジが食べすぎで入院したときはちゃんとお見舞いにいっているし、なんだかんだでこの班は仲が良い(そのときチョウジが物凄い喜んでいたので、もしかしたらチョウジはいのが好きという可能性もある)。シカマル→チョウジ→いの→サスケという四角関係なのか?今後の展開がどうなるのか注目だ。
ポッチャリ好きのシカマル
シカマルはIQ200を超える天才。小さいときからどこか大人びており、雲をみながら時を過ごすという子供にはしては、じじぃのような趣味の持ち主。そんなシカマルがチョウジに出会ったのは、幼少のころに、たまたま忍者ごっこをしているときだった。
忍者ごっこでチーム分けをしているときに、相手チームは、チョウジは鈍いから要らないという。チョウジは結局仲間はずれにされ、寂しく去っていく。そんなチョウジの後姿をじっと見つめるシカマル。チョウジは蜘蛛の巣に捕まった蝶を優しく助けてあげる。元々デブ専のシカマルは(←ぉぃ)、そんな優しくて純粋なチョウジをみて、すっかりお気に入りに。
そのあとなにげなく蝶を追いかけてチョウジの元へ急行するシカマル。いつも面倒くさがりなのに、このときばかりは率先して自己紹介し、「おまえとは気が合いそうだ」などといかにもなセリフを言って、チョウジのハートをガッチリとゲッツ。みんなからいじめられて友達がいなかったチョウジ。チョウジは喜んでシカマルにお菓子を一緒に食べようとポテチを差し出すのだ。したたかすぎるぞシカマル!
これ以後、シカマルはチョウジといつも一緒。「あのときから、俺たちはずっと一緒にやってきたんだ。これからも・・」とシカマルが自負するほど。チョウジにとっても、シカマルは自分を理解してくれる唯一の親友。たぶんシカマルのことは大好きのはず。あぁ相思相愛・・。
それにしても、NARUTOで親友という関係はあまりない。忍者の世界だから厳しいのか分からんが、シカマルとチョウジ以外にこういうガッチリと結ばれている友達がいないのがすごい。だからこそ、この2人が目立っていい感じなのかも。
実はシカマルのポッチャリ好きはアニメの107話で立証済み(そもそも女嫌い)。思わずチョウジの前で言ってしまったこんなセリフだ。
シカマル「男は女が思ってるほど痩せている女が好きなわけじゃねー」
シカマル「どっちかってーと、ポッチャリ系が好きってのが一番多いんだ」
シカマル「で、逆もまたしかりってな・・」
シカマルとチョウジは、アカデミーもおそらく同時入学。いたずらして3代目火影に怒られている場面もある。シカマルはチョウジにピアスさせたり、マフラーをプレゼントして飼い犬状態にしたりやりたい放題。下忍になってからも、同じ第10班に配属されていつも一緒。下忍になると、任務で生活はほとんど一緒にすることになるだろう。当然夜は野宿。夜は影真似の術の練習といいつつ、またまたチョウジをやりたい放題(妄想が膨らみますね・・)。きっと智のポーズで夜の計画を200手くらいあれこれ考えていたんでしょう(10班を組ませたのは実はシカマルが父親に頼み込んだんじゃないかと勘ぐりはじめました)。
どうしてキレるのか?
「デブ」といわれるとキレるチョウジだが、これはどうしてか考察してみよう。
チョウジは小さい頃から「デブ」と言われていじめられてきた。シカマルがいたからよかったものの、もしシカマルがいなかったら、友達もできずに寂しい少年時代を送っていただろう(ナルトと一緒)。ということで、1つの要因は幼少時代のトラウマによるものがあると推測される。
次に秋道一族はカロリー摂取のために、食を追及しなければならない運命。秋道一族は先祖代々恵まれた胃腸と体躯を持っている。おそらく父のチョウザからも、秋道一族の伝統、誇りを聞かされて育ってきたはずだ。チョウジにとって、「食べて太ること」は秋道一族としては誇るべきことなのだ。まして、チョウジ自身も食べることは大好きである。
しかし世間一般にみると「デブ」というのはどうもネガティブだ(俺の中ではポジティブなんでヨロシク)。成長するにしたがって、自分の運命や誇るべきものと、周りがチョウジを見る目に食い違いが生じているのだ。だから、チョウジは怒る。「デブ」というネガティブな一言で、秋道一族を侮辱することに対して怒っているのだ。
また、シカマルという相方がいるにも関わらず、チョウジはまだ女に未練があるらしく、そのことにも敏感のようだ。自分はデブでも女の子にモテルということを世間に認めてもらいたいというのもあるのかもしれない。
ちなみに「ボクはデブじゃない!ポッチャリ系だ!!」「ポッチャリ系バンザ〜イ!」と言っているので、デブだということは十分認識しているらしい。「デブ」と「ポッチャリ系」・・紙一重の差だと思うんだが、微妙な年頃なんでしょうか(結局、「あなたはポッチャリしてますね」と言われたら、それはそれでチョウジは怒るような気がします)。
八重歯
何気なくみていたら、チョウジに八重歯があることを発見。普段は全然目立たないけど、焼肉を食べるときは要チェックだ。なかなかにしてあざとい。(しかし、この写真のアングルは怖すぎますね・・)
落ちこぼれ
NARUTOの1つの見所として「落ちこぼれが天才に勝つ」というテーマがある。天才として登場しているキャラクターは、サスケ、ネジ、シカマル(天才が多いアニメですね・・)。落ちこぼれは、ナルト、ロック・リー、チョウジが分類されるのだろう。
ところが、ナルトやリーが本当に落ちこぼれなのかと考えてみると、そうでもない。ナルトは基本的に"落ちこぼれ"という設定なのだが、九尾が封印されているため、いざというときは反則的なチャクラを放出。九尾の力で上忍並みの実力に。ロック・リーの場合、才能がないと言われながら、裏門を開けて裏蓮華を繰り出せるようになった。カカシが「あれは努力でどうなるものじゃない!」と言っていた技だから、やっぱりリーも体術の天才だったのだろう。そうなると、同期の下忍で最後まで落ちこぼれで残ったのはチョウジということなる(ヒナタがいる?)。
チョウジだが、ほとんどスポットが当たらなかったためか、アカデミーの同期の中では、回を追うごとに「落ちこぼれ」色が強くなっていった。ナルトやキバにも「こんなやつが役に立つのか?」と侮辱されるし、親友のシカマルは中忍に合格。アスマからは「チョウジ、お前は食い気ばかりだからもっと修行しろ!」と怒られてしまう。さらに、いのには「デブだからみんなにもてない」とこれまた厳しいことを言われる。。
チョウジは落ち込んでいたが、これには理由があった。チョウジはアスマに言われなくても、影で一生懸命努力していたのだ。しかし、なかなか開花しない才能。どんなに努力しても秋道一族のさまざまな秘伝を思うように使えるようになれない。使えるのは、中途半端な倍化の術と、肉弾戦車。チョウジはどんどん自信をなくしてしまう。
何一ついい所がないチョウジ。出来の悪いチョウジ・・・。だから、対次郎坊戦では久しぶりにNARUTOらしい感動的な話ができたのではないかと思う。
最後の一口よりも大切なもの(次郎坊戦:現在の所、最大の見せ場)
キャラクターの生死。さまざまなアニメでその演出に拍手し、ときには苦言を呈する。このホームページで考察したキャラクターも生死に関しては特に力を入れて毎回レビューしている(個人的に一番感情移入する場面なのかな?)。
チョウジは死んではいないが、114話だけをみれば死んだと言ってもおかしくなかった。よって、チョウジは一度ここで死んだということで(←ぉぃぉぃ)、次郎坊戦を考えたい。
まずこの話だが、けっこう前から伏線が張られている。チョウジが料理の最後の一口に異常な執念を見せる場面、シカマルと比べられて落ち込む場面、役に立たないとナルトやキバに言われる場面。視聴者に徹底的に「チョウジ=食べること以外全然ダメ忍者」という擦り込みをしている。
「ポテチとて、最後の一口は何人たりとも渡さず!」チョウジの食に対する異常なこだわりにナルトも唖然(ここまでは、いつものチョウジ通りギャグテイストです)。
この話は、音隠れの里へ向かったサスケを奪還するために、中忍になったシカマルが急遽下忍を集めて追跡するというものだ。綱手の推薦でナルトがシカマル中隊に加わる。そして、その足でシカマルが真っ先に向かったのは、チョウジの家である。
実はこの奪還編で、シカマルにとってもっとも頼りになる相棒がチョウジであることがクリアになる。ナルトは「こういう場合、普通シノとかだろう!」と怒っていたが、コイツは何もわかっていない。ナルトにとってはチョウジは単なる食い気だけのデブ。シカマルとチョウジの関係など知りもしない。
さて、サスケたちに追いついたシカマルたちだが、その前に次郎坊が立ちふさがる。次郎坊の土遁結界で閉じ込められたシカマルたちだが、シカマルの行動をきちんと理解していたのはチョウジだけだった。シカマルとチョウジのコンビで見事にこの結界を打ち破る(ナルト達も少しは見直したようだ)。
次郎坊はシカマルのことを「影好きの陰気なヤツ」とか「無能な隊長」と言って罵りまくる(それにしても次郎坊の口の悪さはすごすぎます)。チョウジは親友をバカにされたことに怒り、次郎坊とサシで勝負することを決意するのだ。いままでチョウジは「デブ」と言われてキレて戦ったり、食べ物で釣られてようやく戦ったりとヘタレまくっていたが、この戦いで初めて親友のために戦いを自ら決意するという勇敢な所を見せてくれる。
チョウジはこの作戦に備えて、秋道一族秘伝の3色の丸薬を持ち出していた。食べると膨大なチャクラを得る代わりに、副作用で体が蝕まれてしまう。こんな危険な丸薬を持ち出したのは、自分の力に自信がなかったことや、シカマルが中忍になったこと、ナルト達、同期のアカデミー生がどんどん実力をつけているという焦りもあったのかもしれない。ちなみに一部でこの丸薬はドーピングだからチョウジは何も努力していないという輩がいるが、そんなことはない。チョウジは影で努力しているからこそ、丸薬を使ったときにいろいろと新技を出せたのだ(部分倍化の術や、超倍化の術は練習しても普通のチャクラでは成功率が低いものだったと推測される)。そもそも、ストーリーをきちんと追っていれば、そんなことはどうでもよいことだと思うが・・。
チョウジは緑のホウレン丸で次郎坊を圧倒しようとするが、逆に跳ね返されてしまう。体の痛みに耐えながら、黄色のカレー丸を使うチョウジ。部分倍化の術や超倍化の術で一気に勝負を決めにかかるが、それでも状態2の次郎坊には全く歯が立たない。丸薬の副作用と次郎坊の攻撃により、チョウジはボロボロ。さらに次郎坊はチョウジに強烈なお言葉。
次郎坊 「知ってるか。人間5人も集まると必ず1人はクズがいる」
次郎坊 「そういうやつは、いつもバカにされてよ・・いつも捨て駒扱いなのがお決まりだ。お前のことだよ!」
次郎坊 「おまえのようなカスはこんなところに来るべきじゃなかったんだよ!!」
次郎坊 「おまえを選んだバカな隊長を恨むんだな」
次郎坊 「死ね!仲間はずれの哀れなデブ!!」
チョウジはついに食べたら死んでしまう(これもすごい設定ですが・・)、赤色のトンガラシ丸にまで手を出してしまう。親友のシカマルを散々コケにした次郎坊に対して、チョウジは刺し違えも次郎坊を倒す決意をするのだ(もう任務の内容はどうでも良くなっているようです・・)。
トンガラシ丸を食べたときの演出は見事。チョウジの"チョウ"は"蝶"の意味である。原作ではそれほど演出されなかったが、アニメでは無数の蝶がバッと舞い、チョウジの背中に蝶の形をしたチャクラが纏わりついていく。これが、チョウジの潜在能力、最終形態(?)なのだろうか。
デブキャラに「蝶」の演出。ギャッブがありすぎるこの演出はすごい(ついでにチョウジはチャクラを使いすぎて痩せました)。
そして、次郎坊に対するカッコイイセリフ。
チョウジ 「一番許せないのは、ボクの親友をバカにしたことだ!!」
チョウジ 「それはどんな高級料理の最後の一口を横取りされることより、デブってバカにされることより許せない!」
(それにしてもチョウジは痩せてイケメンになりましたね・・カロリーの消費しすぎ?)
いかにもチョウジらしい表現。いままで食べ物ばかりに執着していたダメダメだったチョウジが、それ以上に大切なものとして、シカマルとの友情(愛情?)を明言するのだ。この場面、いかにも少年ジャンプの王道ともいえる友情パワー発動シーン。チョウジにとってシカマルとの友情は、どんな高級料理より大切なものであり、命をかけるほど重いものだったのだ。何度も使われている表現方法かもしれないが、やはり
命ともいえるすべてのチャクラを左手に集め、それを次郎坊に叩き込むチョウジ。そして、その場で倒れてしまう。俺は感動したのは実はこの後の場面・・・・・。
チョウジは次郎坊を倒したあと、なんとか立ち上がってみんなの後を追おうとする。どこからともなく飛んできた蝶がチョウジを導いていく(この場面はまじでいいですよ〜。原作超えてます)。
なんとかシカマルたちが残したメッセージが書いてある一本の木までたどり着くチョウジ。その木には、シカマルがチョウジがあとを追うことができるように書いた矢印と、ナルトとキバからのメッセージも書いてあった(原作にはナルトとキバのメッセージはない)。
その木をみて、チョウジは父親の言葉を思い出す。
父親 「チョウジ、誰よりもお前は優しい奴だ・・いつかお前のそういうところを見てくれる友達がきっと出来る」
父親 「そしたら、お前はその友達を名に割りも大切にして、信じあえる仲間になればいい・・・」
チョウジ 「『はやくこいってばよ』・・・ナルトだな・・」
チョウジ 「『みんな待ってるぜ』・・キバ・・」
チョウジ 「シカマル・・・・」
チョウジ 「父ちゃん・・ボクにも仲間がたくさんできたよ・・」
実はこの話をあとからマンガで確認したのだが、アニメの出来がかなり傑出している。マンガにはない細かい演出がとてもよかったのだ。特に蝶の演出がすばらしい。マンガでは最後のほうで蝶の演出があっただけだが、アニメでは回想シーンにまで使われていて、チョウジの優しさ=蝶のように描かれている。また力尽きた後も、蝶がチョウジの周りに集まってきて、腕に止まっているのだ。デブキャラでこんなに蝶と一体化したキャラがいままでいただろうか? まだ見ていない人は、是非一度見てみることをお勧めしたい。
ちなみにチョウジはこのあと生きているのだが、そのまま行方不明にして、シカマルが「俺のせいで・・」と落ち込む場面をみてみたかった。3年後にどこかの里の忍者となった記憶喪失のチョウジが、シカマルの前に現れたり(痩せているので最初は気がつかないが、頬っぺたのグルグルで分かる)・・などとベタなシチュエーションを一瞬妄想してみたり。
NARUTO 激闘忍者大戦3
ゲームキューブのNARUTO激闘忍者大戦3では新キャラクターとしてチョウジが追加された。必殺技として、肉弾戦車、肉弾重戦車が使える。声優さんの伊藤健太郎さんが実際にボイスを担当しているので、アニメそのままに楽しめる。この中で一番すごいのがイタチの月読。チョウジを十字架にハリツケにして、剣でブスブスと突き刺すというSMチックな攻撃をしてくるのだ。イタチはSM趣味ありすぎです。
おまけ:チョウジの戦跡
現時点(2005/01)で、NARUTOは116話も消化しているが、チョウジの活躍シーンというのはほとんどない。しかし、がんばってチョウジ登場シーンや術を掘り下げてみよう。
アカデミー時代
チョウジはシカマルとほぼ同時にアカデミーに入学したと思われる(気の弱いチョウジのことだから、シカマルが一緒じゃないと行かなかったでしょう)。公式ブックによると、アカデミーの成績はシカマルより上だった(もっともシカマルは試験中寝ていたりしていて、ナルトと並んでビリだったらしいですが・・)。しかし、これといって目立った成績も残していない。なぜか同期にはうちはサスケ、日向ヒナタ、油女シノといった名門一族が多いのも特徴。チョウジはアカデミー時代は早弁ばっかりしていたのかな・・・。
アカデミー時代に、授業態度で問題児とされていたナルト、シカマル、チョウジ、キバがサスケ奪還編でチームを組んでいるのはおもしろいところだ。
中忍選抜試験 第1次試験
ペーパーテストとなった第1次試験。サスケや我愛羅でさえカンニングする超難問の試験だったので、チョウジはとても自力で解けるとは思えない。おそらく、いのが忍法心転身の術でサクラの答案を全部丸暗記し、さらにいのがチョウジの体を乗っ取って、答案を書いたと思われる。「シカマルとチョウジにも答え写してあげないと」などとニコニコで話していたので、いのはチョウジの精神を乗っ取ることくらいなんとも思ってないのか。さらに「いののあの術だけには逆らえないからな・・」とチョウジが言っているので、何度もチョウジはいのに体を乗っ取られて、すでにあんなことやこんなことをされているのか・・・(←妄想しすぎ)。
中忍選抜試験 第2次試験
死の森で行われた2次試験。生死のかかった試験に、チョウジはほとんど遠足気分なのか、スナックをたくさんもってくる。「こんなもの持って来るんだったらクナイの1つでも持ってきなさい!」といのに怒られる始末。さらに5分も経たないうちに、座り込んでお菓子を食べ始めてしまう。シカマルといのも大変だ。偶然にピンチに陥ったサクラを発見し、助けるために音忍と戦うことになった3人。ここで初めてキレたチョウジが登場。またチョウジの肉弾戦車も初披露。肉弾戦車は倍化の術で胴体を巨大化し、回転する体術で相手を押しつぶす技。派手な技だが、相手に軌道を読まれやすいので当たらない。シカマルの影真似の術で直前まで動けなくしてから攻撃したほうがよさそうだ。
倍化の術
秋道一族秘伝の技。チャクラで体を大きくする技で、かなりカロリーを消費するらしい。チョウジがいつもカロリー摂取しているのはこの技のためか? ちなみに父親のチョウザが倍化の術を使うとウルトラマンのようにでかくなるので、チョウジの倍化の術は、肉弾戦車用の胴体のみの部分倍化の術のように見える。
肉弾戦車
倍化の術で巨大化した体を回転させて相手を押しつぶす体術。回転力は相当なもので、下忍レベルが素手でとめることは不可能。地の利さえあれば、相手は止めることもできないので攻撃のしようがないと思われる。ザクの空気圧も肉弾戦車には全く通じなかった。また肉弾戦車は空中に飛び跳ねることもできるので、意外と機動性もあるように思える(ゲームでは、飛び跳ね攻撃は、肉弾重戦車という名前がある)。ただし、回転が止まると目が回って身動きが取れなくなるというチョウジらしい間抜けな欠点もある。
中忍選抜試験 本戦予備戦
音忍のドス・キヌタとの戦い。チョウジは音で攻撃するドスに対し、倍化の術で膨らませた体の中に耳を入れて、音をシャットアウトする作戦に。そのまま肉弾戦車で相手を押しつぶす攻撃に出るが、地の利が悪すぎた。肉弾戦車は狭い敷地内では不利。あっという間に壁に激突して身動きがとれなくなり自爆。ドスの攻撃で体を伝わった衝撃波が耳に入り、失神KO負け。ほぼ秒殺&敵に手加減されるヘタレっぷりだった。チョウジらしいといえばチョウジらしい。たぶん、予備戦の中で最短試合。チョウジが岸本さんに愛されていないと思った瞬間。
肉弾針戦車
対次郎坊戦。体中にクナイをまとい、クナイをスパイク代わりにして破壊力をアップした肉弾戦車。別にホウレン丸を食べなくても、この技は普通に出すことができるように思えるが・・。
部分倍化の術
対次郎坊戦。腕や足を部分的に巨大化させる術。そもそもチョウジが普段使っている倍化の術は胴体の部分倍化のような気がする。この術を使うときに、いちいち「部分倍化の術、腕!」とか「部分倍化の術、足!」とか叫んでいるところがおもしろい。よくみるとゴムゴムの実のルフィーのように見えてくる。体のどの部分でも自由に大きさを変えることができるのだろうか?(「俺は自由にナニの大きさを変えることができる!」だったら男として尊敬します)
超倍化の術
対次郎坊戦。もはや忍術か分からない、体を巨大化させて相手を圧死させる技(?)。父親のチョウザが倍化の術を使ったときに、このような状態になっていたので、「超倍化」という言葉はチョウジが勝手につけた名前なのだろうか?チョウジのチャクラがもっと倍増し、倍化の術を完全にモノにすることができれば、この技が通常攻撃になるということか?恐ろしい。
蝶弾爆撃(レベル2)
トンガラシ丸を食べたときに発動した技。体中のカロリーを消費したのか、激ヤセになる。すべてのカロリーをチャクラに変えて、蝶のように美しい羽が背中に生えるとんでもない技。凝縮したチャクラが脊髄を抜け、その一部が肩甲骨との摩擦で可視化することでこのような色彩になるらしい。蝶の羽を広げたチョウジがヒラヒラと歩いてくる姿は圧巻。チョウジの切れた目と、パンツのようなヘッドギアを外したときに、このモードになると、サスケ級のイケメンになる(ちょっと言いすぎか?)。最初から同人女向けに狙って切れ長目を作っていたとしたら、岸本さん恐るべし。今後、このレベル2がメインになる可能性もある。普段はデブで、レベル2だけ激ヤセして強くなるというのもけっこうおもしろいかも(もうチョウジじゃありませんね・・これ・・)。
ということで、果たして3年後のチョウジはどうなっているのか?これからどんな活躍をみせてくれるのか?もし今後チョウジ活躍のシーンがあれば、再びレビューに追加していきたいと思います。
3年後のチョウジ(2007/11追記)
NARUTO疾風伝の第253話(2007/11放送分)に、ついに成長したチョウジが登場した。久しぶりにチョウジの勇姿(!?)を見れてうれしいの半分、大きくなってしまって寂しいのが半分というところ。この3年間は一体なにをしていたのか非常に興味深いところではあるのだが・・。
どうやらチョウジはすでに中忍に昇格しているようだ。シカマルが合格したときの中忍選抜試験は相当に難しかった記憶があるので、チョウジもかなり成長したということだろう。実際、253話登場時には、サイの超獣偽画を部分倍化の術(三色の丸薬はなし)で平然と破壊していたし、術にはかなり磨きがかかっているようだ。
容姿の変遷
3年後のチョウジの容姿はどう変わったのか? 上記画像は幼少の頃、13歳、16歳と並べてみたものだ。頬の渦巻きは相変わらず健在。どうやら一生取れない模様らしい(どんどん薄くなっている気もするが)。額当てをパンツのようにかぶっていた13歳の頃は、マヌケな感じがして可愛らしかったが、16歳となると父親のチョウザの風貌に似ている。髪は後ろに伸ばして(3年間、一度も髪を切らなかったと予想)、長髪になった。また、額当ては赤色に変更されている。父親のお古を譲り受けたのか、「食」の字がついた鎧衣装になっている。13歳の「食」の字のTシャツとマフラーも好きだったんだがな。より、秋道一族の嫡男として風格を増したということだろうか。
幼少の頃は友達にいじめられて、オドオドして人見知りする感じがあった。13歳の頃はオドオド感は無くなったが、すぐにブチ切れる悪い癖と、食べてばかりでのん気で逃げ腰のヘタレっぷりが目立っていた。16歳になると精神的にどっしりと構えている感じがして、誰に対しても寛容で優しいという感じがするようになった。シカマルやネジ、ナルトに比べてチョウジは成長具合が顕著に分かるというか、普通の子供からいいお兄ちゃんに成長したという感じがする(忍者としてこれが良いのかは微妙だが)。今後の活躍に期待したい。
あまり変わってない?(2008/04/18追記)
第247話で再びチョウジが登場。新たにカカシ班の一員となったサイとの交流を図るため、焼肉屋Qで焼肉パーティをするのだ。焼肉が食べたくてヨダレを垂らしまくるチョウジは、3年前の可愛い様相のまま。ホッとすると同時に、16歳初登場時のドッシリとした構えがなくなってるような・・? さらにサイに「デ(ブ)」と言われてキレる寸前に。次郎坊に何回も「デブ」と言われて免疫がついたと思われたが、やはりまだ怒るのか! 親父になってもずっと怒り続けるのだろうか?
チョウジの実家と家族(2008/11追記)
アニメの第302話でチョウジの実家と両親が登場。サスケ奪還編でチョウジの家は玄関だけがチラッと見えていたが、家の全体像が見えたのは今回が初めてと思われる。2階建のかなり立派な一戸建てで、さすがは秋道一族の本家ということだろうか(こんなに立派な家だとは思わなかった(苦笑)。しかも山まで所有しているし)。家紋として軒に「食」のマークがあることから、秋道一族は全員「食」の字の着物など、なんらかの家紋入りの服を着ていることが確定的だ(父親、母親も着ている)。
チョウジママ
チョウジの母親は予想通りぽっちゃりママ。アイシャドウ(?)やチャイナ服(?)(しかも背中に「食」の字入り)と、あまりにド派手な格好なので、一瞬引いてしまったが(笑)、きっとおしゃれ好きなのだろう。母親の名前は残念ながたら不明である(エンディングロールには「チョウジの母」としか書かれていない)。シカマルのことを心配して抱きついていたので、奈良一族とは親交が深そうだ。また、子供の面倒見はかなり良さそうで、チョウジを我が子として溺愛しているような雰囲気が感じ取れる。
チョウジパパ
父親のチョウザは、ヘビィメタル風の赤いロン毛に、清潔感のある白いバンダナの身装。頬にはチョウジの渦巻きと同様に、渋い親父にお似合いの紫色の模様があり、なかなかイカしている。秋道一族の男(当主?)は、遺伝で生まれたときから頬に模様が入っているのだろうか?
チョウザはヘビメタのような派手なロン毛でありながら、服は濃紺の地味目な着物を着ている。現実世界でこの格好を街中ですれば、激しく浮くのは必至。しかしアニメキャラになると不思議と落ち着いた雰囲気がある。現実でもオヤジに作務衣等はセンスが良い(と思う)ので、着こなせればデブで格好良さそう。もしかすると時代の先端を行く、デブのおしゃれファッションかもしれない。チョウジも耳にピアスをしたり、マフラーで何気ないコーディネートをしているので、秋道一族はデブというネガティブなイメージをファッションセンスでカバーするビジュアル重視な一族なのかも?(^^;(忍者がわざわざ目立つようなおしゃれをするのは甚だ疑問ですが・・) たしか以前にweb拍手で「チョウジはビジュアル系デブ」という意見をいただいたのだが、本当にそんな感じがする(シカマルの奈良一族が地味で対照的ですからねぇ・・)。
余談だが、この第302話ではチョウジが家の裏庭(チョウジの家は山まで所有しているらしい)で、シカマルと話をする場面があるのだが、普段着のチョウジは何気に地味だったり・・(世界名作劇場の貧乏な子供みたい)。しかし、おにぎりを頬張る姿がとても愛らしいし(いままでは、食べ物といえば「焼肉」と「ガルB」しかなかったので、おにぎりは新鮮)、なにかこのシーンは極楽太郎っぽい雰囲気があった。いつもの忍者装束を脱ぐと、チョウジは16歳にしては、かなり幼く感じるのがイイ。この話は全体的にジブリみたいな雰囲気が出ていて、他の話とは浮いていたがチョウジは純朴な感じでよかったと思う。
使用している画像、台詞等は「NARUTO 1st Stage」「NARUTO 2nd Stage」DVDより引用させていただきました。著作権は株式会社アニプレックス、岸本斉史、スコット/集英社、テレビ東京、スタジオぴえろに帰属します。